1人暮らしは洗濯機を利用すべきですか？ コインランドリーだといくらかかるのでしょうか？

1人暮らしをする際には、冷蔵庫や洗濯機など家電製品が必要です。手洗いやコインランドリーを利用するのであれば、部屋に洗濯機がなくても困らないでしょう。
 
ただし、コインランドリーは、その都度で費用がかかるため、利用回数によっては洗濯機を買うよりも高くつくかもしれません。本記事では、洗濯機とコインランドリーの費用相場、一人暮らしでの洗濯機を利用すべき人について紹介します。

洗濯機の価格相場

洗濯機の価格は、縦型やドラム式などの種類によって異なります。縦型洗濯機は安価な製品が多く、ドラム式洗濯機は高価な製品が多い傾向です。また、洗濯機は容量によっても価格が異なります。容量が大きい製品は、値段が高くなりやすい傾向です。
 
1人暮らしの場合は、洗濯物の量があまり多くないので、5～6kg程度の洗濯機でも十分でしょう。この容量の価格相場は、縦型洗濯機が2万5000～4万5000円くらい、ドラム式洗濯機が8～30万円くらいです。
 

コインランドリーの費用

コインランドリーの料金は、利用する洗濯機の機種や洗濯コースなどによって異なります。大手コインランドリーの1回あたりの利用料金は、7kg洗濯機で300円くらいが相場です。
 
仮に、1週間に2回のペースでコインランドリーを利用するとします。この場合の1ヶ月間（4週間で計算）の費用は、2400円です。1年間では、2万8800円の費用がかかります。
 
洗濯機を使用した洗濯物は、水分を吸って重たくなるため、持ち帰りが大変です。さらに、部屋に帰ってから洗濯物を干さなくてはなりません。コインランドリーの利用時に、乾燥機も使用すれば、そのような負担や手間が省けます。
 
乾燥機の料金相場は、8～10分につき100円くらいです。洗濯機のほかに乾燥機を30分間ほど使用する場合は、1回あたり300円の費用がかかります。週2回使用した場合、1ヶ月間の費用は、2400円です。
 

・コインランドリーは水道代がかからない

コインランドリーは、1回あたりの料金が300円と安いのがメリットです。自宅で洗濯機を使用する場合は、数万～数十万円の本体代のほかに、水道代もかかります。
 
縦型洗濯機（容量5kg）の標準使用水量を114L、水1Lあたりの単価を0.24円とすると、洗濯1回あたりの水道代は27.36円です。1週間に2回のペースで洗濯機を使用した場合は、1ヶ月間で約219円、1年間で約2627円の水道代がかかります。
 
コインランドリーの料金には水道代も含まれているため、別途負担する必要はありません。
 

1人暮らしでの洗濯機を利用したほうがよい人

洗濯機を利用すべきなのは、1人暮らしの期間が長くなる可能性がある人です。1年以上の長期となる場合は、コインランドリーよりも、洗濯機を購入した方が費用を抑えられます。
 
コインランドリーは利用回数が増えると費用が高くつきますので、洗濯の回数や量が多い人も洗濯機を購入したほうがよいでしょう。仕事やスポーツなどで毎日服が汚れる人は、自宅に洗濯機があった方が便利です。
 
反対に、1人暮らしの期間が1年未満で終わる予定の人、洗濯回数が少ない人などは、コインランドリーのほうがお得です。また、自宅で手洗いができる人も自宅に洗濯機がなくても困ることはないでしょう。
 

コインランドリーの費用は1人暮らしの期間や洗濯回数などによって異なる！

コインランドリーの料金相場は、1回あたり300円程度です。年間では2万8800円の費用がかかります。利用期間や回数が増えると費用がかさみやすくなるため、長期間の1人暮らしの場合は洗濯機を買う方が安く済むでしょう。
 
コインランドリーは、1人暮らしの期間が短い人、自宅で手洗いをする時間がある人に向いています。費用面だけでなく、ライフスタイルも考慮したうえで、自分に合った洗濯方法を選ぶとよいでしょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー