【2023年冬ボーナス】中小・零細企業の過半数が「ボーナスなし」!? 平均額は「47.9万円」という結果に
配信日: 2023.12.17 更新日: 2024.10.10
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
中小および零細企業の場合、過半数が冬のボーナスなし?
株式会社フリーウェイジャパンは、中小および零細企業の従業員と代表取締役、さらには個人事業主を対象とした「2023年度 冬のボーナス実態調査」を実施しました。
その結果によると、2023年冬のボーナスを支給済みである、もしくは支給予定があると回答した人の割合は、調査対象となっている代表取締役全体の42.0%でした。支給予定がないと回答した人は27.6%、そもそもボーナス制度がないと回答した人は24.1%となっています。
今回の調査に限ってみれば、中小および零細企業の場合、過半数が冬のボーナスを支給しないという結果となりました。
去年の冬のボーナス支給額と変わらないとの回答が最多
同様に、代表取締役に対する調査では、去年の冬のボーナスと比べて支給額が増加した、あるいは増加すると回答した人の割合は42.6%でした。反対に、去年と比べて減少した、あるいは減少すると回答した人は12.8%となっています。
変わらないと回答した人が最多で、割合は44.6%でした。冬のボーナスが減ってしまう人が少数派である点は、ボーナスを受け取る人からすればよい傾向といえるでしょう。
ただ、2022年の調査と比較すると、冬のボーナスが増加した、あるいは増加すると回答した人の割合は12.4ポイント減少しています。こうした推移からみると、中小零細企業は、まだ景気がよくなってきているとはいえないでしょう。
冬のボーナスの平均支給額と使い道
冬のボーナスを支給された、あるいは支給される予定のある従業員にボーナスの支給額を尋ねたところ、平均額は47万9000円でした。ボリュームゾーンは20万円~30万円未満で、25.7%となっています。次いで割合が多かったのは10万円~20万円未満で、22.9%でした。
一方で150万円以上と回答した人も11.4%います。この層が平均額を引き上げていると考えられます。60万円~90万円未満と回答した人は、今回の調査ではいませんでした。ここから、100万円前後受け取っている人と、10万円から50万円前後受け取っている人の、二極化の傾向があるともいえます。
同様に、冬のボーナスを支給された、あるいは支給される予定のある従業員に、ボーナスの使い道も尋ねています。もっとも多かった回答は、預金・貯金で37.1%でした。生活費と趣味・娯楽がともに17.1%で続きます。借金・ローンなどの返済も14.3%と、比較的多い結果となりました。
2023年の調査の特徴としては、趣味・娯楽にボーナスを使う人が増えた点が挙げられます。2022年の調査と比べて、10.4ポイントも上昇しました。自分のためにボーナスを使いたい人や使える人が増えたといえます。
2023年冬のボーナスは自分に合った使い道を選択しよう
2023年冬のボーナスを支給しない、あるいはボーナス制度がないと回答した代表取締役が過半数となっている調査があります。ボーナスの支給額も多い人と少ない人とで差がみられますが、ボーナスを受け取れること自体が恵まれているとも考えることができるでしょう。
支給額も重要ですが、使い道も慎重に決めましょう。調査では預金・貯金が最多となっていますが、大切なことは自分に合った、納得のいく使い方の選択です。
出典
株式会社フリーウェイジャパン 2023年度 冬のボーナス実態調査(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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