【現地調達VSネット】ネット通販の「送料」は悪く思われがちですが、車や電車などの「交通費」が浮くわけだし、そこまでの損ではないですよね?
配信日: 2024.01.31 更新日: 2024.10.10
しかし、ネット通販の送料は、しばしば悪く言われることがあります。一方で、実店舗へと買い物に出掛ければ、交通費がかかることも少なくありません。今回は、ネット通販の送料の損得を考えてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ネット通販の送料が悪く言われることがある理由
ネット通販の送料が悪く言われることがあるのは、通販サイトごとに送料が異なるためでしょう。中には1000円以上する通販サイトもあります。商品の合計金額が一定以上になると送料を無料としているところも少なくありません。
このように、業者ごとに異なると、とりわけ送料の高い通販サイトは悪いイメージを持たれてしまいがちです。そもそも、送料を商品そのものの価格とは別に支払わなければならない点も、消費者に悪い印象を持たせてしまっている理由の一つでしょう。
欲しい商品にお金を支払うのは当然ですが、送料が上乗せされるのは納得できないといった価値観を持っている人は確かにいます。商品価格よりも送料が高い場合は、なおさらです。「なぜ500円の商品を買うのに、800円の送料を支払わなければならないのか」といった不満を抱く人は少なくありません。
買い物に交通費がかかるなら損ではないケースが多い
ネット通販を利用するメリットは、徒歩や自転車で行ける範囲にないお店の商品も購入できる点にあります。徒歩圏内に目的のお店がある場合でも、家電や家具、大量の水やお酒などを買う際には、車を利用しなければいけません。
車や電車などを利用した場合の交通費の代わりに送料がかかると考えれば、決して損をしていることにはならないでしょう。送料を交通費が上回るようであれば、むしろ、ネット通販を利用した方がお得です。
ネット通販の送料が気になったときは、実店舗で買い物をする場合の交通費と比較してみましょう。車の場合は、ガソリン価格と移動距離で大まかに算出し比較します。往復の交通費やガソリン代が1000円を超えるようであれば、多くのネット通販では送料を支払った方がお得です。
送料と交通費を比較した際、送料がわずかに上回るケースもあるでしょう。しかし、それでもネット通販を利用した方がよいケースがあります。実店舗よりも通販サイトの方が商品価格が安い場合です。損をしたくないのであれば、トータルの金額で比較する必要があります。
送料で時間も買っていると考えてみよう
ネット通販は、自宅にいながらさまざまな商品が購入できる点も大きなメリットです。実店舗に買い物に行くと、交通費がかからなかったとしても、貴重な時間が移動のために使われてしまいます。
ネット通販を利用すれば、商品が届くまでの時間を、仕事や家事・育児、趣味などに費やせるでしょう。送料以上の価値がそこに生まれる可能性がある点は無視できません。ネット通販での買い物は、自分が動くわけではないので、送料分の損をしているのではないかと考えがちです。
しかし、実際には自分の代わりに宅配業者が動いてくれています。送料は、そうした宅配業者に支払うお金です。有効に使える時間が増えると捉えれば、むしろ積極的に支払う価値のあるお金といえるでしょう。
ネット通販の送料は利便性や時間を得るための費用
ネット通販利用の際にかかる送料に不満を抱く人も少なくありません。しかし、実店舗に買い物に行くと交通費がかかることも珍しくなく、結局は商品以上のお金を費やしているケースが多々あります。送料が交通費を下回る場合には、むしろネット通販を利用した方がお得です。
仮に、交通費の方が安かったとしても、時間や手間を省いて買い物ができるため、送料の支払いは大きな損をしているとまではいえないでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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