更新日: 2024.02.28 その他家計

【ホテル暮らし1ヶ月の生活費とは?】「ホテル暮らし」をして光熱費を浮かせている友人がいますが、ホテル代の方が高くつきませんか?

【ホテル暮らし1ヶ月の生活費とは?】「ホテル暮らし」をして光熱費を浮かせている友人がいますが、ホテル代の方が高くつきませんか?
「ホテル暮らしをしている人がいるけれど、1ヶ月あたりどれくらい費用がかかるの?」
 
このような疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
 
本記事では、ホテル暮らしにかかる1ヶ月あたりの費用について、詳しくご紹介します。また、ホテル暮らしに有効活用できるサービスについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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ホテル暮らしと賃貸アパートにおける1ヶ月あたりの生活費を比較

全国賃貸管理ビジネス協会「全国家賃動向」を基に、東京都の賃貸物件(1K~1LDK)で一人暮らしをすると仮定します。
 
1ヶ月あたりの家賃をおよそ7万円とし、総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編]2022年(令和4年)平均結果の概要」にて公表されている消費支出額で算出します。消費支出額の内訳については表1の通りです。
 
表1

家賃(1部屋) 約7万円
食料 4万3276円
光熱・水道 1万3098円
家具・家事用品 5613円
被服および履物 5280円
保健医療 7441円
交通・通信 1万9344円
教育 2円
教養娯楽 1万8700円
その他の消費支出 2万5678円

※全国賃貸管理ビジネス協会「全国家賃動向」、総務省統計局「家計調査報告[家計収支編]2022年(令和4年)平均結果の概要」を基に筆者作成
 
表1より、賃貸アパートで生活した場合は1ヶ月でおよそ20万8432円かかることが分かります。
 
一方で、東京都内のホテルのシングルルーム1部屋・1泊あたりの金額が、およそ1万円と仮定します。
 
ホテル暮らしをした場合は、表1で示されていた「光熱・水道」や「家具・家事用品」などほとんどの項目が不要になり、代わりにコインランドリーの利用料などが発生します。コインランドリーは一回の洗濯につき300円、乾燥機は使用せずに月に4回ほど利用すると仮定すると、内訳は表2の通りです。
 
表2

宿泊料(1ヶ月分の料金) 約30万円
食料 4万3276円
コインランドリー利用料 約1200円
被服および履物 5280円
保健医療 7441円
交通・通信 1万9344円
教育 2円
教養娯楽 1万8700円
その他の消費支出 2万5678円

※筆者作成
 
表2の費用をすべて合わせるとおよそ42万921円です。ホテルでのWi-Fiが無料で使用できる場合は「交通・通信」の費用がやや安くなることがありますが、食費は自炊ではなく外食などが増えるためもっと費用がかかる可能性があるといえます。
 
上記より、一般的な宿泊費でホテルを使い続けた場合のほうが割高になることが分かりました。
 

ホテル暮らし、賃貸アパートや実家で暮らす場合のそれぞれのメリットとデメリット

場所・環境を変えながら新鮮な気持ちで生活したい人は、ホテル暮らしが肌に合っているかもしれません。
 
しかし、ホテル暮らしはお金がかかるうえ、慣れない環境にストレスを感じてしまうこともあります。そのため、環境の変化に弱い人や生活費を節約したい人は、賃貸物件または実家で暮らす方がいいでしょう。
 
もし、ホテル暮らしをやってみたい場合は、宿泊施設のサブスクリプションサービスや民泊利用を検討してみるのも方法の一つです。
 

1ヶ月生活した場合はホテル代のほうが高い

東京都内の賃貸アパートで生活した場合は、1ヶ月でおよそ20万8432円の費用がかかることが分かりました。東京都内の1泊1万円のホテルで生活した場合は、およそ42万921円となり、ホテル暮らしの方が高くなりやすいことが分かりました。
 
しかしホテルは、非日常的な時間が過ごせるため、新鮮な気持ちになれるでしょう。もしホテル暮らしを希望する場合は、通常予約より安価で泊まれるサブスクリプションサービスや民泊の活用を検討してみることもおすすめです。
 

出典

全国賃貸管理ビジネス協会 全国家賃動向
総務省統計局 家計調査報告[家計収支編〕2022年(令和4年)平均結果の概要(15ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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