更新日: 2024.03.04 働き方

本業がサービス業です。「副業もサービス業」で働くのは体力・時間的に難しいでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

本業がサービス業です。「副業もサービス業」で働くのは体力・時間的に難しいでしょうか?
サービス業は、顧客と接し必要なサービスを提供する仕事であり、人との交流が好きな人に向いているといえるでしょう。顧客などから直接感謝の言葉をもらえることも多く、やりがいのある仕事です。
 
そのため、本業がサービス業で副業を考えている人のなかには、副業でもサービス業を希望する人もいるのではないでしょうか。ただ、その場合は時間や体力面に無理はないか気になるものです。そこで本記事では、本業と副業でサービス業を選ぶメリットや注意点などを紹介します。
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本業も副業もサービス業を選ぶ人は多い? 働くメリットは?

そもそも、本業も副業もサービス業を選ぶ人はどのくらいいて、何かメリットはあるのでしょうか。本項では、本業と副業の両方でサービス業を選ぶ人の割合や、メリットについて解説します。
 

本業と副業の両方でサービス業を選ぶ人の割合は?

独立行政法人労働政策研究・研修機構では、「副業者の就労に関する調査」を実施しました(調査期間:2022年10月3日~13日、調査対象:無職以外の18~64歳の男女)。この調査では、調査対象の159万8770人のうち、副業をしている約1万1358人を副業者として集計しています。調査によると、主な副業の業種が「宿泊業、飲食サービス業」の人の割合は10.5%で最も高いものでした。
 
また、本業の業種別にみると本業が「宿泊業、飲食サービス業」の人は、副業でも同じ業種で働いている人の割合が約42.3%と高い結果となっています。このことから、本業がサービス業の場合、副業でもサービス業を選ぶ人が多くいることが分かりました。
 

本業と副業の両方でサービス業を選ぶメリット

本業と副業の両方でサービス業を選ぶことは、メリットもあります。例えば、仕事を見つけやすいことです。接客・サービス業は人手不足に悩む企業も多く、副業として勤務することを許可するケースが多くみられます。
 
また、スキルアップにつながる点も魅力です。本業でも接客・サービス業に従事している人は、副業で普段とは異なる接客方法を学ぶきっかけになります。同じ業種でも新しい環境で仕事をすることで、自身のスキルを高めることができるでしょう。
 

本業・副業の両方でサービス業を選ぶ場合の注意点

本業・副業の両方でサービス業を選ぶ場合は、いくつか注意点があります。本項では、主な注意点を紹介します。
 

体調管理に気をつける

副業をするにあたり、気をつけたいのが体調管理です。副業を始めると、本業以外にもそれだけ体力や時間を使うことになります。過重労働となり体調を崩さないよう、十分な注意が必要です。もし体調を崩してしまうと、本業に支障が出る可能性もあります。特に、サービス業は身体を動かすことが多い職種です。自身の体力面を踏まえて、無理のない仕事を選びましょう。
 

時間管理を徹底する

副業は体調とともに、時間管理も不可欠です。特に接客・サービス業はシフト勤務となるケースが多いので、本業と副業のスケジュールをしっかり把握し、忘れないよう手帳などに記しておきましょう。
 
特に、1日に2つの仕事をかけもちする場合は注意が必要です。予定を詰め過ぎてしまうと、残業などのトラブルが起きた際に本業もしくは副業への対処が難しくなる場合があります。トラブルが発生しても対処できるように、十分な空白時間を作るなど、スケジュールにゆとりを持たせましょう。
 

就業規則を確認する

副業は、会社の就業規則を順守しながら行うことが基本です。企業によって、副業が許されているかどうかは異なります。また、副業が許可されていても、届け出が必要となるケースもあります。後々トラブルにならないよう、事前に就業規則や副業に関するルールをよく確認しましょう。
 

副業はスキルアップにもつながる! 接客力を磨こう

本業がサービス業の場合、副業にもサービス業を選ぶ人は多いです。本業のスキルを生かして働けることはもちろん、新しい環境で接客力を磨くことが可能です。ただし、副業を始める際は、体調や時間の管理を徹底することが重要です。また、企業によって副業を許可しているかどうかは異なるため、事前に就業規則や副業に関するルールをしっかり確認しましょう。
 

出典

独立行政法人労働政策研究・研修機構 副業者の就労に関する調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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