更新日: 2024.05.01 その他家計

祖母の家にある「ブラウン管テレビ」を処分したいけど買い取りNG?なるべく「費用をおさえて」処分する方法はある?

祖母の家にある「ブラウン管テレビ」を処分したいけど買い取りNG?なるべく「費用をおさえて」処分する方法はある?
不要になったテレビをどのように処分したらいいか分からないという方もいらっしゃるでしょう。処分予定の家電が家電リサイクル法対象の場合、処分の際にリサイクル料金がかかります。
 
そこで今回はブラウン管テレビの処分方法について解説していきます。回収業者の選び方についても見ていきますので、ぜひ最後までお読みください。
FINANCIAL FIELD編集部

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ブラウン管テレビは買い取ってもらえるのか?

ブラウン管テレビは、リサイクルショップでは通常査定価格がつかない、または引き取りを拒否されるケースが多いようです。リサイクルショップでは買い取りしたものを、必要としている人に購入してもらうことを目的としています。
 
そのため、故障しておらずすぐに使える状態で、欲しいと思う方が多い商品であれば買い取りしてもらえるでしょう。レトロな家電が好きな方など一部には需要があっても、古く、重たいブラウン管テレビの需要はそれほど高くないと考えられます。
 
もしどうしてもブラウン管テレビの買い取りを希望する場合は、ネットオークションなどを活用してみるといいかもしれません。
 

ブラウン管テレビの処分方法

経済産業省によると、テレビをはじめ、エアコン・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(衣類乾燥機)は家電リサイクル法の対象製品で、処分の際には家電リサイクル料金が発生します。
 
また、家電リサイクル法にのっとった方法で処分せず、無許可の業者に引き渡ししてしまうと、不法投棄・不適正処理・不法な管理により、環境破壊や火災の恐れがあるため、正しい方法での処分が必要です。
 
家電リサイクル法の対象である4品目を処分するには、家電リサイクル券を購入し、引き取り業者などに引き取ってもらうなどの方法があります。
 
ほかにも、郵便局振込方式で料金を支払い、指定引き取り場所に直接持ち込む方法もあるようです。ただし、ものによっては引き取り・回収できない可能性もあるため注意が必要です。
 
家電製品のリサイクルは、テレビの種類やメーカーなどによって費用が異なります。ブラウン管テレビの場合には、サイズによっても費用が変わりますが相場価格として、1300円~3000円(税込み)ほどでリサイクルしてもらえるそうです。
 
市区町村ごとに処分方法や費用が決められているため、自分たちが住む地域での処分の方法や料金を確認しておきましょう。
 

なるべく費用をかけずに処分するためのポイント

テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機を処分する際にはリサイクル料金が必要です。さらに引き取り業者にお願いすると、リサイクル料金+収集・運搬料金が必要となり、収集・運搬料金は引き取りを依頼する業者ごとに異なります。
 
なるべく費用をかけずに処分するには、各自治体の指定場所まで自分で運ぶ方法がおすすめです。しかし、ブラウン管テレビのように厚みがあり重たい家電を自力で運ぶことが難しい場合は、自宅まで引き取りにきてくれる業者を活用してみてもいいでしょう。
 
自治体の認定している業者であれば問題ありませんが、経済産業省によると、無許可の業者に依頼してしまうと、後から高額な料金を請求されたなどのトラブルも発生しているようなので注意が必要です。
 
トラブルに巻き込まれないためにも、まずは自分の住んでいる自治体のホームページを確認してみましょう。家電廃棄の許可を持つ業者を紹介している場合があります。
 
業者を紹介していなくても、認可業者を紹介してくれる組織が載っている場合もありますので、希望の日時に来てくれるか、費用面についてなど、確認しておくと安心です。
 
直接業者に依頼する場合は、相場より高い費用でないか、費用を明確に提示しているか、よくない口コミが多くないかを確認しましょう。
 
また、街中を大音量で回っている、チラシを配布している、無料をうたっている場合は無許可の業者である可能性があるため、避けた方がいいでしょう。
 

ブラウン管テレビの買い取りは難しい|処分するならリサイクルの指定場所に持っていくことがおすすめ

ブラウン管テレビは家電リサイクル法の対象です。そのため、処分するにはリサイクル料金が1300円~3000円(税込み)ほどかかるでしょう。
 
指定場所まで自分で運搬できればリサイクル料金のみで済みますが、運搬が難しい場合は収集・運搬料金を払い、専門業者に引き取ってもらうことになります。自治体ホームページで紹介されている業者にお願いすると、トラブルを防げるでしょう。
 

出典

経済産業省 家電4品目の「正しい処分」早わかり!その家電、きちんと捨てないと……
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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