梅雨時期なので「洗濯物」を外干しにするか部屋干しにするかで悩んでいます。「部屋干し」にはどれぐらいのお金がかかりますか?
配信日: 2024.05.11 更新日: 2024.10.10
そこで本記事では、電気代を抑えながら室内で洗濯物を乾かしたいと考えている方に向けて、除湿機を使用して乾かした際にかかる電気代をご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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エアコンの除湿機能で洗濯物を乾かす際の電気代
エアコンの除湿機能を使用して洗濯物を乾かす場合、どのくらいの電気代がかかるか気になる人もいるでしょう。家電製品の利用で発生する電気料金の求め方は、以下の通りです。
消費電力(W)÷1000 × 使用時間(h)× 1kWhあたりの電力量単価(円)
今回、除湿機の消費電力は、340Wの場合と415Wの場合の2パターンで計算していきます。また除湿機を稼働させる時間は5時間と仮定し、電力量単価は(公社)全国家庭電気製品公正取引協議会が制定している31円/kWh(税込)とします。
消費電力340Wの除湿機を使用した場合の電気代
まずは、消費電力340Wの除湿機を活用して洗濯物を乾かす際にかかる電気代をご紹介します。
340W÷1000×5時間×31円/kWh=約52円
洗濯物を乾かすために除湿機を5時間稼働させると、1日約52円の電気代が発生すると分かりました。つまり、週5日稼働の月20回稼働とした場合では、毎月約1040円の電気代がかかります。
消費電力415Wの除湿機を使用した場合の電気代
次に、消費電力415Wの除湿機を活用して洗濯物を乾かす際にかかる電気代をご紹介します。
415W÷1000×5時間×31円/kWh=約64円
5時間の稼働で、1日約64円の電気代が発生します。つまり、週5日稼働の月20回稼働とした場合では、毎月約1280円の電気代がかかります。
除湿機を使って部屋干しするメリット
洗濯物を部屋干しする際、除湿機を利用するメリットを2つご紹介します。室内で洗濯物を干すと、衣類のにおいや湿度が気になる人もいるでしょう。そのような場合には、除湿機を利用すると悩みを解消できます。
部屋干し独特のにおいを抑えられる
除湿機を使用すると、通常よりも早く洗濯物が乾きます。生乾きのにおいの原因となる菌が繁殖するのを防ぐためには、5時間以内に洗濯物を乾かすのがよいとされています。そのため、除湿機を使うことで部屋干し独特のにおいを抑えられる点がメリットの一つです。
洗濯物を早く乾かすためには、部屋の湿度を下げて洗濯物の水分を空気中に逃がせるようにする必要があります。そこで除湿機を使うと部屋の湿度が下がるため、洗濯物が乾きやすくなるのです。
除湿機は部屋が冷えない
除湿機を使うと、部屋を冷やさずに湿度を下げられます。除湿をするならエアコンでもよいと考える人もいますが、エアコンの除湿では冷たい空気が出ているため、部屋を冷やしてしまう可能性があります。暑い夏場であれば問題ありませんが、あまり室温が高くない時期は使いにくいでしょう。
そのため、真夏はエアコンで室内の温度も一緒に下げて、気温が高くない日は除湿機で湿度だけ下げるなど使い分ける方法がおすすめです。
除湿機の電気代を節約する方法
除湿機にかかる電気代を節約するためには、サーキュレーターとの併用がおすすめです。サーキュレーターを利用すると、除湿機の風を効率よく循環させられます。
また、除湿機の手入れはこまめに行いましょう。フィルターに汚れがたまってしまっていると、目詰まりを起こして除湿能力が低下してしまいます。効率が損なわれると余計な電力を消費してしまうため、フィルターが常にきれいな状態になるように手入れしましょう。
除湿機を利用すると1日約52~64円かかる
洗濯物を干す際に除湿機を利用すると、1日約52~64円かかると分かりました。1回あたり数十円のため、コインランドリーで乾燥機を利用するより安く済むでしょう。
エアコンの除湿機能を利用する方法もありますが、室内温度が下がってしまうため使い分けがおすすめです。外で洗濯物を干せないときは、除湿機を利用して部屋干しを行いましょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A その他の質問 Qカタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー