冬用の「ダウン」を家族4人分クリーニングに出すと、合計「1万円」超えに!? 自宅で洗っても大丈夫なの? 実際に洗ってみた結果も解説!
配信日: 2024.05.18 更新日: 2024.10.10
第一の選択肢として考えられるのはクリーニングに出すことですが、ダウンのクリーニング代は高額に設定されているケースが多いでしょう。家族の分もあればかなり費用はかさむため、できれば自宅で洗いたいと考える人もいるかもしれません。
本記事では、冬用ダウンが洗濯機で洗えるのか、一緒にみていきましょう。
執筆者:本条アカネ(ほんじょう あかね)
FP2級
クリーニング屋にお願いするといくらになる?
日本各地に店舗を展開する株式会社白洋舎が自社サイトで公開しているドライクリーニングの料金表を見てみると、ダウンジャケットが3190円~6380円、ダウンコートが5280円~1万560円となっています。
なお、ジャケットとコートの違いは、お尻が隠れる丈かどうかが目安とされています。
仮に家族4人が1枚ずつダウンジャケットをドライクリーニングに出した場合、最安でも1万2760円かかります。1万円あれば、家族4人で食事に行ってもおつりが返ってきそうな額なので、かなり高額に感じてしまいますよね。
このお金を浮かせるために、自宅で洗濯できるならしたいと考える人は少なくないでしょう。では、ダウンジャケット・コートは家で洗濯できるのでしょうか?
実は家でも洗える!
一見、自宅での洗濯は無理だと感じられるダウンですが、実は条件が合えば家で洗うことができる衣類です。まずはお手持ちのダウンの洗濯表示をチェックしてみましょう。洗濯マーク、手洗いできるマークがあれば家での洗濯が可能です。
あわせて使用されている素材もチェックしておくと安心です。
例えばレザーダウンジャケットなどは、レザーが使用されているので家庭では洗濯は難しいでしょう。洗濯表示には表示記号だけでなく、洗剤の種類や洗い方が詳しく書かれているものもあるのでよく読んでおくと失敗せずに済みます。
実際に洗ってみた
実際に筆者の息子が使っているダウンジャケットの洗濯表示を見てみると、図表1のような表示でした。
図表1
筆者自宅にて撮影
このダウンジャケットは、手洗いが可能、漂白剤・タンブル乾燥・アイロンがけは不可、日陰での平干しが良い、ドライクリーニング・ウェットクリーニングが可能とされています。記号の下には、洗剤の種類と洗濯方法が書かれています。
さっそく図表1のダウンジャケットを自宅で洗濯しました。手順としては、洗面所にお湯をためてそこに洗剤を溶かし、ダウンジャケットを浸けて、そっと押し洗いします。その後、洗剤をよく洗い流して、軽く絞った後にネットに入れて洗濯機で脱水、外で陰干しを行いました。
干すときは、中身が一箇所に偏っている場合があるため、よくほぐして均等にならしてから干すのがポイントです。
不安な場合はウォッシャブルを謳うダウンを買おう
もし、自宅での洗濯が不安なら「自宅で洗える」を謳っているダウンを購入しましょう。どのような洗剤を使うべきか悩む場合は、ダウン・ニット用洗剤も売っているので、そちらを使用するとより安心かもしれません。
まとめ
洗濯表示によっては、自宅でもダウンが洗えることがわかりました。自宅で洗うかクリーニング店に頼むかで、コストに1万円以上の差が出ます。いつまでも衣類をキレイに保つとともに、コスパ良く着るためにも、洗濯方法を工夫してみてはいかがでしょうか。
執筆者:本条アカネ
FP2級