更新日: 2024.06.25 その他家計

節約のため、風呂の残り湯を洗濯で再利用していますが夫に「汚いからやめて」と言われます…残り湯の使用をやめたら水道水はどのくらい上がりますか?

節約のため、風呂の残り湯を洗濯で再利用していますが夫に「汚いからやめて」と言われます…残り湯の使用をやめたら水道水はどのくらい上がりますか?
節約術の一環として、お風呂の残り湯を洗濯に再度使う方法を実際に取り入れられている方もいらっしゃるでしょう。お風呂の残り湯を洗濯に再度使う方法が、衛生的ではないと感じる人も少なからずいます。
 
家族から反対された場合は、お風呂の残り湯を洗濯に再度使って節約することをやめてしまうかもしれません。
 
この記事では、毎日1回の洗濯でお風呂の残り湯を利用しなかった場合に水道代がどれくらい上がってしまうかを計算しています。また、お風呂の残り湯を洗濯に再度使う際の注意点や、お風呂の残り湯を再度使うときのほかの方法もご紹介しています。節約に頭を抱えている方はぜひ、参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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お風呂の残り湯を洗濯に再度使った場合に節約できる水道代

洗濯をするときにお風呂の残り湯を再度使う場合は、「洗い」の段階で利用し「すすぎ」は新しい水道水を利用する方法が推奨されているようです。洗濯機で洗濯をする際に必要になる水量の目安は、85~120リットルです。
 
今回は毎日浴槽に湯をためたと仮定して、お風呂の残り湯を再度使って洗濯をした場合に節約できる水道代を計算していきます。
 

【条件】

・洗濯(洗い、すすぎ、脱水)をする際に必要な水量:120リットル
・洗いのみに必要な水量:55リットル
・1リットル当たりの水道代:0.24円
・すすぎは1回(水道水を使用)

 
洗いのみお風呂の残り湯を使用すると、すすぎで必要な水量は65リットルです。それぞれの水道代を表1にまとめました。
 
表1

1回当たり 1ヶ月当たり 1年当たり
残り湯を利用する 約16円 約480円 約5760円
残り湯を利用しない 約29円 約870円 約1万440円
差額 約13円 約390円 約4680円

※筆者作成
 
表1より、お風呂の残り湯を洗濯に利用することで、1年間当たり約4680円の水道代を節約できることが分かります。
 
ただし、洗濯をする際に必要となる水の量は、製造会社や洗濯機の機種により異なりますので、参考程度にしてください。
 

お風呂の残り湯を再度使う際の注意点

お風呂の残り湯は、雑菌が繁殖している可能性があります。お風呂の残り湯を洗濯に利用したことで病気に直結する可能性は低いといわれていますが、衛生的に問題がないといい切れません。お風呂の残り湯を洗濯に再度使う際のコツは、以下のようなものが挙げられます。
 

・お風呂の残り湯は「洗い」のみで使う
・入浴直後に洗濯をする
・抗菌や除菌効果のある漂白剤を使う
・お風呂のお湯を可能な限り汚さないようにする
・洗濯物はすぐに干す

 
お風呂の残り湯を再度使って洗濯をする際には、洗濯物が傷んでしまったり色落ちしてしまったりすることがあるようです。お風呂の残り湯を洗濯に再度使う場合は、汚れなどの確認を行ってからにすると、よいでしょう。
 

お風呂の残り湯を洗濯以外に再利用する方法

洗濯のときの水道代を節約したいと思いつつも、衛生的に抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。洗濯以外でお風呂の残り湯を再度使う方法をご紹介します。
 

・洗車
・植木などの水やり
・掃除
・お湯がきれいな場合は、次の日にもう一度沸かし、入浴する

 
洗車をするときにお風呂の残り湯を再度使うと約90リットル、シャワーを使う代わりにお風呂の残り湯を再度使うと約36リットルの水道水を節約することができます。洗濯以外にもお風呂の残り湯を再度使ったり、入浴時など洗濯以外でも節水を心がけたりすると、水道代の節約につながるでしょう。
 

お風呂の残り湯を洗濯に再度使ったときに節約できる水道代は年間で約4680円

洗濯をするときにお風呂の残り湯を利用することで、1年間当たり約4680円の水道代を節約できていることが分かりました。
 
お風呂の残り湯を再度使って洗濯をする際の注意点として、洗濯物が傷んでしまったり色落ちしてしまったりすることがあるようです。お風呂の残り湯を洗濯に再度使う場合は、汚れなどの確認を行ってからにするとよいでしょう。
 
洗濯以外にもお風呂の残り湯を再度使ったり、入浴時など洗濯以外で節水を心がけたりすると、水道代の節約につながるでしょう。
 

出典

東京都水道局 くらしと水道 水道のご使用について 水の上手な使い方
国土交通省 政策・仕事 河川トップ パンフレット・事例集 防災 お風呂で
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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