普段冷房の温度を25度に設定しています。仮に26度にしたら6月から9月までの期間で電気代はどれだけ節約できますか?

配信日: 2024.07.12 更新日: 2024.10.10

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普段冷房の温度を25度に設定しています。仮に26度にしたら6月から9月までの期間で電気代はどれだけ節約できますか?
冷房の温度設定は、電気料金に影響を与えます。昨今の夏は猛暑が連日続き、冷房が手放せなくなっています。中には、冷房を25度から26度に1度上げるだけで、6月から9月の暑い時期でどれくらいの節約が見込めるのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。
 
この記事では、温度設定を1度上げることでどのくらいの節約効果があるのかを具体的に計算しています。また、温度設定を変更する方法以外の簡単にできる節電対策についてもご紹介しています。
FINANCIAL FIELD編集部

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冷房モードの温度を1度上げた場合の節電効果

冷房モードで設定した温度を1度上げると、変更前と比較して約10%の節電効果があるといわれています。実際にどれほどの電気料金が節約できるのでしょうか。
 
今回は、消費電力量が470ワットのエアコンを、冷房モードで25度に設定、電気料金単価は東京電力エナジーパートナーのホームページを参考に29.8円、使用時間を1日18時間、6月から9月の3ヶ月間使用したと仮定し計算します。
 
電気料金は、以下の式で求められます。
 
・消費電力量(ワット)÷1000×使用時間(アワー)×電気単価(円/キロワットアワー)
 
前述の数値を公式に当てはめて計算すると、6月から9月の3ヶ月間で電気料金は約2万2680円です。
 
次に、設定温度を1度上げたら約10%の節電の効果があると仮定し、再度電気料金を計算すると約2万412円となり、その差額は約2268円です。
 
設定温度を1度上げただけで約2300円の節約になるので、冷房の設定温度次第でより節約できる可能性があります。ただし、消費電力量は製造会社や製品により異なり、電気料金も変動があります。使用時間も影響するため、参考程度にしてください。
 

冷房モードの電気料金を節約する方法3つ

設定した温度を調節する以外にも、冷房モードの電気料金を節約する方法があります。すぐにできる節約方法もありますので、参考にしてください。
 

オート運転機能を利用する

冷房モードは、運転開始から設定温度になるまでの時間が大きな電力を消費するとされています。実は、節電を意識して始めから弱風で運転した場合、設定した温度に達するまでの時間が長くなり、その分電気料金がかかってしまうのです。
 
そこで冷房モードをオート運転にすると、設定した温度まで強風で運転し、その後は微風モードに切り替わります。そのため、オート運転機能を利用した方が短時間で設定した温度になるので、節約できると考えられています。
 

サーキュレーターや扇風機を併用する

サーキュレーターや扇風機を併用すると、空気が効率よく循環するので、エアコンの温度を変えずに心地よい温度で過ごせる可能性があります。
 
エアコンは部屋の暖かい空気を吸い込んで、冷たい空気を部屋に吐き出しますが、冷たい空気は下へたまりやすい構造になっています。
 
エアコンに背を向けてサーキュレーターや扇風機を設置すると、床にたまった冷たい空気が循環して、部屋を涼しくできるでしょう。無駄な電力を使用することなく、効率よく部屋を冷やせ、節電につながるといわれています。
 

帰宅後に部屋の換気をして熱を逃がす

帰宅後、部屋の中の空気が外よりも暑いと感じた場合は、すぐに冷房の電源を入れるのではなく、窓を開けて部屋の換気を行いましょう。熱気を部屋の外に逃がした後で冷房モードをかけると無駄な電力を使わず、すばやく効率よく部屋を涼しくできるといわれています。
 
窓を開けて換気をするときは、1ヶ所の窓だけでなく2ヶ所の窓を開け空気の通り道を作ることで効率的に熱を出せるとされています。2つの窓が対角線上にあると、部屋にたまった熱気を逃がせてさらに効率的だといえるでしょう。
 

冷房モードの温度を1度上げた場合、3ヶ月間で約2300円節約できる可能性がある

冷房モードの温度を1度上げると、約10%の節電効果があるといわれていて、設定温度を1度上げただけで約2300円の節約になる可能性があります。
 
設定した温度を調節する以外にも、オート運転機能を利用したり、サーキュレーターや扇風機を併用したり、帰宅後に部屋の換気をして熱を逃がしたりするといった方法をとることで、余分な電力を使わずに電気料金の節約ができる可能性があります。節約に悩む方は、ぜひ参考にしてみてください。
 

出典

東京電力エナジーパートナー株式会社 料金単価表‐電灯 従量電灯B
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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