コスパを重視し、朝食は「プロテインドリンク」1杯です。一般的な朝食と比べたとき、どれだけ節約効果がありますか?

配信日: 2024.07.12 更新日: 2024.10.10

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コスパを重視し、朝食は「プロテインドリンク」1杯です。一般的な朝食と比べたとき、どれだけ節約効果がありますか?
食費を節約するために朝食をプロテインドリンクに置き換えようと考えたことがある人もいるでしょう。しかし、気になるのが栄養のバランスです。
 
本記事では、一般的な朝食とプロテインドリンクでは、どのくらい食品に差が発生するのかを紹介するとともに、プロテインドリンクに置き換える際の注意点やダイエットへの効果などを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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一般的な朝食とプロテインドリンクの費用

一般的な朝食の費用は、日本経済新聞の記事によると、2023年時点で402円とのことです。今回、一般的な朝食にかかる費用は、約400円、プロテインドリンク1杯あたりの価格は、約120円と仮定します。
 
朝食をプロテインドリンク1杯に置き換えると、1食あたりおよそ280円の差があると分かりました。金額面だけでみると節約効果が期待できますが、プロテイン1杯のみだと栄養素が偏ると考えられるため、健康面を踏まえると毎日プロテインドリンクに置き換えるのはおすすめできません。
 

プロテインドリンクへの置き換えがダイエットになる

ここでは、プロテインドリンクへの置き換えがダイエットになる理由を紹介します。
 

プロテインは脂肪になりにくい

タンパク質は脂肪になりにくい栄養素であり、朝食をプロテインドリンクに置き換えることで脂質や糖質などから摂取するカロリーを抑えられるため、ダイエットにつながります。これまでの食事内容がカロリーオーバーであった場合は、プロテインドリンクに置き換えることでカロリー量が調整され、体重の変化が表れるかもしれません。
 

プロテインは筋肉の材料になる

プロテインとはタンパク質のことで、タンパク質は筋肉を作る材料になります。筋肉が多い人ほど基礎代謝が上がり、痩せやすい体になります。プロテインドリンクを摂取して筋肉量が増えれば、ダイエットにつながると考えられるでしょう。単にカロリーを制限して体重を落とすだけではなく、筋肉をつけられるため、引き締まった肉体を目指せます。
 

プロテインは腹もちがよい

タンパク質はご飯やパン麺類などの糖質よりもゆっくりと消化吸収されるため、腹もちがよいといわれています。そのため、プロテインドリンクだけであっても満足感を得られるでしょう。ダイエット中の方は空腹を感じにくくなり、間食を防げるというメリットがあります。
 

健康的に朝食にかかる費用を抑えるコツ

ここでは、栄養バランスの偏りが出ないよう食費を抑えるためのコツを紹介します。朝食にかかる費用を極端に抑え、栄養バランスが崩れて体調を崩すと、仕事に支障をきたしたり、医療費がかかってしまったりします。朝食はしっかり食べつつ節約することが大切です。
 

購入時にキャッシュレス決済を利用する

朝食を購入する際、現金ではなくクレジットカードやQRコード決済を利用すると、ポイントが貯まるため、現金よりも実質的にお得に食材や食品を購入できます。またポイントカードのあるスーパーを利用すれば、さらにお得に買い物ができるでしょう。
 

作り置きを活用する

自炊をしていても、食材を余らせてしまえば節約効果は小さくなってしまいます。また、仕事が忙しく毎日自炊するのが難しい人もいるでしょう。その場合は、週末に作り置きを用意し、忙しい朝食に活用するのもおすすめです。食材を余らせることなく、仕事で朝早いときでもしっかり食事をとれます。
 

コンビニでの購入を避ける

コンビニ商品は金額が割高のため、節約を考えるなら利用を控えましょう。忙しい朝は、つい近くにあるコンビニで朝ご飯を購入してから出勤してしまう人もいます。しかし、毎日のようにコンビニを利用していると、食費がだんだんかさんでしまいます。おにぎりやパンなどの簡単な朝ご飯を購入する場合も、せめてスーパーを利用するとよいでしょう。
 

コスパのために朝食をプロテインドリンクにするのはおすすめできない

プロテインドリンクはタンパク質をしっかり摂取するために飲むドリンクです。含まれる栄養素はタンパク質がメインとなるため、プロテインドリンクだけではほかの栄養素が不足してしまうおそれがあります。
 
そのため、コスパのために朝食をプロテインドリンクに置き換えるのはおすすめできません。朝食を節約したいのであれば、作り置きやキャッシュレス決済の活用、コンビニの利用を控えるなど別の方法を試しましょう。
 

出典

日本経済新聞 日本の朝食、3年で15%高く 物価高の影響を家計ごとに試算
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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