「見切り品」の食品ばかり買ってくる母。いくら安くても、賞味期限が短いと結局無駄になるのでは?

配信日: 2024.07.23 更新日: 2024.10.10

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「見切り品」の食品ばかり買ってくる母。いくら安くても、賞味期限が短いと結局無駄になるのでは?
スーパーなどで、「半額」や「20%割引」といったシールが貼られた商品を見たことがある人は少なくないでしょう。これらは「見切り品」といわれ、店側が価格を大幅に下げてでも売ってしまいたい商品を指します。
 
値引きされていることを理由につい必要がないものまで購入してしまい、結局使い切れなかったり、食べきれなかったりした経験がある人もいるかもしれません。
 
今回は、期限が近い見切り品を購入することについて、無駄にしないために注意するべきポイントは何かについて探ってみます。
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見切り品とは?

見切り品とは、スーパーなどで賞味期限や消費期限が近づいていて、値引きシールが貼られた商品のことを指します。見切り品にする目的は、賞味期限や消費期限が近くなってしまった商品を、値段を下げて消費者に買ってもらうことです。
 
賞味期限や消費期限が近いもの以外にも、季節限定の商品で季節外れになった商品や、規格に合っていない商品、商品がリニューアルしたため旧商品や旧パッケージとなった商品なども見切り品として販売されることがあります。
 
見切り品に似ているものに「おつとめ品」や「わけあり品」などがあります。店によって定義が変わることもありますが、おつとめ品は、仕入れの量を増やして安く販売するもの、わけあり品は、商品自体に少し傷があったり、箱の一部がつぶれていたり汚れていたりするなどといった、見た目が少し劣るものを指すことが多いでしす。
 
見切り品やおつとめ品、わけあり品として販売されていても、中身には問題がないことがほとんどです。
 
こうした商品は通常価格よりも安く売られているため、粗悪な商品だと思われがちですが、品質に問題がない商品も多数あります。値引きの理由は、賞味期限や消費期限が近いことが主な理由ですが、季節商品の売れ残りなどの場合は賞味期限に余裕があることも少なくありません。
 
そのため、見切り品を購入する際には「なぜ見切り品になっているのか」を確認するとよいでしょう。
 

見切り品のメリット

見切り品の購入は、通常の価格よりも安くなっていることから節約に役立ちます。ただし、必要ないものを購入してしまうと、余分な出費が増えることになるため注意が必要です。
 
また、スーパーでは、賞味期限が近い商品が廃棄されることも少なくありません。見切り品を購入することは、昨今問題になっている食品ロスの軽減にもなります。
 
スーパーでは、肉や魚、乳製品などは値引きのシールが貼られ、野菜や果物は、見切り品コーナーやワゴンにあることが多いため、狙いを定めてみるのもいいかもしれません。
 

見切り品を購入する際、注意したいポイント

見切り品は安く購入できる点がメリットですが、賞味期限または消費期限が短い商品が多いため、計画的に購入し、活用することが大切です。無駄なく使い切れるよう、上手に活用しましょう。
 
そのためには期限内に確実に使い切れる量だけ購入するなど、食事の計画を事前に立てておく必要があります。肉や魚、野菜などの生鮮食品の場合は、使い切れない量を購入する場合、下ごしらえあるいは調理して冷凍保存するなど、無駄にしない工夫が必要です。
 
使い方が思い浮かぶ食材、普段よく使う食材であれば見切り品を購入するメリットは大きいといえます。そのほか、比較的賞味期限が長い乾物や缶詰なども見切り品として売られていることがあります。これらの商品であれば、災害時に備えた備蓄食料として購入しておくのもよいでしょう。
 
自分が必要としているものを半額で購入できれば、それだけ節約できることになりますが、安さを理由に買いすぎないよう注意が必要です。
 

見切り品を購入する際は、使い切れる量を購入するように母と話し合ってみよう

見切り品は通常の価格より値下がりしているため、うまく活用すれば家計の節約になります。しかし、安いからといって不要なものを大量に買ってしまえば、使い切れずに結局、無駄にしてしまう可能性があります。
 
見切り品を購入すること自体は、食品ロスの削減に直結する行動です。しかし、使い切れずに捨ててしまうことになっては本末転倒であり、お金の無駄遣いになります。
 
無駄が気になる場合は、買う量の調整や保存方法の工夫などについて、お母さまと話し合うことで、解決策を見つけることができるかもしれません。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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