正直エコバッグって「コスパが悪い」ですよね?もとを取るためには何回買い物をすればよいのでしょうか?
配信日: 2024.07.26 更新日: 2024.10.10
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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エコバッグのコストパフォーマンスはどれくらい?
結論からいうと、長期的な目線で使うなら、レジ袋よりエコバッグのほうがコストパフォーマンスに優れます。エコバッグは無茶な使い方をしない限り、1つで数年以上はもち、価格もそこまで高くありません。ここでは、エコバッグとレジ袋のコストパフォーマンスを比較します。
エコバッグ1個はレジ袋100個〜400個に相当する
エコバッグの価格は、通常のものでおよそ500円〜1000円、ブランド品であれば2000円程度が相場といわれます。製品の寿命は使われている素材や形状によって異なりますが、通常の使い方をしていれば数週間程度で破れることはないでしょう。
対してレジ袋の価格相場は店舗によって異なりますが、1枚あたり5円ほどが目安です。この金額をエコバッグと比較すると、エコバッグ1個の元を取るには、安いものならレジ袋100個、高いものなら400個必要であることがわかります。
一般社団法人全国スーパーマーケット協会が実施した「消費者アンケートでみたスーパーマーケットと他業態」の調査によると、食品スーパーの買い物頻度は1ヶ月間でおよそ9回でした。仮に1回の買い物でレジ袋を1個使うなら、およそ11ヶ月〜3年8ヶ月間エコバッグを使い続ければ元を取れる計算です。
そのため、コストパフォーマンスを重視するならレジ袋よりもエコバッグを推奨します。
レジ袋の価格は上がりつつある
エコバッグを推奨する理由の1つとして、レジ袋価格の高騰が挙げられます。昨今のエネルギー・原材料価格の高騰により、スーパーのレジ袋もその影響を受けつつあるためです。
例えば東京のとあるスーパーでは、2022年頃から中サイズのレジ袋が3円から4円に、大サイズは5円から6円に値上がりしました。中には、特大サイズの袋が3円から10円に値上がりしたケースもあるようです。
このように、昨今の物価高によってレジ袋のコストパフォーマンスは下がりつつあります。また、食材や日用品も価格が上がり続けているため、コストパフォーマンスに優れるエコバッグはこれからさらに注目されるでしょう。
無料のエコバッグもある
エコバッグを購入すると500円〜2000円程度かかりますが、無料でもらえるケースも珍しくありません。例えば、自治体がエコバッグを無料で配布するケースがあります。また、抽選の景品としてもらえることもあるでしょう。
このように、エコバッグは特典や抽選でプレゼントされるパターンもよくあるため、ストックしておけば買い替えの費用もかかりません。
エコバッグもレジ袋も使わずに買い物する方法
ここからは、エコバッグもレジ袋も使用せずに買い物を済ませる方法を紹介します。エコバッグもレジ袋も、購入すれば当然お金がかかります。どうしてもお金をかけずに買い物がしたい場合には、以下の方法をお試しください。
使っていないカバンやリュックを再利用する
自宅に使っていないカバンやリュックがあるなら、わざわざエコバッグを購入する必要はありません。ある程度の容量があれば、エコバッグやレジ袋の代わりになるでしょう。
ドリップや水分を多く含む生鮮類は、スーパーの備品であるナイロン袋を使えば液漏れの心配もなくなります。リュックなら背負って帰宅できるため、自転車や徒歩の方でも使いやすいでしょう。
備品の段ボールを使う
スーパーやホームセンターの中には、買い物をした方だけが使える無料の段ボールを用意しているところもあります。自宅が近い場合や車で行った場合には、エコバッグやレジ袋の代わりに備品の段ボールを利用するのもおすすめです。ただし、持ち帰った段ボールは自分で処理しなければなりません。
買い物用の袋は工夫次第で無料にできる
エコバッグとレジ袋を比較した場合、エコバッグのほうが高コストパフォーマンスです。エコバッグは購入しなくても無料でもらえるケースがあります。
また、スーパーには備品の段ボールを用意しているところも存在するため、エコバッグをわざわざ用意しなくてもとくに不都合が生じないケースもあるでしょう。買い物袋にお金をかけずに買い物を済ませる方法はいくらでもあるため、わざわざレジ袋を購入する必要はありません。
出典
一般社団法人全国スーパーマーケット協会 消費者アンケートでみたスーパーマーケットと他業態
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー