食べ放題のお店に行きたいのですが、友人は「元が取れない」と言います。単品の方がいいのでしょうか?
配信日: 2024.08.01 更新日: 2024.10.10
意見が分かれたときは、どちらかが無理をして合わせるのではなく、お互いが納得して何を食べるのかを決めることが望ましいと考えられます。本記事では、食べ放題のメリット・デメリットとともに、友人と「食べ放題に行くかどうか」で意見が分かれたときの対処法についてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「食べ放題」のメリット・デメリットは?
まずは、食べ放題のメリットとデメリットにはどのようなものがあるのかをみていきましょう。
料金を気にせずたくさん食べられる
通常のレストランや飲食店などでは「食べてみたいけれど値段が高いので」という理由で諦めてしまうこともあるでしょう。食べ放題では決まった料金を支払えば、好きな料理を好きなだけ食べられるメリットがあります。
特に、バイキング形式の食べ放題だとさまざまなジャンルのメニューが豊富にそろっているため、満足感が得られやすいといえます。
また、単品料理だとメニューや量が決まっていますが、食べ放題だと「いろいろな料理を少しずつ食べたい」という人にとってもメリットが大きいかもしれません。
普段、自分ではなかなか注文しないような料理も「少しだけ試してみようかな」と、気軽にチャレンジしやすいのも魅力です。「食べてみたら好みの味だった」というように、食べられる料理の幅が広がる可能性もあります。
元が取れずもったいない思いをする可能性がある
食べ放題のデメリットには「元が取れないともったいない思いをする」という心配があることが挙げられます。
食べ放題のお店は、時間制限が設けられている場合が多いため、時間内で元を取ろうとしてたくさん食べようとする人もいるでしょう。そのような食べ方だと、おなかがいっぱいになりすぎて健康にいいとはいえないでしょう。
元を取るために原価が高そうな料理ばかりを選ぶ方法もありますが、それでは本当に好きなものを食べられずに終わってしまい、満足度の低い食事になってしまう可能性もあります。
友人と「食べ放題」に行くかどうかで意見が分かれたときの対処法
実は、食べ放題のお店で元を取ることは難しいといわれています。
金融庁が公表した「業種別支援の着眼点 2023(令和5)年3月」によると、平均的飲食業の原価率は30%弱~30%強に収めることが目安のようです。仮に食べ放題の料金が2500円で原価率が30%であれば、原価は750円です。
ただし、お店が提供している料理の中には原価率が高いものと低いものがあります。原価率の高い料理だけを食べれば元は取れるかもしれませんが、食べたい料理の中には原価率が低いものもあるはずです。
「元を取れない」という理由だけで友人が食べ放題のお店に行くことを拒んでいるのであれば「元を取ろうとする必要はないので、好きなものを好きなだけ食べて満足度の高い食事をすること」を提案してみてもいいかもしれません。
それでも、友人が食べ放題に抵抗があるようなら、友人の意見を尊重した方がいいでしょう。その代わり、アラカルトメニューやセットメニューが充実しているレストランを提案するなどして、自分の希望にも近い食事ができるよう考えてみることをおすすめします。
基本的には友人の意見を尊重しつつ、自分の希望にも近づけるといい
友人と食事をする際、食べ放題のお店にするかどうかで意見が分かれたときは、基本的には「元が取れないから」という友人の意見を尊重した方がいいかもしれません。
しかし、食べ放題のお店を利用することにはメリットも多く、元を取るつもりで行かなければ、満足度の高い食事ができる可能性があることも伝えてみるといいでしょう。
それでも、友人が納得しないようであれば、食べ放題のお店はあきらめる代わりに、アラカルトメニューやセットメニューが充実しているレストランを提案して、自分にとっても満足できる食事になるようにすることをおすすめします。
出典
金融庁 『業種別支援の着眼点』2023(令和5)年3月(31ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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