小1の子どもが夏休み中「学童保育で給食が出ない」ので毎日のお弁当が大変です… 負担を軽減するコツを教えてください
配信日: 2024.08.05 更新日: 2024.10.10
本記事では、学童保育などで子どもの夏休み中に必要な、お弁当作りの負担を軽減するためのアイデアを紹介します。また、費用を抑えつつ、栄養バランスのよいお弁当を作るコツについても解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
夏休み中の学童保育の利用者が増えている?
両親が仕事に出ている家庭にとって、小学生の長い夏休みをどう過ごすかは悩みの種となるでしょう。祖父母が遠方に住んでいていることなどを理由に、子どもの預け先として学童保育を利用する家庭も増えているようです。
学童保育を利用すると、夏休み中も大人や子ども同士の交流が増えるため、働いている間も安心して子どもを預けられます。それだけでなく、交通事故・不慮の事故に巻き込まれる可能性を減らせる点も安心できるポイントです。また、学校と自宅の近隣に設置されていることから、子どもにとっても慣れた地域で過ごせる点がメリットです。
なお、学童保育の利用料金は、こども家庭庁の「令和5年放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」によると、放課後児童クラブにおける月額利用料で平均月額実費徴収金は2000~2500円未満が18.6%で最も多く、次いで1500~2000円未満が17.9%となっています。
学童保育は毎日のお弁当作りが負担になる
学童保育に預けることで、日中の子どもの居場所が確保できて安心ですが、お弁当を作って持たせなければならない点に負担を感じる家庭も多いようです。学童に通わない家庭にとって、夏休み中はお昼の給食がないため、1日3食作らなければならず、食事の準備が負担になります。
学童保育を利用する家庭の負担を軽減するため、こども家庭庁成育局成育環境課では「放課後児童クラブの長期休業期間等における食事提供事例集」にて、学校給食センターとの連携を図り、学童保育で昼食を提供している自治体の取り組みを発表しています。
取り組みをしている自治体では、1食当たり200~350円程度の負担で子どもは給食と同じ栄養バランスが整った食事を食べられます。保護者からは、学校の給食がない夏休みに非常に助かると、好意的な声が寄せられているようです。
お弁当作りを軽減させるためのアイデア
忙しい朝は品数多く一からお弁当を作ると負担になるため、手軽に作れるアイデアを活用し、時短と手間の軽減を両立させましょう。お弁当作りの負担を軽減させるアイデアには、以下のような方法があります。
●作り置きを活用する
●前日の夕飯の残りをアレンジして活用する
●冷凍食品やレトルトも利用する
●1週間分のレシピをあらかじめ考えておく
作り置きや夕飯のおかずの残りを活用する方法は、お弁当作りを軽減するアイデアとしても知られています。日持ちのする副菜を多めに何品か作っておくと、準備をするのはメインだけになるため、お弁当作りが格段と楽になるでしょう。
また、お弁当作りに疲れた日は、冷凍食品の活用やミートボールなどのレトルト食材を使っても子どものお弁当には十分です。1週間分のレシピを考えておく方法も、朝起きてすぐにお弁当作りに取り掛かれるため、時短につながりおすすめです。
費用をかけず栄養バランスのよいお弁当を作るコツ
子どものお弁当は大人と違って量が多くないため、少ないメニューでも栄養バランスを考えることが大切です。栄養バランスのよいお弁当を作るためには、主食・主菜・副菜の3つに意識して作らなければなりません。
ちなみに、主食とはお米、主菜は肉や魚、卵などを指します。野菜やきのこ、海藻などが副菜です。体に必要な5大栄養素を毎回の食事に満遍なく取り入れることで、健康的に栄養がとれるお弁当が作れます。
子どものお弁当箱は小さいため、お弁当箱に詰めながら考えるのではなく、先におかずの配置や配分を考えておくことがコツです。食材は、切り干し大根などの乾物や冷蔵庫にある野菜を上手に利用した副菜を何品か作ることで、費用を抑えたお弁当が作れます。
毎日のお弁当作りは工夫とアイデアで夏休み期間を乗り切ろう
約1ヶ月ある夏休み期間中に、毎日お弁当を作り続けることは非常に大変です。だからといって、冷凍食品ばかりを活用するのではなく、子どもの健康を考えたお弁当を手作りしてあげたいものです。本やインターネットにもたくさんお弁当作りの時短術が公開されているため、費用をかけずに手間を抑えた弁当を作る方法を探してみてはいかがでしょうか。
出典
こども家庭庁 令和5年放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況
こども家庭庁 放課後児童クラブの 長期休業期間等における 食事提供事例集 3ページ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー