アイスを食べるなら「ラクトアイス」がコスパ最強!?「アイスクリーム」「アイスミルク」とはどう違う? 特徴や価格を比較
配信日: 2024.08.06 更新日: 2024.10.10
アイスの種類によって味わいや価格も違ってくるので、気分によって食べ分けてみるのもいいかもしれません。本記事では、種類別の特徴や価格について解説します。
執筆者:本条アカネ(ほんじょう あかね)
FP2級
実はアイスって4種類もある
アイスは乳固形分や乳脂肪分の割合によって「アイスクリーム」、「アイスミルク」、「ラクトアイス」、「氷菓」の4種類に分けられています。具体的な成分規格は図表1の通りです。
図表1
一般社団法人日本アイスクリーム協会 アイスクリームとラクトアイスは、何がちがうの?より筆者作成
それぞれの特徴は?
次は4種類のそれぞれの特徴の違いを比べてみましょう。
アイスクリーム
アイス類の中でも乳成分が1番多いのが「アイスクリーム」です。乳成分が最も多く含まれているため、コクの深い濃厚なミルクの風味を味わえ、なめらかで柔らかい舌触りが楽しめます。
市販のアイスの中では、ハーゲンダッツのバニラ、The Premium バニラ(明治)、パルム(森永乳業)、レディーボーデン(ロッテ)などが該当します。価格は販売店にもよりますが、120円~400円程度と少し幅があり、高価なものもあります。
ちょっとリッチな気分でミルクの味わいを堪能したいなら「アイスクリーム」を選ぶのがオススメです。
アイスミルク
アイスクリームほどではないがしっかり乳成分が含まれているのが「アイスミルク」です。アイスクリームより、ややあっさりしたミルク風味が味わえるのが特徴です。
市販のアイスの中では、雪見だいふく(ロッテ)、MOW宇治抹茶(森永乳業)、ジャイアントコーン(江崎グリコ)などが該当します。価格はこれらの商品の場合120円~130円ほどです。
「濃厚ミルクというよりは、少しあっさりとしたミルク風味が味わいたい」「価格は抑えつつミルク風味を味わいたい」という気分のときにオススメです。
ラクトアイス
アイスクリームやアイスミルクよりも口当たりがさっぱりしているのが「ラクトアイス」です。乳固形分が3.0%以上とアイスミルクの10.0%以上より少なく、内容量が多く手軽な価格なものも多いです。
明治エッセルスーパーカップ超バニラ(明治)、爽バニラ(ロッテ)、パナップ(江崎グリコ)などが該当します。価格は120円前後で販売しているものが多く、価格だけで見るとアイスミルクとあまり差はありません。
また、図表2にあるように内容量で比較してみると違いがよく分かります。
図表2
各社公式サイトより筆者作成
ラクトアイスに該当する3種の商品は、アイスミルクの3種よりどれも内容量が多いのです。「とにかくコスパよくさっぱりミルクのアイスが食べたい」という気分なら「ラクトアイス」が1番オススメですね。
氷菓
氷菓は乳固形分が3.0%未満のものを指し、実はアイスクリーム類ではなく一般食品という分類です。乳成分がほとんどなく、果汁などを凍らせたシャーベットが氷菓に該当します。
赤城乳業のガリガリ君が氷菓の代表的な商品で、価格も100円以下など前記の3種より安価なものが多いです。「とにかく冷たいものが食べたい!」「アイスで喉を潤したい!」というときに最適かもしれません。
コスパよくアイスクリームを楽しみたいなら「ラクトアイス」
アイスクリーム類3種類と氷菓の特徴と違いを紹介しました。
それぞれ特徴や価格帯が異なり、濃厚なミルクのコクを楽しみたいならアイスクリーム、コスパよくたくさん食べたいという場合はラクトアイスのように選ぶのがいいでしょう。
出典
一般社団法人日本アイスクリーム協会 アイスクリームとラクトアイスは、何がちがうの?
執筆者:本条アカネ
FP2級