30代の女性で「毎日700円のランチ」って贅沢ですか? 朝晩は親が作ったもので我慢しているので、ランチはどうしてもプチ贅沢したくなります。
配信日: 2024.08.09 更新日: 2024.10.10
本記事では、平均的なランチ代と比較した結果や、ランチ代を抑えた「プチ贅沢」の方法について調査しました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
平日のランチは自炊が最多となっている
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区)の調査研究機関、「ホットペッパーグルメ外食総研」が2024年3月に実施した「有職者のランチ実態調査」(有効回答数:5534 件)によると、平日のランチは「自炊、または家族等が作った食事」の人が31.1%で4年連続の最多だったとのことです。
同調査では前年に比べてランチ代の上昇が見られましたが、多くの人が自炊でランチ代を抑えようとしていることが分かりました。
ランチ予算の全体平均は452円
同調査によると、ランチ予算の全体平均は452円とのことです。ただしランチの形態別に見るとばらつきがあり、「出前、デリバリーしたもの」では平均1368円となっていますし、「外食店内での食事」は平均1243円です。「自炊、または家族等が作った食事・弁当」も含め、全体としての平均が452円であるという点には注意が必要でしょう。
つまり「毎日700円のランチ」が毎回デリバリーや外食なのであれば、相対的に見れば「安い」と考えることもできるのです。
毎日700円のランチは高いといえる
上記はあくまで全体平均の452円と比較した場合ではあり、実は毎日700円のランチは”高い”といえます。1日の差額は248円とわずかな金額に感じるかもしれませんが、1ヶ月20日間勤務したとすると合計4960円です。1年間だと5万9520円になるので、人によっては高額と感じることでしょう。
また、「毎日700円のランチ」を当初こそは”プチ贅沢”と感じることがあったとしても、毎日繰り返されることによって習慣化し、心理的な満足度が下がっている可能性もあります。
毎日のランチ代を節約すれば、年に1回は贅沢ができる
毎日のランチ代を節約すれば、年に1回はちょっとした”プチ旅行”に出掛けることができるかもしれません。
国土交通省観光庁による「旅行・観光消費動向調査」によれば、2024年1~3月期で日本人国内旅行の1人1回当たりの旅行支出(旅行単価)は4万2706円という速報値が出ています。つまり、5万9520円あれば、年に1回はかなり贅沢な”プチ旅行”ができるということです。
毎日のランチで”プチ贅沢”をするか、年に1回贅沢をするかは人によって意見が分かれるところですが、インパクトは年に1回の「贅沢」のほうが大きいのではないでしょうか。
毎日のランチをプチ贅沢したいなら、自炊という手もある
毎日のランチをプチ贅沢したいなら、自炊弁当という手もあります。とはいえ、自炊は手間がかかるし、自分が食べたいものばかりだと高額になるのではないか、などと不安になってしまう方がいるかもしれません。
そこで、そのような方に向いている方法として提案するのが、手ごろな価格の食材を簡単に調理し、調味料を高級なものにすることです。
例えば、バルサミコ酢が250ミリリットル850円(税込)で販売されているとします。ミニトマトやゆで卵などをお皿や弁当箱に敷き詰め、バルサミコ酢をひと振りして贅沢を味わうといった方法もあるということです。
”贅沢気分”を味わうことが目的なら、弁当箱をお気に入りのものにしてみる
食材と調味料を節約しつつ、弁当箱やランチクロスをお気に入りのものにしてみるのもおすすめです。弁当箱やランチクロスは種類も豊富ですし、好みのものを探してみるのもよいかもしれません。ランチタイムに華やかなランチクロスを広げることで、”贅沢気分”を演出することができるのではないでしょうか。
ランチでプチ贅沢をしたい目的を考える
「毎日700円のランチ」は必ずしも贅沢ではありませんが、習慣化してしまうことで満足度が低下してしまう可能性はあるでしょう。もし「プチ贅沢」を味わうことが目的なのであれば、節約して年に1回本物の「贅沢」をすることもできます。自炊弁当でも、調味料やランチグッズにこだわることで、プチ贅沢は可能です。
このように、「プチ贅沢」の目的を考えてみることによって、思いもよらないアイデアが浮かび上がるかもしれません。
出典
株式会社リクルート ホットペッパーグルメ外食総研 有職者のランチ実態調査(2024 年 3 月実施)
国土交通省 観光庁 観光統計・白書 旅行・観光消費動向調査 2024年1-3月期(速報)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー