【今は実家暮らし】手取りは月15万円くらいですが、ぜいたくとは無縁。質素な生活を送っています。これなら一人暮らしは可能ですよね?
配信日: 2024.08.14 更新日: 2024.10.10
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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単身世帯の消費支出の内訳
総務省統計局が取りまとめた、「家計調査報告〔家計収支編〕 2023年(令和5年)」によると、単身世帯の消費支出の内訳は図表1の通りでした。
図表1
内訳 | 支出額 |
---|---|
食料 | 4万6391円 |
住居 | 2万3815円 |
光熱・水道 | 1万3045円 |
家具・家事用品 | 5955円 |
被服及び履物 | 4712円 |
保健医療 | 7426円 |
交通・通信 | 2万1796円 |
教育 | 2円 |
教養娯楽 | 1万9425円 |
その他の消費支出 | 2万5051円 |
合計消費支出 | 16万7620円 |
総務省統計局「家計調査報告〔家計収支編〕2023年(令和5年)」より筆者作成
単身世帯の平均的な消費支出は、月16万7620円です。住居と光熱・水道費だけで3万6000円以上がかかります。手取りで月15万円の場合、この2つだけで収入の25%近くが消費されます。このことから、手取りが月15万円では全ての費用を賄うのは難しいといえそうです。
一人暮らしの節約方法
独身で自由に使えるお金があると、計画的に貯金するのは思ったより難しいものです。また、一人暮らしを始めるにあたって、生活費に対する漠然とした不安を感じる方もいるでしょう。
そこで本項では、生活費をうまく管理するために一人暮らしで実践できる節約術や、賢くお金をやりくりするコツを紹介します。
家計簿をつける
毎月の支出を管理することは、節約の第一歩です。家計簿をつけることで無駄な出費が明確になり、効率的に節約できます。もし家計簿をつけるのが手間に感じるなら、スマートフォンの家計簿アプリを活用するとよいでしょう。アプリなら記入や計算が簡単になり、家計簿を続けやすくなります。
ポイントを利用する
買い物の際には、ポイントカードやポイントがたまるクレジットカードを利用しましょう。ポイントを効率よくためることで、日常の買い物がお得になります。
自炊を心掛ける
外食が多い場合は、できるだけ自炊を心掛けましょう。食費の節約につながるだけでなく、自炊を習慣化することで外食の頻度を減らすことができます。調理が苦手な場合でも、お米を炊いてスーパーのお総菜を買って済ませれば、外食よりも節約できます。
お出掛けにはマイボトルを持って行く
仕事中などで飲み物を自動販売機で買うことが多いなら、出掛けるときにマイボトルを持って行くことをおすすめします。1回の飲み物代は少額でも、月単位で考えると大きな節約になります。
コンビニよりスーパーなどを利用する
コンビニは便利ですが、商品の価格がスーパーより高い傾向にあります。頻繁に利用すると支出が増えてしまうため、できるだけ利用を控えスーパーやドラッグストアなどを利用しましょう。
財布に必要以上のお金を入れない
財布に多くのお金を入れていると、無駄遣いの原因になります。週や月ごとに予算を決め、その範囲内でお金を持ち歩くようにしましょう。
光熱費の見直しをする
契約している電力会社やガス会社を見直すことで、光熱費を節約できます。より割安なプランを探し、契約内容を確認してみましょう。また、シャワーの出しっぱなしをしないなど、使用時間を短縮するなどの工夫も効果的です。
スマートフォンの契約プランの見直しをする
スマートフォンの契約プランを見直すことで、月額料金を節約できます。使用していないサービスの解約や月の使用データ量を少なくするなどで、より安いプランに変更できる可能性があります。
貯蓄もしっかりと行う
一人暮らしを始めると、さまざまな出費が発生します。そのため、毎月少しずつでも貯蓄しておくことが重要です。食費や通信費などで節約できたお金は、貯蓄に回しましょう。
無理のない節約で一人暮らしをしよう
手取り収入15万円で一人暮らしをするためには、節約が欠かせません。しかし、無理な節約は続けるのが難しくなります。そこで、まずは自分のお金の流れを把握することが重要です。家計簿をつけて支出を把握し、お金の動きを見える化しましょう。
無理のない範囲で節約に取り組むことで、充実した一人暮らしを実現することができます。家計を詳細に見直し、収入と支出のバランスを取ることが成功への鍵となるでしょう。
出典
総務省統計局 家計調査報告〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー