16畳のリビングの場合「エアコンだけ」と「エアコン+扇風機」ではどちらが節約できますか?
配信日: 2024.08.21 更新日: 2024.10.10
そこでこの記事では、16畳のリビングで、エアコンを効率的に使用しながら節約する方法をご紹介します。エアコン単独での使用と、扇風機との併用による電気代の違いを詳しく解説するためぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
エアコンのみを使用した場合の電気代
エアコンを1時間使った場合にかかる電気代は、以下の通りです。条件と合わせて見ていきましょう。
・電力料金目安単価:31円/キロワットアワー(公益社団法人全国家庭電気製品の電気目安を参考)
・エアコン:18畳用
・冷房時の消費電力の目安:1580ワット
1580ワット÷1000×31円/キロワットアワー=約49円
使用環境や設定温度などによって電気代は異なりますが、エアコンのみを使用した場合にかかる電気代は1時間約49円です。8時間使用した場合は1日当たり約392円、1ヶ月(30日と仮定)だと約1万1760円の電気代がかかると予想できます。
エアコンの温度を1度上げて扇風機と一緒に使用した場合の電気代
温度を1度上げても扇風機などで空気を循環させることで、快適な室温に保てる場合もあります。エアコンの温度を1度上げると約10%の節電につながるといわれているため、前述した条件であれば、1時間当たりの電気代は約44円に下がるでしょう。
扇風機にかかる消費電力をおよそ16ワットとすると、1時間当たりにかかる電気代は約0.5円です。エアコンと一緒に使用すると、約44.5円となります。8時間使用すると約356円、1ヶ月で約1万680円です。
このことからエアコンの温度を1度上げて扇風機を一緒に使うと、1時間当たり約4.5円、1ヶ月だと約1080円の電気代を節約できる可能性があることが分かりました。
エアコンを使う際の節約方法
ここからは夏にエアコンを使う際の節約方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
扇風機の設置方法とエアコンの風量
エアコンを使う際は冷房の場合、上向きに風を送るように調節しましょう。冷たい風は重く、上向きに出せば冷気が下に降りてくるため部屋全体が涼しくなります。
さらに、扇風機をエアコンの下に上向きの状態で設置しましょう。扇風機を上向きにして使用することで、エアコンによって部屋にためられた冷気をかきまぜて、温度のムラをなくします。エアコンの風量を上げる方が、温度を下げるよりも電気代も少なくなるため節約につながります。
室外機の周辺温度を下げる
エアコンは外の温度と設定する温度に差があると、電気代も高くなりがちです。そのため、室外機の前に物を置かないようにして、なるべく日陰を作って周辺温度を下げましょう。
室外機周りの温度を下げるには、直射日光が当たらないように日陰を作ると効果的です。日陰を作る際は、空気の流れをさえぎらずに直射日光を防げる、よしずなどを選びましょう。
室外機の前に物を置くことも、周辺温度を上げる原因です。物を置く際は30センチメートルほど間をあけるようにしましょう。
エアコンと扇風機を併用することで電気代を節約できる可能性がある
エアコンを単独で使用するより、温度を1度上げて扇風機と併用した方が、1時間当たり約4.5円の節約が期待できます。1日8時間使用した場合、1ヶ月で約1080円電気代を安くおさえられるかもしれません。
なお、エアコンと扇風機を同時に使う際は、エアコンの下に扇風機を置いて上向きに風を送りましょう。また、エアコンの温度を下げるよりも風量を上げた方が節約につながるとされています。さらに、室外機の周辺に物がある場合は撤去して、直射日光が当たらないように気をつけてください。
冷房を使用した際のエアコン代が気になる方は、この記事でご紹介した節約方法を活用しながら暑い夏を乗り超えましょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー