部屋干しするときは常に「サーキュレーター」と「エアコン」を併用しています。電気代はどのくらいになるでしょうか?

配信日: 2024.08.25 更新日: 2024.10.10

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部屋干しするときは常に「サーキュレーター」と「エアコン」を併用しています。電気代はどのくらいになるでしょうか?
洗濯物を部屋干しするときに、よく乾かそうとしてサーキュレーターとエアコンを併用していると電気代が気になります。そこでサーキュレーターを併用したときの電気代を解説します。また、サーキュレーターの選び方や効率的で経済的な部屋干しの方法も紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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サーキュレーターとエアコン併用のメリット

サーキュレーターとは、直線的に遠くまで風を送りながら空気の流れをつくる家電です。部屋全体の空気を動かし、温度を均一にするために使われています。人に風を当てて涼むことが目的の扇風機とは異なり、サーキュレーターはより強い風を洗濯物に当てることが可能です。
 
室内は風が通りにくいため、空気が同じ場所にとどまりやすくなり、洗濯物が乾くまでに時間がかかるため、嫌なニオイがつくことがあります。サーキュレーターを使うと風が通るため、洗濯物が乾きやすくなります。
 
また、首振り機能を活用すれば、乾きムラを抑えて効率的に乾かせるでしょう。効率的に乾かすことができると、サーキュレーターだけでなくエアコンの使用時間も短くなるため、電気代にも影響が出ます。
 

サーキュレーターとエアコンの併用による電気代

エアコンでカタログ値「冷房:580ワット、暖房470ワット」の機種の場合、1時間あたりの電気目安単価31円/キロワットアワーであるため、冷房は1時間あたり17.98円、暖房は14.57円の電気代がかかります。
 
つぎにサーキュレーターについてみてみましょう。サーキュレーターのモーターにはACモーターとDCモーターの2種類があり、それぞれ消費電力が異なります。
 
DCモーターのサーキュレーターで人気の機種(アイリスオーヤマ「PCF-SDC15T-EC-W」)の定格消費電力は23ワットであり、1時間あたり0.713円です。冷房使用時は1時間あたり約18.7円、暖房は約15.3円となります。
 
同じメーカーのACモーターを使った人気機種(アイリスオーヤマ「PCF-BC15T-W」)は、定格消費電力が31ワット・34ワットです。31ワットの場合は、1時間あたり0.961円です。冷房使用時は、1時間あたり約18.9円、暖房は約15.5円となります。
 

サーキュレーターの選び方

サーキュレーターにはACモーターとDCモーターの2種類がありますが、サーキュレーター自体の電気代も節電したい場合には、DCモーターの方がおすすめです。また、DCモーターを採用した機種のほうが風量調整や首振り、静音性など機能性も高めです。
 
しかし、DCモーターのサーキュレーターはACモーターよりも高額になるため、使用時間などを考慮したうえで選びましょう。
 
また、対応畳数で選ぶことも重要です。対応畳数が大きいと風力も強くなるため、効果的にサーキュレーターを使うことができます。
 
そして、掃除がしやすいものを選ぶこともポイントです。サーキュレーターはガードやファンにホコリがたまりやすいため、カバーの取り外しが可能かどうかという点はもとより、水洗いの可否についても注目して選びましょう。
 

効率的かつ経済的な部屋干し方法とは

洗濯物を早く乾かしたいときには、洗濯物を部屋の真ん中に干しましょう。そしてサーキュレーターを洗濯物の真下に起き、風を真上に上げて洗濯物に当てます。首振り機能を併用すれば、より効率的に洗濯物を乾かすことが可能です。
 
また、洗濯物と洗濯物の間に隙間をなるべく空けることで、空気の循環がよくなり生乾きも防げます。
 
もし雨が降っていないときに洗濯物を部屋干しで乾かすのであれば、窓を開けるのもおすすめです。空気の循環効率も上がり、サーキュレーターで飛ばされた水分を屋外へと逃がすこともできます。
 

部屋干しの洗濯物を効率よく乾かそう

部屋干しで洗濯物についてしまう「ニオイ」を防ぐためには、短時間で効率的に乾かす必要があります。サーキュレーターは電気代がほとんどかからないため、併用しながら早めに洗濯物を乾かしましょう。
 

出典

よくある質問Q&A 全国家庭電気製品公正取引協議会
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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