更新日: 2024.10.10 その他家計
冷蔵庫の中がスカスカ…一回り小さいものにしたら「電気代」はどのくらい安くなりますか?
そこで今回は、冷蔵庫の容量ごとの電気代を比較してみました。冷蔵庫の消費電力をおさえるポイントもご紹介しますので参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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冷蔵庫は電気をたくさん使っている電化製品!?
全国地球温暖防止活動推進センターによると、家庭で使う電化製品で、電力が大きいものは以下の通りです。
・エアコン:14.7%
・冷蔵庫:14.3%
・照明:13.5%
環境省によると、1世帯あたりの冷蔵庫の使用台数は全国平均で1.19台とのことです。そして、製造時期が2011年以降のものを使用している世帯は約6割で最も多いようです。しかし中にはさらに古い冷蔵庫を使用している人もいるでしょう。
「もったいないから壊れるまで使う」と考える方もいるかもしれませんが、冷蔵庫を最新のものに買い替えることで電気代を節約できる場合があるようです。環境省の省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」によると、定格内容積401~450リットルの10年前冷蔵庫と最新冷蔵庫を比較したところ、電気代は-42%とお得になるとのことです。
冷蔵庫の中がスカスカの場合、一回り小さいものに買い替えたら電気代は安くなる?
環境省の「しんきゅうさん」を基に、一回り小さい冷蔵庫に買い替えた場合の年間消費電力量と年間電気代をシミュレーションしてみると以下の結果になりました。
年間消費電力量:273キロワットアワーから249キロワットアワー
年間電気代:8460円から7720円
年間消費電力量:273キロワットアワーから341キロワットアワー
年間電気代:8460円から1万570円
年間消費電力量:336キロワットアワーから333キロワットアワー
年間電気代:1万420円から1万320円
冷蔵庫を一回り小さなものに買い替えたとして、年間電気代をおさえられるケースもありますが、かえって高くなったりそれほど変わらなかったりするケースもあることが分かります。
年間消費電力量と電気代の目安を知りたい場合は、今使っている冷蔵庫と、購入予定の冷蔵庫を比較してみるといいでしょう。
冷蔵庫を一回り小さいものにしても電気代は安くなるとは限らない!
冷蔵庫は一回り小さいものに買い替えれば電気代が安くなるとは限らず、むしろ大きい冷蔵庫の方が電気代が安くなる場合もあることが分かりました。また製造年によっても消費電力量は異なり、最新冷蔵庫の方が省エネ効果が高いといえるでしょう。
今使っている冷蔵庫の中がスカスカだと感じられる場合、古い冷蔵庫で電気代が高ければ最新のものへの買い替えを検討できるかもしれません。いずれにしても、無駄な開閉をしないで温度設定を控えめにしたり、食材を詰め込み過ぎないようにしたりなど、冷蔵庫の使い方を見直すだけでも節電および電気代をおさえることにつながります。
出典
全国地球温暖化防止活動推進センター 5-11 家庭における消費電力量の内訳
環境省 家庭部門のCO2排出実態統計調査 家庭のエネルギー事情を知る 冷蔵庫について
デコ活 くらしの中のエコろがけ 省エネ製品買換ナビゲーション しんきゅうさん
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー