夫のビールが止まらない!「1杯だけ」と言いながら毎日2杯飲むのですが、我慢するのは難しいのでしょうか?
配信日: 2024.08.28 更新日: 2024.10.10
「1杯だけ」と言いつつ、飲み会や食事の席で次々とグラスを空にする光景を目にすることもあるでしょう。お酒を飲まない人からすると「なぜお酒を少量でやめられないのか?」といった疑問を持つかもしれません。
そこで今回は、なぜお酒を少量でストップできないのか、また飲酒の頻度が増えることで将来的にどのような影響があるのか考えてみました。飲酒にかかる費用などを検証しますので、ぜひ最後までお読みください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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飲酒の「もう1杯」に隠された心理
お酒を少量でやめられない理由の一つに心理的な要因が挙げられます。アルコールは摂取することで、一時的な快感やリラックスをもたらします。この効果が「もう一杯」を求めさせる原因となるのです。さらに、飲酒が進むにつれて自己制御能力が低下し、結果として飲む量が増えてしまうという負の連鎖が生じることもあるようです。
さらに、飲み会の場では社会的なプレッシャーや場の雰囲気も影響します。周囲が次々と注文を繰り返す中で、自分だけがストップをかけるのは難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。このような状況下では、少量でやめるという考えが頭から抜け落ちてしまうこともあるでしょう。
飲酒にかかるコスト
総務省統計局の令和5年家計調査(家計収支編)によると、1世帯当たりの年間の酒代は3万7313円、1ヶ月に換算すると約3109円です。自宅でビールを毎日1本のところ2本飲んだ場合、1回の飲酒では缶ビール1本分の小さな出費だとしても、年間など長い目で見た場合、費用はかさんでいることでしょう。
飲酒には直接的な費用がかかり、居酒屋やバーなどの飲食店でお酒を飲む場合さらに費用はかさむでしょう。外食の場ではさらにお酒に加えておつまみや料理の注文も増えるため、全体の支出が膨らむ傾向にあります。
飲酒を少量でやめるための工夫
飲酒を少量でおさえるためには、まず自分自身の飲酒習慣を見直すことが重要です。
具体的な方法として「2杯目以降はノンアルコールビールに変える」「一杯ごとに飲むペースを考える」などの工夫があります。また、飲酒の回数を減らすために、週に飲む日をあらかじめ決めておくことも効果的です。
さらに、周囲とのコミュニケーションも重要です。例えば、飲み会の席で「今日は少しだけにする」と事前に宣言することで、自分自身へのプレッシャーを軽減し過度な飲酒を避けることができるでしょう。お酒を楽しむためには、自分のペースを守ることが大切です。
ビールを1杯でやめるには、あらかじめ飲酒量や飲酒する日を決めておくといい
少量で飲酒をやめるためには、自分の飲酒習慣を見直し、適切な対策を講じることが求められます。今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。
今一度、自身の飲酒について考え直し、節約をしつつ健康的なライフスタイルを目指しましょう。
出典
総務省統計局 e-Stat政府統計の総合窓口 家計調査(家計収支編) 2023年 表番号3
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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