エアコンの効きをよくするために「サーキュレーター」を購入。24時間つけっぱなしにした場合、エアコンのみと比べて電気代はどのくらい違うの?
配信日: 2024.08.31 更新日: 2024.10.10
エアコンと併用してサーキュレーターを使うとエアコンの効果をより高めて電気代の節約にもつなげられる可能性があります。しかし、エアコンとサーキュレーターを併用するとなると、電気代が気になる人も多いかもしれません。
本記事では、エアコンとサーキュレーターを24時間併用した場合の電気代とともに、エアコンの効果をより高めるためのサーキュレーターの使い方についてもご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
エアコンを24時間つけっぱなしにした場合の電気代
エアコンの電気代は消費電力が分かれば計算できます。消費電力は商品によって異なるため、商品カタログなどで確認してみましょう。
電気代の計算式は「消費電力量(キロワットアワー)×電気料金単価(円/キロワットアワー)×使用時間」となります。
例えば、消費電力量が825ワットのエアコンだと0.825キロワットになるため「0.825キロワット×31円/キロワットアワー×24時間=約614円」です。電気料金単価は公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している目安単価で計算しています。
毎日24時間エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代を1ヶ月(30日)に換算すると、1万8000円程度になります。
サーキュレーターを併用した場合の電気代
サーキュレーターの電気代についても、エアコンと同様の方法で計算します。
例えば、消費電力量が23ワットのサーキュレーターを24時間使用した場合の電気代は「0.023キロワット×31円/キロワットアワー×24時間=約17円」です。1ヶ月に換算すると510円になります。
エアコンと合計すると、24時間つけっぱなしにした場合の電気代は約631円、1ヶ月に換算すると約1万8900円です。
サーキュレーターを併用するとエアコンの電気代を節約できる?
サーキュレーターを併用することで室内の空気を循環させられます。エアコンから出てくる冷たい風は下の方にたまりやすいため、サーキュレーターで空気を循環させることで冷たい風を効率よく部屋全体に届けることが可能です。
環境省によると、エアコンの冷房時の設定温度を1度上げた場合、消費電力量が約13%削減できるということです。
今回の例で、サーキュレーターを併用してエアコンの設定温度を1度上げたとします。消費電力量0.825キロワットを13%削減すると約0.7キロワットになるため、エアコンの24時間の電気代は「0.7キロワット×31円/キロワットアワー×24時間=約521円」になります。
この金額にサーキュレーターを24時間つけっぱなしにした場合の電気代である約17円を足しても約538円なので、エアコンの設定温度を1度上げる前よりも100円ほど電気代が安く済む計算になります。
サーキュレーターの効果によりさらにエアコンの設定温度を上げることができれば、もっと電気代を節約できるでしょう。
エアコンとサーキュレーターを併用して設定温度を1度上げると24時間の電気代は約100円節約できる
エアコンから出る冷たい風を部屋全体に行き渡らせたり、エアコンのない隣の部屋まで届くようにしたりするために、サーキュレーターを活用している家庭もあるでしょう。
エアコンとサーキュレーターの両方を24時間つけっぱなしにした場合、電気代は約631円かかる可能性があります。しかし、サーキュレーターを使用することでエアコンの設定温度を1度上げることができれば、電気代が100円ほど安くなるため、併用する方が節約につながるかもしれません。
電気代をできるだけ節約できるよう、サーキュレーターを使ってより効果的にエアコンの効きをよくする方法を考えてみるといいでしょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Q カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
環境省 家庭部門のCO2排出実態統計調査 家庭のエネルギー事情を知る エアコンの使い方について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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