「お風呂の残り湯で洗濯する」という話を聞きましたが、あまりイメージが湧きません。「節約」のため、具体的な内容を教えてください!

配信日: 2024.09.05 更新日: 2024.10.10

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「お風呂の残り湯で洗濯する」という話を聞きましたが、あまりイメージが湧きません。「節約」のため、具体的な内容を教えてください!
お風呂は一日の疲れを取る場であり、湯舟に毎日つかる方も多いと思います。湯船に入ると疲れは取れますが、気になるのは水道代です。せっかくためたお湯を流すのはもったいないと感じる方も多いでしょう。
 
お風呂の残り湯の使い道の一つに、洗濯で活用する方法があります。すでに使用している方も多いと思いますが、お風呂の残り湯は洗濯でどのように使われるのでしょうか。
 
今回の記事では、洗濯でお風呂の残り湯を使うやり方や、残り湯を使うメリット、デメリットについて解説します。
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残り湯は洗濯で、どのように使う?

残り湯で気になるのは雑菌です。お風呂は普通の水よりも雑菌が繁殖してしまうため、洗濯で使うのをちゅうちょする方も多いでしょう。
 
残り湯で洗濯する場合は、「洗い」で使用するようにしましょう。すべての工程を残り湯にしてしまうと、雑菌や汚れが衣類に付着する可能性があります。洗濯洗剤には衣類の防菌に優れているものもありますが、「すすぎ」で残り湯を使うと防菌効果のある洗濯洗剤が流れ出てしまうため、意味がありません。
 
残り湯を使う場合は「洗い」のときだけにし、それ以外の工程は必ず水道水で行うようにしましょう。
 

お風呂の残り湯を洗濯で使う方法

次に残り湯をどうやって洗濯に使うのかを解説します。やり方は全部で3通りありますので、順に解説します。
 

バケツを使う

一番イメージしやすいのは、バケツを使ってお湯を移す方法です。使う分だけお湯を洗濯機に入れれば、洗濯をすることができます。
 
ただし、使う水の量が多い場合は体力と時間がかかります。洗濯物がたくさんある場合は大変なので、少しの量のときにおすすめです。
 

洗濯ホースを使う

バスポンプを使用すれば簡単にお湯を移し替えることができます。体力も必要がないため、一番手っ取り早い方法といえるでしょう。洗濯機を購入すると付属品がついている場合もあります。付いていない場合は、家電量販店やインターネットでも購入が可能です。
 

配管を使う

お風呂と洗濯機の周りに配管を設置する方法もあります。ただし、専用の配管を設置するには工事が必要となります。アパートやマンションなどの賃貸物件だと難しいかもしれません。持ち家の方で、残り湯を使って頻繁に洗濯する場合におすすめです。
 

お風呂の残り湯で洗濯するメリット

お風呂の残り湯で洗濯するメリットは水道代の節約が思い浮かぶでしょう。以下では、どのくらい節約になるのかと、節約以外のメリットを解説します。
 

節約になる

お風呂の残り湯を使えば水道代はその分かからないので、節約になります。8キロの縦型全自動洗濯機の場合、1回の洗濯でかかる水道代は24.8円です。一方、残り湯を使えばおよそ5.9円で済みます。
 
毎日洗濯した場合、1ヶ月を30日として計算すると、かかる費用は通常だと744円ですが、残り湯を使うと177円と567円の節約になります。ちなみに365日で計算すると約7000円近くの節約になるため、残り湯で洗濯すると水道代をかなり抑えることができます。
 

汚れが落ちる

節約以外では、汚れを落とす効果に期待ができます。入浴後だと40度前後の場合が多いでしょう。汚れは水よりもお湯の方が落ちやすいため、洗濯効果を高めることができます。温かいうちに利用した方がいいので、入浴直後に洗濯するのがおすすめです。
 

お風呂の残り湯で洗濯するデメリット

残り湯を使うと節約や汚れを落とす効果がありますが、デメリットもあります。具体的に解説します。
 

色落ちする

残り湯での洗濯は汚れが落ちやすくなりますが、洗浄力が高いため色落ちする可能性があります。デニムや色の濃い衣類は色落ちしやすいため、残り湯を使う際は注意しましょう。
 

洗濯物が傷む

洗濯する素材によっては、衣類が傷む可能性があります。ナイロンやポリエステルは熱に弱く、洗うと衣類が縮んだりすることがあります。洗濯前に素材を確認して、傷みが気になる場合は水で洗濯するようにしましょう。
 

デメリットを理解した上で利用しよう

残り湯での洗濯は、家庭内でも取り入れやすく簡単に節約ができる方法です。特に洗濯回数が多い家庭は、残り湯を使えばかなりの節約になるでしょう。上記で解説した通り、残り湯での洗濯はデメリットもあるので、場面に応じて使い分けるようにしましょう。
 

出典

東京ガス お風呂の残り湯は温かいうちに洗濯に利用
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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