更新日: 2024.10.10 貯金
銀行口座を分けるメリットとは? 口座を複数持つ場合はいくつがいい?
本記事では、銀行口座を複数持つメリットや、複数持つ際はいくつがベストなのかについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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銀行口座は分けたほうがいい? 1つでも問題ない?
銀行口座は複数持っておくとよいといわれております。1つの口座しか持っていないと生活用の支出や貯蓄の区別がつかずに、お金の管理が難しくなってしまいますが、口座を複数持って目的にあわせて使い分けることで、使ってよいお金とためておくお金の線引きができ、お金の管理がしやすくなります。
他にもメリットがあるため、次の見出しで解説します。
銀行口座を分けるメリットとは?
銀行口座を分ける代表的なメリットとして、次の3つが挙げられます。
・目的に応じて使い分けられるため貯金しやすい
・金融機関が破綻するリスクに備えられる
・複数の銀行の特典をうけられる
それぞれ詳しく解説します。
目的に応じて使い分けられるため貯金しやすい
銀行口座を分けておくことによって、「貯金用」「生活費用」など目的別にお金を分けることができ、管理がしやすくなります。目的にあわせてお金を管理することによって無駄遣いも防止しやすくなり、目標に向けた貯金がしやすくなるというメリットがあります。
金融機関が破綻するリスクに備えられる
銀行口座を複数持っておくことは、金融機関が破綻したときのリスクの備えにもなります。
金融機関が破綻した場合、預金保護制度によって保護されるのは1つの金融機関につき1000万円までの元本と利息となるため、1000万円を超える金額については保証されていません。そのため、1000万円を超える預金がある場合には、1つの金融機関に預金を集中させるのではなく、いくつかの金融機関に分散させておくことで、リスクに備えることができます。
また、もし金融機関が破綻した場合には、お金を引き出したいタイミングで引き出せなくなる可能性もあるため、そういったリスクへの備えにもなります。
複数の銀行の特典をうけられる
銀行口座を複数の金融機関にまたがって使い分けることで、各社が提供している特典をうけることができます。振込手数料に関する特典や新規口座開設によるポイント付与など、金融機関によって特典の内容は異なるため、金融機関選びの際の1つの指標にしてもよいでしょう。
銀行口座を複数保つ場合は3つ以上がおすすめ
銀行口座を複数保有する場合、3つ程度に分けるのがおすすめです。それぞれ「ためる」「使う」「増やす」など、目的を分けて口座を管理することが、上手なお金の管理につながるコツです。それ以外にも、冠婚葬祭や特別な出費に備えるための貯金など、個人の状況や目的・管理方法にあわせて、保有する銀行口座数は柔軟に決めるとよいでしょう。
複数の銀行口座を開設する際の注意点
銀行口座を分けて、複数保有することにはメリットだけでなく、次のような注意点もあります。
・口座が多すぎても管理が大変
・口座間でお金を移動させる際に手数料が発生する
それぞれについて解説します。
口座が多すぎても管理が大変
銀行口座ごとにIDやパスワード、キャッシュカードや通帳が必要になるため、口座を多く持ちすぎても、かえって管理が大変になってしまいます。また、口座が増えることによって資産の把握にも手間が発生するため、むやみやたらと銀行口座を開設するのではなく、目的を明確にしたうえで必要な口座数を検討することが重要です。
口座間でお金を移動させる際に手数料が発生する
口座間でお金を移動させる場合、どちらもご自身の口座であっても手数料がかかる場合があります。1回あたりの振込手数料が数百円であっても、回数を重ねるとトータルで負担する金額は大きくなります。
金融機関によっては振込手数料が無料になるサービスを提供しているところもあるため、口座開設時にいくつかの金融機関を比較しておくと、手数料の節約につなげられます。
まとめ
銀行口座を複数に分けることでお金の管理がしやすくなったり、金融機関の破綻に備えたりできるなどのメリットがあります。ただし、やみくもに口座開設をするのではかえって管理が煩雑になったり、余計な手数料を発生させてしまったりする可能性もあるため、ご自身の目的やライフスタイルにあわせて、口座数を検討するとよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー