更新日: 2024.10.10 その他家計
1週間に1度、冷蔵庫のなかを「空っぽ」にすると節約になると聞きました。かなりハードルが高いのですが、電気代はいくら節約できますか?
そこで今回は、冷蔵庫を空にすることで得られる節約効果と、実践するための具体的な方法について解説します。冷蔵庫内の整理に困っている方も、ぜひ参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
冷蔵庫を空っぽにすると節約になるのか?
冷蔵庫の中が常にいっぱいだと、食品の存在を忘れてしまいがちです。その結果、賞味期限が過ぎてしまったり、同じ食材を何個も購入してしまったりすることがあります。冷蔵庫を空っぽにすることで、食品ロスを減らすことができたり、必要以上に食品を購入することがなくなったりするため、自然と食費もおさえることができるでしょう。
また、冷蔵庫が空っぽであれば、次の買い物の際に必要なものだけをリストアップすることができるため、計画的な買い物がしやすくなります。買い物リストを基に購入することで、衝動買いを防ぎ節約につながります。
さらに、冷蔵庫の中を整理整頓して空っぽにすると、庫内の冷却効率も上がるため電気代の節約にもつながるというメリットもあります。
冷蔵庫に食品を詰め込みすぎないようにすると年間でどれくらいの節約になるのか?
では実際に、冷蔵庫に食品を詰めすぎないようにした場合、どれくらい電気代を節約できるのか見ていきましょう。
経済産業省資源エネルギー庁によると、食品を詰め込みすぎないようにする、冷蔵庫の温度設定を「強」から「中」にする、扉の開けている時間を減らすなどの工夫をすると1.2%〜1.8%の節電効果が得られるとしています。環境省によると1世帯が1年間に支払う電気代の全国平均価格は11万3000円であることから、これらの工夫をすると年間で1356円~2034円程度の電気代の節約が見込めます。
さらに、冷蔵庫は庫内を冷やすために使った熱を背面や側面から放出しているため、冷蔵庫を設置する際に壁との間に適度な隙間をつくると冷却効率がよくなり、さらなる節約効果が期待できるでしょう。
冷蔵庫を空っぽにするコツ
冷蔵庫に食品を詰め込みすぎないことが電気代の節約につながると分かっていても、なかなか実践できないという方もいるでしょう。ここでは、冷蔵庫を1週間に一度空にするための工夫をご紹介します。
・買い出し時にあらかじめメニューを決める
まずは、1週間分の食材を計画的に使い切ることを目指しましょう。週末にまとめて買い物をする際には、1週間分の献立をあらかじめ考え、その献立に必要な食材だけを購入します。
・期限の迫っているものから優先的に使う
冷蔵庫の中身を定期的にチェックし、使いかけの食材や期限が迫っているものから優先的に消費するように心がけます。これにより、食品ロスを減らし計画的に食品を使い切ることができるようになります。さらに、余った食材は冷凍保存やリメイク料理に活用することで、無駄なく使い切ることができるでしょう。
・買い出し前に冷蔵庫の在庫をチェックする
買い物前には必ず冷蔵庫の中を確認し、何が残っているのかを把握することが大切です。これにより、重複して同じ食材を購入するリスクを減らし、無駄を防ぐことができます。
1週間に1度冷蔵庫を空にすると冷蔵庫にかかる電気代や食費を節約できる
冷蔵庫を1週間に一度空にすると、冷蔵庫にかかる電気代だけではなく、食品ロスを防ぐこともできるため食費の節約にもつながります。電気代については、食品を詰め込みすぎない、冷蔵庫の温度設定を「強」から「中」に変更する、扉の開ける時間を減らすなどの工夫をすることで、年間で1356円~2034円程度の節約が見込めます。
食費を節約するためには、買い出し時には必要なものだけ買う、冷蔵庫内にある食品を使い切るようにする、買い出し時には在庫の確認を行うといいでしょう。
出典
経済産業省資源エネルギー庁 どうやったら節電できる? 明日からすぐに役立つ節電・省エネのヒント
環境省 家庭でのエネルギー消費量について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー