友人の家に遊びに行ったら“スマート家電”を使っていました。電気代の節約に効果があると言っていましたが、コストパフォーマンスはよいのでしょうか?

配信日: 2024.09.27 更新日: 2024.10.10

この記事は約 3 分で読めます。
友人の家に遊びに行ったら“スマート家電”を使っていました。電気代の節約に効果があると言っていましたが、コストパフォーマンスはよいのでしょうか?
スマート家電はテレビCMなどでも見かける機会が増えたり、実際に知り合いなども利用していたりと身近なものに感じている方もいるでしょう。スマート家電を活用すると節約にもつながることなどを耳にして、利用を検討している方もいるかもしれません。
 
今回は、スマート家電とはどういったものなのか、電気代の節約効果などは実際どの程度見込めるのかなどについて紹介します。スマート家電が気になっている方は参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

スマート家電とは

インターネットにつなげて利用する家電製品のことを、IoT家電・スマート家電と呼びます。外出先でもスマートフォンで操作できるほか、センサーやスケジュール機能を活用し、家電の自動化が可能なものもあるようです。
 
近年では人工知能(AI)を搭載したモデルもあり、利用状況を学習して最適化することで消費電力を削減し、節電・節約にも効果を発揮しているようです。
 

スマート家電の種類と導入コスト

代表的なIoT家電の種類は以下の通りです。


・空調系:エアコン、空気清浄機など
・映像:オーディオ系、テレビ、スピーカーなど
・設備系:照明器具、スマートロック、カーテンなど
・家事系:掃除機、洗濯機など
・調理系:調理鍋、冷蔵庫、オーブンレンジなど

これらのほかにも、家庭内の家電・照明などのリモコン機能をスマートフォンやスマートスピーカーに集約できる、スマートリモコンがあります。スマートリモコンは1万円以下で購入できる製品もあるため、導入のハードルは高くないかもしれません。
 

スマート家電で電気代は節約できるのか

スマート家電には節電機能を期待できる製品があり、上手に活用することで電気料金の節約ができるでしょう。具体的な製品は以下の通りです。


・スマートプラグ
・スマートセンサー

それぞれについて紹介します。
 

スマートプラグ

スマートプラグとは、コンセントと家電の間に接続し、対象家電をリモート操作可能にする機器です。インターネットを介してスマートフォンと接続でき、外出先でも電源のオンオフができます。
 
また、スマートプラグにより外出時にも家電製品の電源を一括停止可能で、消し忘れを予防し節電・節約効果を高められます。
 

スマートセンサー

スマートセンサーは、室内の温度や湿度を計測する機器で、空調機器と接続することで設定した温度・湿度をたもてます。必要なタイミングで空調機器を起動させれば、節電・節約効果を得られるでしょう。
 

スマート家電が電気代節約につながる理由とは

スマート家電を利用すれば、外出先で家電製品の電源をオフにすることができるため、消し忘れた際に対応可能です。
 
製品によっては、家電全体の電源の入り切りを自動的に管理してくれるものや、部屋の温度や湿度を検知してエアコンや加湿器の運転を調整できるものもあるようです。空調費は電気代の中でも占めるウエイトが高いため、抑制できれば電気代の節約が可能です。
 
ほかにも、リアルタイムで電気の消費量を確認できる製品もあり、使い過ぎを予防する効果も期待できるでしょう。
 
あわせて、電灯を蛍光灯や白熱電球からLEDのシーリングライトに変更すれば、電気代の節約とともに寿命の長さによってランニングコストも安くなり、節約効果が見込めます。
 
パナソニック株式会社の調査によると、白熱電球(シリカ電球)からLED電球に変えることで消費電力を約86%カットでき、年間の電気代を2880円程度おさえられることが公表されています。
 

スマート家電に切り替えればランニングコストが改善される製品もあり、コストパフォーマンスはよくなる可能性が高い

スマート家電への切り替えにより、待機電力の抑制や電気の消し忘れの予防などができ、電気代の節約が可能です。スマート家電の種類によっては購入価格が高いものもありますが、今後使用する上での利便性も含めてメリットの方が多いと感じる方もいるようです。
 

出典

パナソニック株式会社 白熱電球からLED電球へ交換するポイント! 違いと注意点を詳しく解説
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集