妻はジップロックを「1回きり」で捨てています。もったいないので洗って再利用してほしいのですが、衛生面での問題はあるのでしょうか?
配信日: 2024.10.05 更新日: 2024.10.10
普通のポリ袋に比べて値段が高いものが多いため、1回しか使わずに捨ててしまうことに「もったいない」と感じるかもしれません。
本記事では、ジップロックは再利用が可能なのかについて、1回で捨てる場合と洗って再利用する場合の費用の比較や、おすすめの再利用方法も含めてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
ジップロックは洗えば再利用できる?
ジップロックは丈夫な素材なので、1回使ってすぐ捨ててしまうのはもったいないと感じる人もいるでしょう。実際に、ジップロックの種類によっては洗って再利用できるものもあるようです。
再利用が可能とされているジップロックについては、食器用洗剤を含ませたスポンジを使って丁寧に手洗いし、洗浄後はバッグの口を開いた状態にして、十分に乾燥させてから再び使用しましょう。食器洗い乾燥機の使用は推奨されていないので注意が必要です。
なお、実際の洗浄実験において、食器用洗剤を用いてスポンジ洗浄を2回行い、よく乾燥させた結果、あらかじめ混ぜておいた菌が検出されないことが確認できているため、衛生面での心配はないと考えられます。
ただし、生の肉・魚・卵、またはアレルギーを引き起こす可能性のある食品を保存したジップロックは、再利用しないよう呼びかけられています。再利用する際は、どのような食品を保存したものかを確認するようにしましょう。
ジップロックを洗って再利用した場合の節約効果は?
ジップロックを再利用した場合、1回使って捨てるよりもどのくらい節約になるのかを計算してみましょう。18枚入りで302円(税込み)のジップロックを例に挙げてご紹介します。
1枚あたりの価格は約17円になるため、2回使って捨てた場合は単純にコストが2分の1になり、約8.5円です。
同じように、3回使って捨てた場合は約5.7円、4回使って捨てた場合は約4.3円となります。4回再利用すれば約13円の節約にはなりますが、耐久性の問題もあるのでジップロックの状態も確認しながら使用したほうがよいかもしれません。
少なくとも2回使ってから捨てるようにするとコストを半分におさえられるため、節約効果としては十分といえるでしょう。
ジップロックを再利用できない場合の対策
種類によっては再利用できないジップロックもあるようですが、1回で捨てるのはもったいないと感じる場合は、警視庁のホームページで紹介されているジッパー部分だけ再利用する方法がおすすめです。
使用済みジップロックのジッパー部分だけをハサミで切り取り、未使用のポリ袋をジッパーの内側に差し込んでみましょう。本来のジップロックより生地は薄いですが、ジッパーの開け閉めが可能になるため、食品の保存に役立ちます。
また、ジップロックと同じように食品などを入れて冷蔵庫や冷凍庫で保存できるシリコンバッグを利用する方法もあります。シリコンでできているため洗って繰り返し使用でき、耐久性に優れています。食器洗い乾燥機対応のものもあるため、洗うのも楽にできるでしょう。
500ミリリットルサイズだと1500円前後で販売されている商品もあるため、チェックしてみることをおすすめします。
再利用可能なジップロックをよく洗って使用すれば衛生面での心配はないと考えられる
ジップロックは食品の保存などに便利ですが、1回きりで捨てるのは「もったいない」と感じる人もいるかもしれません。ジップロックの種類によっては洗って再利用できるものもあるため、チェックしておくとよいでしょう。
再利用が可能なものであれば、食器用洗剤を含ませたスポンジを使ってしっかり洗浄し乾燥させることで衛生面での心配はないと考えられます。また、ジップロックを1回きりで捨てるのではなく2回使うことでコストが半分におさえられるため、節約にもなるでしょう。
ジップロックの再利用が難しいようであれば、ジッパー部分だけ切り取って未使用のポリ袋に取り付けて使用したり、何度でも洗って繰り返し使用できるシリコンバッグを使うようにしたりする方法もおすすめです。
出典
警視庁 災害対策課ベストツイート集 生活・暮らし 便利技 ジッパー付き袋の再利用
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー