夫婦2人暮らしですが、なんだかんだ毎日「コンビニ」や「スーパー」で買い物してしまいます…。もしかして「まとめ買い」の方が節約になるのでしょうか?

配信日: 2024.10.20 更新日: 2024.10.22

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夫婦2人暮らしですが、なんだかんだ毎日「コンビニ」や「スーパー」で買い物してしまいます…。もしかして「まとめ買い」の方が節約になるのでしょうか?
物価の高騰が著しい昨今、生活費は少しでもおさえたいところです。買い物の頻度が高い方のなかには、まとめ買いの方が節約になるのではないかと考えている方もいるでしょう。
 
しかし、まとめ買いで本当に節約できるのか、店を利用する回数が減って不便が生じるのではないかといった、疑問や不安もあるかもしれません。
 
そこで今回は、まとめ買いのメリットと注意点を解説します。買い物の方法を見直したい方は、参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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まとめ買いによる3つのメリット

まとめ買いのメリットはおもに3点です。家計の改善に有効と感じれば、都度買いからまとめ買いに変えるのもよいでしょう。
 

無駄遣いの機会が減る

店を利用する回数が減ることで、無駄遣いのリスクをおさえられます。
 
例えば「レジ横のお菓子が気になり、つい買ってしまった」という経験がある方もいるでしょう。店側もこれを見越して、レジ周辺に商品を配置しているともいわれます。このように、コンビニやスーパーには、出費を促すための工夫が各所に施されています。
 
こうした想定外の出費を防ぐためには、店を利用する回数を減らすことも有効です。
 

交通費を節約できる

電車やバスを利用して買い物をしている場合は、交通費による出費も忘れてはいけません。1回あたりは少額としても、毎日積み重ねれば、無視できない金額になる可能性があります。
 
まとめ買いであれば、店を利用する回数を減らせるため、交通費の削減が期待できます。
 

単価をおさえられる

大容量パックや業務用商品を購入することで、都度買いよりも単価をおさえられます。日用品や賞味期限が長い食品などでは、特に有効です。
 
また、催し日にまとめ買いをすれば、ポイント付与率が向上したり、割引を受けられたりと、より高い節約効果を期待できるでしょう。
 

まとめ買いの注意点

節約効果が期待できるまとめ買いですが、注意点を把握していないと、かえって食材を無駄にしてしまうリスクもあります。この章では、まとめ買いの3つの注意点をご紹介します。
 

計画性が求められる

必要な量を確認せずにまとめ買いをすると、余分に購入してしまうおそれがあります。
 
買いすぎを防ぐためには、次の買い物までの献立を、大まかにでも計画しておくことなどが有効でしょう。「月曜日の夜はカレー、火曜日の夜は魚」のようにめどを立てることで、必要な食材を把握できます。
 

利用できる特売日が限られる場合もある

店を訪れる回数が減るため、特売品を買いにくくなる場合があります。具体的には、「月曜日は肉が安く、火曜日は魚が安い」など、特売品が曜日単位で設定されている店舗での買い物です。
 
こうした店舗でまとめ買いをする際は、消費金額が多い食材を特定し、その食材の特売日にまとめ買いをするなどの工夫が求められるでしょう。
 

保存スペースを確保しなければならない

大量の食材を保存するためのスペースを確保しなければなりません。適切に管理できないと、賞味期限が切れたり、食材が傷んだりするリスクがあるためです。
 
また、冷蔵庫への過度な詰め込みは、消費電力を増やし、電気代を高める要因になります。経済産業省資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によれば、冷蔵庫にものが詰め込まれた状態と、その半分の状態とでは、年間の電気代に約1360円の差があります。
 
詰め込みによる電気代の増加額が、まとめ買いによる節約額を上回ると、本末転倒です。まとめ買いの頻度は、保存スペースや使用頻度などから逆算して決定するとよいでしょう。
 

まとめ買いには節約効果があるが、無駄を生むリスクにも注意

まとめ買いのおもなメリットは「無駄遣いの機会が減る」「交通費を節約できる」「単価をおさえられる」の3点です。一方、無計画にまとめ買いをすると食材を無駄にしてしまうことにつながるほか、利用できる特売日が限られたり、大量の食材を保存するためのスペースが必要だったりなどの注意点もあります。
 
したがって、まとめ買いが必ずしも節約になるとは限らない点に留意しなければなりません。自分の消費行動を振り返り、まとめ買いの方が節約になると感じれば、切り替えを検討するのもよいでしょう。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 冷蔵庫
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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