更新日: 2024.10.24 その他家計
「安いから」と日用品を100円ショップで購入する妻。薬局で買ったほうが結果的に安く済みませんか?
今回は、日用品を安く購入するための工夫や1人当たりの日用品消費額、購入する際の着目ポイントなどを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
日用品の月当たりの平均支出と購入品
日用品にかかる費用は、家族の人数や生活スタイルなどによって差があります。
総務省統計局の「家計調査」によると、令和5年の2人以上の世帯の1ヶ月当たりの家具・家事用品の平均支出額は1万2190円です。その中でも、日用品に該当する可能性がある項目の「家事雑貨」には2209円、「家事用消耗品」には3481円です。上記2つの項目を合計すると5690円となり、決して安くはない費用がかかっています。
日用品をいかに工夫して安く購入するかでお金の節約に繋がるといえるでしょう。
100均の方がお得な日用品、薬局の方がお得な日用品とは?
100均の商品は単価だけで見ると、薬局よりもお得な商品がいくつかあります。
ここでは、100均と薬局の税抜き価格に注目して、1個当たりの単価がお得な日用品と損をする日用品をご紹介します。
100均の方がお得な日用品
100均の方がお得な日用品として、以下の2つが挙げられます。
・使い捨て手袋
・メラミンスポンジ
ポリエチレン製の使い捨て手袋は、100均であれば120枚入りで100円に対して、薬局で購入すると100枚で348円です。100均の方が量が多く価格も安いことが分かります。
メラミンスポンジは、100均であれば多いもので40個入り100円であるのに対し、薬局だと20カット入り248円です。100均の方が個数が2倍で価格は半分以下という結果になりました。
どちらも同じ商品ではないため、品質や使い勝手を考えると薬局の方が優れている可能性があります。しかし、使い捨て手袋やメラミンスポンジは使用頻度も多い日用品と考えられるため、価格を重視して選ぶのであれば100均で購入することをおすすめします。
薬局の方がお得な日用品
以下2つの日用品は薬局で購入したほうが安いことが多いようです。
・除湿剤
・除湿剤
なぜなら、100均で販売されている上記の日用品は薬局の商品より少量だからです。
除湿剤について、100均では吸湿量300mLのものが2個入りで100円で売られていますが、薬局では550mLのものが3個入り198円で購入できます。また、ティッシュに関しても、100均では100組入り2個パックが100円なのに対し、薬局では200組入り6個パックが358円と、こちらもお得になっています。
薬局の場合は、大容量で単価が安い日用品が多い傾向にあります。
単価に応じて100均と薬局で買い分けが必要
生活するうえで欠かせない日用品。欠かせないからこそより安く購入し節約につなげることが大切です。100均は商品によって少量であるケースもあり、結果的に薬局で日用品を購入したほうがお得になることがあります。
2人以上の世帯の家具・家事用品の平均支出額は1ヶ月当たり1万2190円です。そのうち、日用品に関連する項目を計算すると5600円程度となります。月に5600円程度の出費は安いとはいえないため、いかに賢く日用品を買い分けるかが重要です。
100均と薬局の商品と比べる際は、内容量と単価にも注目してみましょう。ただし、安い商品ではなくても品質や使い勝手に優れている商品もあるため、価格重視で選ぶか品質重視で選ぶかはよく考える必要があります。
生活に必要な日用品だからこそ、買い分けることで節約につなげて快適な生活を送りましょう。
出典
総務省統計局 e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(世帯数分布~家具・家事用品)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー