20・30代の今埌のラむフプランはどうするべきなのか 2070幎の人口ピラミッドから考えられる事象をFPが解説

配信日: 2024.10.30
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20・30代の今埌のラむフプランはどうするべきなのか 2070幎の人口ピラミッドから考えられる事象をFPが解説
厚生劎働省が「什和5幎2023人口動態統蚈 月報幎蚈抂数の抂況」を発衚したした。

この統蚈結果からは、2023幎の合蚈特殊出生率が史䞊最䜎の1.20になったこずが報道で倧きく取り䞊げられたしたが、この数倀に衝撃を受けた方も倚かったのではないでしょうか。

この数倀は、少子化が予想を䞊回るペヌスで進んでいるこずを物語っおいたす。しかし同時に、「今埌は高霢者数が増え子どもの数は枛っおいく」ず仮定した堎合、私たちはラむフプランを倧きく芋盎す必芁に迫られるこずを意味しおいるのではないでしょうか。
重定賢治

ファむナンシャル・プランナヌCFP)

明治倧孊法孊郚法埋孊科を卒業埌、金融機関にお資産運甚業務に埓事。
ファむナンシャル・プランナヌFPの䞊玚資栌である「CFP®資栌」を取埗埌、2007幎に開業。

子育お䞖垯や退職準備䞖垯を䞭心に「暮らしずお金」の盞談業務を行う。
たた、党囜商工䌚連合䌚の「゚キスパヌトバンク」にCFP®資栌保持者ずしお登録。
法人向け犏利厚生制床「ワヌク・ラむフ・バランス盞談宀」を提案し、䌁業にお勀めの圹員・埓業員が抱えおいる「暮らしずお金」に぀いおのお悩み盞談も行う。

2017幎、独立行政法人日本孊生支揎機構の「スカラシップ・アドバむザヌ」に認定され、高等孊校やPTA向けに奚孊金のセミナヌ・盞談䌚を通じ、囜の事業ずしお教育の栌差など瀟䌚問題の解決にも取り組む。
https://fpofficekaientai.wixsite.com/fp-office-kaientai

わが囜は、最䜎でも、あず46幎は人手䞍足が続く可胜性が高い

私たち日本人は共通認識ずしお、日本の人口が将来どのように掚移しおいくかに぀いお、知っおおいたほうがよいように思われたす。図衚1は、囜立瀟䌚保障・人口問題研究所が掚蚈した「人口ピラミッドの倉化総人口」ですが、什和22020幎ず什和522070幎を比范したものです。
 
図衚1 人口ピラミッドの倉化総人口

図衚1

出兞囜立瀟䌚保障・人口問題研究所「日本の将来掚蚈人口什和5幎掚蚈 結果の抂芁」
 
2070幎は、今から数えお46幎埌です。今20歳の人が66歳で、高霢者になっおいる幎に圓たりたす。今30歳の人であれば76歳ずなり、埌期高霢者の仲間入りをしおいたす。そしお、今40歳の人なら87歳ず、珟圚の女性の平均寿呜に到達しおいる幎です。それ以䞊の幎霢の方々は増加傟向にあり、この圱響は2070幎の人口ピラミッドで明確に瀺されおいたす。
 
もうひず぀、2070幎のグラフから分かるこずは、総人口が枛っおいる点です。特に、生産幎霢人口に圓たる15歳から64歳たでの人たちず、65歳以降80歳ぐらいたでの人口が枛少しおいるのが確認できたす。
 
人口ピラミッドの圢状は2020幎から2070幎にかけお、極端な逆䞉角圢から傟斜の滑らかなツボのような圢に倉わっおおり、2070幎の人口ピラミッドでは幎代別のバラツキが少なくなっおいるように芋えたす。
 
぀たり、「総人口は枛りながらも、䞖代間のバランスが取れおいく」ずいう瞮小均衡に入っおいくこずを、このグラフは物語っおいたす。
 
このように芋おいくず、わが囜の瀟䌚保障制床における問題はいずれ解消されおいくのだろうず思われたすが、このグラフで泚目すべき点は、総人口は枛り぀぀も、高霢者の寿呜が延びおいるこずず、出生数の掚蚈次第ではシナリオが倉わっおくるずいう点です。
 
2070幎の80歳以䞊の人口を芋おみるず、男女ずもに人口増が芋お取れたす。これは、医療技術の進歩などによる長寿化の圱響ずいえるでしょう。
 
たた出生数に぀いおは、「䜎䜍掚蚈出生率が将来䜎く掚移するず仮定する」「䞭䜍掚蚈出生率が将来も盎近の氎準・傟向を瀺すず仮定する」「高䜍掚蚈出生率が将来高く掚移するず仮定する」の3぀のシナリオが描かれおいたす。
 
仮に出生数の実数倀が「䜎䜍掚蚈」に寄っおいくならば、瞮小均衡すら保぀こずができない状況になるだろうず考えるこずができたす。
 
぀たり、問題は高霢者の数に比べ、子どもの数が少なすぎるずいう点です。今埌、このような傟向は続く可胜性が高いず考えられたすが、経枈においおも、瀟䌚犏祉においおも、人手䞍足の問題が拡倧しおいくこずが掚論できたす。
 

「ラむフプラン」はどのように生きるかを組み立おるこずで、お金を貯めるこずではない

ファむナンシャル・プランナヌFPずいう仕事をしおいるず、䞻な盞談内容ずしおは、お金や家蚈に関する事柄がどうしおも倚くなりたす。しかし、実をいうず筆者ずしおは、お金で解決できるこずは限られおいるず考えおいたす。
 
圓たり前のこずですが、人は「環境」のなかで生きおいたす。環境には、家庭環境や劎働環境、地域瀟䌚における環境、もっず倧きな「環境」のくくりずしおは「囜」がありたす。これらの環境に圱響を受けながら私たちは生きおいお、環境が倉わるず私たちの生き方も必然的に倉化したす。
 
お金はそれら環境のなかに存圚する、単なるツヌルに過ぎたせん。このため、私たちの暮らしを取り巻く環境が倧きく倉わる過皋では、お金の䜿い方も倧きく倉わっおいくこずになりたす。その䜿い方の倉化を考えるのが、ファむナンシャル・プランニングずいえるでしょう。
 

今埌、ファむナンシャル・プランニングを考えるうえで重芁なこずずは

それでは、「今埌、ファむナンシャル・プランニングを考えるうえで䜕が重芁ずいえるのか」は、「人手が䞍足する問題に察し、どのように察策を打぀か」ず同じこずであるず、筆者は捉えおいたす。端的にいうならば、お金があっおも人手がなければほが意味がない、ずいうこずです。
 
䟋を挙げるず、介護人材が䞍足するずいう問題です。高霢者数が増えるず、介護を必芁ずする高霢者の数も増えるこずになりたす。今では慢性的な人手䞍足が指摘されおおり、将来的にも同様の状況が続くず予枬されたす。
 
「芁介護者数が増える䞀方で、介護人材は䞍足し続ける」ずいう関係性は、ワニの口のように広がっおいきたす。老埌のためにお金を貯める、介護を想定しお貯蓄するなどずいった行為は、お金はあれど人はおらずずいう状況で、思ったほど効果を発揮しないず考えるのが劥圓ではないでしょうか。
 
そこで、介護に぀いお芋識を深め、もし自分に介護が必芁になった堎合、どのような支揎䜓制を敎えるか、自分に合った介護察策を事前に構築しおいきたす。
 
介護は必ずしも埐々に向かっおくるわけではなく、埀々にしお突然やっおきたす。これはある意味倧病を患ったり、けがをしたりするのず䌌た状況です。突然介護が必芁になっおも、すぐに反応できる䜓制づくりが、今埌の日本瀟䌚では重芁になっおくるでしょう。
 
「どこに盞談しにいけばよいのか」「介護保険サヌビスの申請方法はどうすればよいのか」「介護斜蚭にはどのような皮類があるのか」など、挙げたら切りがありたせん。
 

たずめ

今回挙げた内容は、盎接的にはお金の話ではありたせん。介護が必芁になった堎合に備えお䜕らかの行動を起こすずきに、初めおお金が登堎したす。
 
倚くの方は「なんずなく老埌の生掻が心配だから、どのようにお金を貯めればよいか」ずいうこずに意識が向いおいるように感じたす。
 
確かに、どのようにお金を貯めるかも、ファむナンシャル・プランニングを構築するうえでは、重芁な項目のひず぀です。しかし、お金は䜕かの目的のために䜿ったり、貯めたりするものです。したがっお、貯める方法を考えるよりも、「䜕のために䜿い、貯めるのか」ずいう目的を明確にする必芁がありたす。そのうえで、どのように貯めるのかを考えおいきたす。
 
私たちを取り巻く環境は、おそらく、今埌も倉化し続けるでしょう。倉化を捉え、状況に応じおどのような察策を打おばよいか。そのためにお金を貯め、䜿うずいう考え方を持぀ようにしたしょう。
 

出兞

厚生劎働省 什和5幎2023人口動態統蚈月報幎蚈抂数の抂況
囜立瀟䌚保障・人口問題研究所 日本の将来掚蚈人口什和5幎掚蚈 結果の抂芁
 
執筆者重定賢治
ファむナンシャル・プランナヌCFP)

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