毎日のランチは「ベーカリー」で購入したパンです。同僚から「ぜいたくだね」と言われたのですが、一般的なべーカリーの利用頻度はどのくらいなのでしょうか?

配信日: 2024.11.05

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毎日のランチは「ベーカリー」で購入したパンです。同僚から「ぜいたくだね」と言われたのですが、一般的なべーカリーの利用頻度はどのくらいなのでしょうか?
パン好きな人にとって、こだわりの焼きたてパンが食べられるベーカリーショップがランチに欠かせないこともあります。
 
今回は、平日のランチでベーカリーを利用する頻度について調査してみました。
FINANCIAL FIELD編集部

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一般的なベーカリーの頻度とは?

ベーカリーで作られている焼きたてのパンは、ラインナップが豊富です。マイボイスコム株式会社のパンに関するアンケート調査では、ほぼ毎日パンを食べている人は15%前後ですので、ランチにベーカリーを利用している人も含まれているでしょう。
 
ここでは、一般的なベーカリーの利用頻度を紹介しましょう。ぜひご自身の利用状況と照らし合わせて考えてみてください。
 

ベーカリーの利用状況

ベーカリーの利用状況について、独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営する中小企業ビジネス支援サイト、J-Net21が1000人を対象にした市場調査データを参考に、利用頻度を図表1にまとめました。
 
図表1
図表1
出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構 J-Net21「ベーカリーショップ(2023年版)市場調査データ」より筆者作成
 
月に1回以上利用する人の割合は58.2%ですが、毎日ベーカリーを利用している人は全体の1.1%とわずかです。
 

ベーカリーにかける費用

一方で、ベーカリーを利用するときの1回あたりの予算は図表2の通りです。
 
図表2
図表2
出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構 J-Net21「ベーカリーショップ(2023年版)市場調査データ」より筆者作成
 
48.2%と約半数の人が、ベーカリーの利用1回にかける費用を500円~1000円未満と回答しています。
 
1つ1つを丁寧に焼き上げたベーカリーは、ぜいたくなランチのように感じられますが、実際には特別高いランチではないようです。ベーカリーには、多種多様なパンが揃っているため、毎日食べても飽きづらいというメリットがあります。
 

平日のランチ代はどれくらいなのか?

平日のランチにかける費用は、人それぞれです。1300円のランチセットがお気に入りの人もいれば、800円のランチで高く感じてしまう人もいるなど、そもそもの価値観によって異なります。
 
そこで、働いている人が平日のランチにかける費用を調べ、ベーカリーにかける費用と比較してみました。
 

平日のランチ代にかける予算は?

株式会社リクルートが運営する外食市場に関する調査・研究機関、ホットペッパーグルメ外食総研が実施したランチ実態調査によれば、働く人が平日のランチ代にかける予算は、自炊を除いた全体平均で452円でした。
 
図表3
図表3
出典:株式会社リクルート「有職者のランチ実態調査(2024年3月実施)」より筆者作成
 
図表3から、直近5年において最も高く、2年連続で上昇していることが分かります。物価高が始まったのは2021年後半ですが、2023年からは食品の値上がりが顕著に出ている結果だといえるでしょう。
 
ランチにかける費用の内訳は、図表4の通りです。
 
図表4
図表4
出典:株式会社リクルート「有職者のランチ実態調査(2024年3月実施)」より筆者作成
 
自炊や弁当などでランチ費用を抑える一方で、デリバリーや外食などでランチ代に1000円以上の費用をかける人もいます。図表4からも、ランチ代は千差万別であることが読み取れます。
 
自炊による弁当と比較すると、ベーカリーの1回あたり500円~1000円未満の費用は高く感じられることでしょう。ところが、デリバリーや外食と比べると、ベーカリーのほうが安く、必ずしもぜいたくなランチとはいえません。
 

平日のランチはどのような食事が多いのか?

マイボイスコム株式会社が行った昼食に関するアンケート調査(第6回)によると、ランチで重視される理由は以下の通りです。

● 時間をかけずに食べられる
● 安く済ませられる
● 提供されるまでの時間が早い
● 栄養バランスが良い
● 好みのものを食べたい
● 家にあるもので済ませる

とくに「早い・安い」を重視している人は40%前後と多いです。パン好きな人にとって、1000円未満で買えるベーカリーなら「早い・安い」に含まれるのでしょう。
 

ベーカリーの平均利用は月1~3回が約40%

ベーカリーを月に1回以上利用する人は半数を超えていますが、そのうち毎日利用している人は1.9%程度です。平均的な利用頻度の人から見ると、1.9%に該当する人は、ベーカリーを利用頻度が高いと感じてしまうでしょう。
 
もっとも、ベーカリーの費用が1000円未満である人の割合は66.3%です。テイクアウトと同程度の費用であることから、一概に毎日のベーカリーがぜいたくであるとは言い難いでしょう。
 

出典

マイボイスコム株式会社 パンに関するアンケート調査(第7回)
独立行政法人中小企業基盤整備機構 J-Net21 市場調査データ ベーカリーショップ(2023年度)
株式会社リクルート ホットペッパーグルメ外食総研 有職者のランチ実態調査(2024年3月実施)
マイボイスコム株式会社 昼食に関するアンケート調査(第6回)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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