今年もご近所さんが「電飾」を飾っています。例年はハロウィンからクリスマスまで飾っているのですが、2ヶ月でどのくらいの電気代がかかるのでしょうか?
配信日: 2024.11.09
しかし、気になるのが電気代ではないでしょうか。物価の上昇が続く中で、電気代が高くなるようなら、イルミネーションの計画を考え直す必要があるかもしれません。
本記事では、電飾(イルミネーション)にかかる電気代と節約のコツ、注意点について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
電飾(イルミネーション)にかかる電気代
製品によって異なりますが、一般的な100球LEDイルミネーションの消費電力は6〜10W程度です。
電気代は、以下の計算式で求めることができます。
●イルミネーションの電気代=(消費電力÷1000)× 1日の使用時間×月間点灯日数×電力量料金(kWh)
例えば、100球LEDイルミネーションの消費電力が6Wで、1日4時間、月に20日間点灯した場合の電気代は、以下のようになります。
※電力量料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhを使用します。
●(6W÷1000)×4時間×20日×31円/kWh=約14.8円
同じ条件で2ヶ月間(40日間)点灯させた場合の電気代は、以下のとおりです。
●(6W÷1000)×4時間×40日×31円/kWh=約29.7円
図表1は、1日4時間、月に20日間点灯させた際の、消費電力ごとの電気代の目安です。
【図表1】
消費電力 | 1ヶ月間(20日間) | 2ヶ月間(40日間) |
---|---|---|
6W | 約14.8円 | 約29.7円 |
7W | 約17.3円 | 約34.7円 |
8W | 約19.8円 | 約39.6円 |
9W | 約22.3円 | 約44.6円 |
10W | 約24.8円 | 約49.6円 |
※筆者が独自に作成したものです。
※実際の電気代とは異なる場合があります。
図表1のとおり、イルミネーションの消費電力が6〜10Wの場合、1日4時間、月に20日点灯させても、電気代はそれほど高くありません。
ただし、使用する製品によって電気代は変動するため、飾り付けを行う前に電気代のシミュレーションをしておくと安心です。
電飾(イルミネーション)の電気代を節約するコツ
イルミネーションの電気代を節約するコツは、以下のとおりです。
・LEDを利用する
・適切な設置量と点灯時間を設定する
イルミネーションの電気代をおさえたいなら、LEDを検討してみましょう。製品によりますが、白熱電球と比べて電気代が5分の1以下になることもあります。
また、イルミネーションの量が多かったり、点灯時間が長くなると電気代が高くなったりするため、設置量や点灯時間が適切かどうかを確認することで、無駄な電気代を削減できる可能性があります。
電飾(イルミネーション)を設置する際の注意点
イルミネーションを設置する際の注意点は、以下のとおりです。
・近隣に迷惑をかけないよう配慮する
・屋外では必ず専用のコンセントを使用する
・火災のリスクに十分注意する
自宅にイルミネーションを設置する際は、近隣への配慮が大切です。例えば、深夜まで点灯したり、光が強すぎたりすると、迷惑となりトラブルに発展する可能性があります。使用時間や光の強さは、周囲への影響を考えましょう。
また、イルミネーションが原因の火災事例もあるため、取り扱いには十分注意が必要です。例えば、イルミネーションの接続部分にホコリや水が入ると発火の危険があります。イルミネーションの設置前に、劣化や緩み、チューブの破れがないか必ず確認してください。
節約・節電を意識しながらも電飾(イルミネーション)を楽しもう!
LEDを使用し、適切な設置量や点灯時間を設定すれば、イルミネーションの電気代はそれほど高くはありません。事前に電気代のシミュレーションを行い、計画的にイルミネーションを実施すれば、想定外の電気代がかかる事態を避けられます。
近隣に迷惑がかからないよう配慮しながら、取り扱いにも十分注意して、この季節ならではのイルミネーションを楽しみましょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー