スーパーで買い物をする時に「かごなし」「かごあり」「カート」の3つで支出は変わりますか? 購買心理や購入金額に与える影響を教えてください!
配信日: 2024.11.25
今回は「かごなし」「かごあり」「カート」が購買心理や購入金額に与える影響や、買い物で無駄買いを減らすためのコツを紹介します。買い物に行く際の参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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スーパーでの買い物で使用するかごやカートが購買心理や購入金額に与える影響
スーパーでかごとカートを使った場合の、買い物における購買行動の心理と購入金額の違いを解説します。
購買心理
買い物かごやカートを持った人は、持たない人に比べて4倍商品を購入するというデータがあるようです。例えば、人間は欲しいものを手に取るときに腕を曲げて引き寄せます。
この行為が体に蓄積されているため、腕を曲げながら買い物かごを持っていると、無意識に購買意欲が高まる可能性もあるといわれています。スーパーに行った際には、あらかじめこれらの無意識の購買行動心理を理解し、必要以上に買いすぎないようにすることが大切です。
購入金額の違い
かごやカートの利用は、購入金額にも影響を与えるようです。例えば、スーパーにある買い物かごを持たない場合よりも、持った場合の方が約2倍の購買効果があるといわれています。また、かごとカートでは、カートを使用したときの方がお店での滞店時間が長く、客単価も高いという結果もでています。
そのため、かごやカートの有無で購入金額は大きく変わる可能性があるでしょう。買い物かごを持たないときは、手で持てる範囲の商品のみ購入するため、おのずと購入点数は少なくなる可能性があります。
しかし、かごを使用すると、余計なものを入れてしまいがちです。カートを使う場合は、買い物かごの場合に比べて手の自由度がさらに高くなり、重みもあまり感じないため、買いすぎにつながってしまうおそれがあります。
スーパーでの無駄な買い物を防ぐコツ
かごやカートが購入金額に与える影響を解説しましたが、それ以外にも買い物中に意識することで無駄な買い物を防げる方法があります。今回は買い物のコツを2つ紹介します。
買い物リストを事前に作っておく
まずは、買いたいものをリストアップしてから買い物に向かうことが大切です。無計画に買い物に行ってしまうと売り場全体を回ることになり、無駄な出費につながります。特売品や値引き品などの衝動買いも増えるかもしれません。必要最低限の買い物で済ませるためにも、あらかじめ購入するものをメモしておき、無駄な買い物を減らすよう意識しましょう。
「逆回り」で余計なものを買わない
ほとんどのスーパーは青果コーナーから始まり、魚や肉などの生鮮食品、お惣菜の順に並んでいる傾向にあります。このルートは、消費者の心理を研究した購買意欲を高める仕組みになっているようです。
また、右利きの人が多い想定で商品を右手で取りやすいように、お客さんが半時計回りに回れるよう売り場が設計されていることも多いでしょう。普通のルートで買い物をすると無駄な買い物につながる可能性があるので、スーパーではあえて逆回りで買い物する方法もおすすめです。
「カート」「かごあり」「かごなし」の順で購入金額が高くなる可能性がある
買い物の際、買い物かごを持った場合は、持たない場合に比べて約2倍の購買効果あるといわれています。買い物時のかごの有無によって購入金額に差が生まれる可能性があることが分かりました。
かごを持ったりカートを利用したりすることで手の自由度が高くなり、目についたものを手に取りやすくなることがその理由の1つでしょう。無駄な買い物を防ぐためにも、あらかじめ買い物リストを作り、必要以上にものを買わないなどの工夫が必要です。今回紹介した知識を参考に節約を意識して買い物してみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー