銚子丸に行ったら「1皿500円」で驚き! 同じネタでも「くら寿司」は100円台なのに…4人家族で会計はどれだけ違う? 高いだけの“価値”とは

配信日: 2025.09.20
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銚子丸に行ったら「1皿500円」で驚き! 同じネタでも「くら寿司」は100円台なのに…4人家族で会計はどれだけ違う? 高いだけの“価値”とは
「回転ずしは比較的手頃」というイメージを持ったまま入店し、銚子丸の500円近い皿を見て一瞬たじろいだことはありませんか。家族でいくらになるのか。レーンを眺めながら「今日は控えめにしておこうかな……」と心の声が漏れます。同じ回転ずしでも、店舗によりなぜこんなに価格の差があるのでしょうか。
 
本記事では、くら寿司やスシローの100円寿司と銚子丸の具体的な価格の差を比べ、4人家族での費用と、値段分の価値をていねいに紐解きます。
大林郁哉

FP2級、AFP、簿記3級

1皿500円台も? 銚子丸の価格帯をまず掴む

銚子丸には、税込176円(にぎり玉子・いなり など)の低価格帯もあります。一方で、定番のまぐろは税込374円、単品で最も高価な大とろは税込792円です。定番ネタは1皿300〜450円の商品が多めです。鮮魚を中心に味わうなら、1皿あたりの単価は高くなりやすい点を理解しておきましょう。
 

くら寿司・スシローは定番ネタも最安帯で堪能できる

一方、くら寿司は店舗ごとに最安帯が「115円/120円/130円/150円」と区分されています。まぐろ・サーモン・たまごなどの定番がこの最安帯に並びます。スシローも定番の多くが税込120円帯です。たまご・いか・えび・サーモン・〆さばなどは、この価格で食べることができます。
 

家族4人・合計20皿ならいくら?

具体例として、4人家族で合計20皿を食べる前提で試算してみましょう。マイナビが発表している回転寿司好きなネタランキングを参考に、銚子丸と、100円寿司(今回はくら寿司を代表例に)でそれぞれ「1位~10位のネタを2皿ずつ、合計20皿」という前提で試算します。合計金額は、くら寿司は3510円、銚子丸は8580円という結果になりました(図表1)。
 
銚子丸は同じ20皿でも、くら寿司に比べて金額が約2.4倍になります。今回は上位ランキングを平均的に食べる前提でしたが、たくさん食べたいネタの値段によっては、この差はさらに広がることもあるでしょう。
 
図表1

くら寿司(単位:円) 銚子丸(単位:円)
サーモン 115 462
マグロ(赤身) 115 374
ブリ 280 330
エビ 115 286
マグロ(中トロ) 190(一貫) 594
ネギトロ 115 286
イカ 115 242
えんがわ 170 462
イクラ 190 462
マグロ(大トロ) 350(一貫) 792
合計(2皿ずつの場合) 3510 8580

各社のHPをもとに筆者作成
 

銚子丸がそれでも支持される理由は「ネタのクオリティ×職人×体験」

銚子丸は安さではなく、素材の質と体験の価値で勝負する店です。公式サイトでは「銚子港より直送」を掲げ、鮮度と目利きの強みを明確にしています。店内では職人が目の前で握るライブ感があり、マグロ解体ショーの全店同時開催といった体験価値も提供しています。
 

日常は100円寿司で気軽に寿司を堪能、たまのご褒美で家族と充実した体験を

日常の外食は、くら寿司・スシローの最安帯で値段を気にせず堪能する。記念日や「今日はちょっと贅沢を」という日は銚子丸で素材×体験を味わう。扱う素材や店のコンセプトが違えば、価格が違うのは当然です。値段の差は価値の差です。
 
とにかくお腹いっぱい食べたいのか、質の高い食事とともに少し贅沢な時間を過ごしたいのか。家族のシーンや目的に合わせて、使い分けるのが賢い選び方でしょう。
 

出典

くら寿司株式会社 くら寿司 ホームページ メニュー
株式会社あきんどスシロー スシローのメニュー
株式会社 銚子丸 すし銚子丸 メニュー
 
執筆者 : 大林郁哉
FP2級、AFP、簿記3級

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