母が「ヒートショック予防」と、入浴15分前から“浴室乾燥機”を使用。実際「電気代」はどれくらいかかりますか? 費用を抑え“浴室を暖める方法”も確認

配信日: 2026.01.17
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母が「ヒートショック予防」と、入浴15分前から“浴室乾燥機”を使用。実際「電気代」はどれくらいかかりますか? 費用を抑え“浴室を暖める方法”も確認
冬は浴室が大きく冷え込み、高齢の家族がいると入浴時のヒートショックが心配になる季節です。
 
消費者庁なども、入浴中の事故リスクが高まることから、浴室や脱衣所を暖めてから入浴するよう注意を呼びかけています。しかし、入浴前に浴室乾燥機の暖房を入れて浴室内を暖めたくても、どれくらい電気代がかかるのか分からず、使うべきか迷う人もいるかもしれません。
 
本記事では、浴室乾燥機の暖房機能を使用した場合の電気代や、浴室乾燥機を使わずに浴室を暖める工夫について解説します。
東雲悠太

FP2級、日商簿記3級、管理栄養士

ヒートショックとは?

公益財団法人長寿科学振興財団によると、ヒートショックとは、寒い脱衣室や浴室から浴槽の温かいお湯に浸かることで、急激な温度変化が生じて血圧が大きく上下し、一過性の意識障害などを引き起こす現象です。
 
浴槽内での意識障害が起こり、溺れて死亡する事故の原因の1つと考えられています。高齢者の入浴中の死亡者数は高い水準で推移しており、その数は交通事故死の3倍にものぼるため、政府広報オンラインでも注意を呼びかけています。
 
冬場の入浴は高齢者本人だけでなく、家族など周りの人も一緒になって入浴習慣を見直すことが大切です。ヒートショックを防止する入浴習慣として、浴室を暖めてから入浴することは合理的な対策といえます。
 

浴室乾燥機の暖房にかかる電気代はどれくらい?

一般的な浴室乾燥機には、次のような機能が備わっています。
 

・暖房:入浴前に浴室を暖める
・乾燥:洗濯物を乾かす
・換気:湿気やにおいを排出する

 
浴室乾燥機は比較的消費電力が大きい家電です。運転モードや使用時間によって電気代は変わりますが、ここでは暖房機能を利用して浴室を暖めた場合の電気代について見てみましょう。
 
東京ガスの試算によると、暖房運転時の消費電力が1.1~1.3キロワット程度の場合、1時間あたりの電気代はおよそ33~39円と示されています。浴室暖房は長時間使用する必要はなく、例えば入浴前の15分だけ暖房運転する場合は、電気代も先ほどの金額の4分の1で済みます。
 
1回あたり8~10円程度、毎日使用したとして1ヶ月の電気代は約240~300円が目安です。月あたり数百円の出費で冬場のヒートショックのリスクを減らせると考えると、そこまで大きな負担ではないと言えます。
 

浴室暖房以外に浴室を暖める方法はある?

家庭によっては、コストの問題ではなく、そもそも浴室乾燥機がない家庭もあるかもしれません。浴室乾燥機を使わずに、入浴前に浴室を暖める方法はいくつかあります。主な方法は次の通りです。
 

浴槽にお湯を溜めてふたを開けておく

お湯の蒸気が浴室全体に広がり、室温がゆるやかに上昇します。特別な器具がいらず、入浴準備の流れで取り入れやすい方法です。
 

シャワーで浴槽にお湯をためる

シャワーの温かいお湯から蒸気があがることで、室温の上昇に役立ちます。特別な設備も不要なため実践しやすい方法です。
 

浴室の換気扇を切る

換気をつけていると暖かい空気が外に逃げてしまいます。換気を止めて先に紹介した2つの方法を組み合わせることによって、浴室を効率よく暖められます。入浴後に換気をつけ忘れないように注意しましょう。
 
いずれの方法も、大きな費用をかけずに手軽に取り入れられる点が特徴です。自宅の浴室の設備状況に合わせて上手に取り入れましょう。
 

浴室を暖めて入浴する習慣を身につけてヒートショックを防止しよう

入浴前に浴室乾燥機の暖房機能を利用して浴室を暖めることは、ヒートショックを防止するための効果的な対策の1つです。浴室乾燥機の暖房機能を毎日使った場合でも、1ヶ月で240~300円ほどに収まり、思っているよりも小さな負担で利用できます。
 
浴室乾燥機がない場合も、浴槽の蒸気や換気の工夫などで浴室を暖めることは可能です。家族の安全を守るためにも、取り入れられる方法を実践して冬場の入浴環境を整えましょう。
 

出典

消費者庁 冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください! -自宅の浴槽内での不慮の溺水事故が増えています-
公益財団法人長寿科学振興財団 高齢者の入浴事故 ヒートショック対策と予防
 
執筆者 : 東雲悠太
FP2級、日商簿記3級、管理栄養士

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