友人から「電気代節約のために、冷蔵庫の中身を“スカスカ”にした」と聞きましたが、本当に節約になるのでしょうか? 冷蔵庫の電気代を解説!

配信日: 2026.01.21
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友人から「電気代節約のために、冷蔵庫の中身を“スカスカ”にした」と聞きましたが、本当に節約になるのでしょうか? 冷蔵庫の電気代を解説!
友人から「電気代節約のために、冷蔵庫の中身を“スカスカ”にした」と聞くと、「本当に意味あるの? 」と気になりますよね。実は、冷蔵庫は“空ければ空けるほど節電”という単純な話ではありません。冷蔵室と冷凍室では節電の考え方が異なり、詰め方次第で電気代が増えるケースもあります。
 
今回は、冷蔵庫の電気代が決まる仕組みと、今日からできる節約のコツを分かりやすく解説します。
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冷蔵庫の中身を「スカスカ」にすると節約になる? 結論は“半分正解”

冷蔵庫の電気代は、庫内の冷気の循環効率や扉の開閉による温度変化に大きく左右されます。冷蔵室に食品を詰め込みすぎると冷気が回りにくくなり、余計な電力がかかりやすいのは事実です。
 
消費者庁によると、冷蔵室を「詰め込んだ場合」と「半分程度にした場合」を比べると、年間で約43.84kWhの省エネになり、電気代にして約1360円節約できると公表しています。
 
ただし、「スカスカ=最強」ではなく、適度に整理して見通しをよくすることが大切です。冷蔵室は“7割程度”を目安に、冷気の通り道を確保するのが現実的な節約策といえます。
 

実は逆効果? 冷凍庫は「スカスカ」より“詰めたほうが節電”になりやすい

「空いているほうが冷えやすい」と思われがちですが、冷凍庫は冷蔵室と違い、スカスカにすると節電にならないケースがあります。冷凍庫は中身が少ないと、扉を開けたときに冷気が逃げやすく、温度が戻るまでに余計な電力を使いやすくなるためです。消費者庁も冷凍庫は“隙間ができないように詰めると冷凍効率が良くなる”と公表しています。
 
そのため、「冷蔵室は詰め込みすぎない」「冷凍室はある程度詰める」という考え方が基本になります。冷蔵庫全体を一律に“スカスカ”へ寄せてしまうと、冷凍室の効率が落ち、思ったほど電気代が下がらないこともあるので注意しましょう。
 

冷蔵庫の電気代を左右する“中身以外”のポイントも重要

冷蔵庫の節電は、中身の量だけで決まるわけではありません。資源エネルギー庁によると、温度設定を「強」から「中」に変更するだけでも、年間61.7kWhの節電になり、約1910円節約できると公表しています。
 
また、壁との距離が近すぎて放熱がうまくいかないと電気代が上がりやすく、設置環境を整えることで年間45.08kWhの節電、約1400円の節約になるとも公表しています。
 
さらに、扉の開閉回数や開けている時間も地味に効いてきます。整理整頓して「どこに何があるか」をすぐ分かる状態にしておけば、開けっぱなしを防ぎやすく、結果的に節電につながります。
 

今日からできる! 冷蔵庫の電気代を無理なく抑えるコツ

節約のために無理に“スカスカ”を目指すより、ストレスなく続く工夫を入れるほうが現実的です。冷蔵室は「7割程度」を意識し、棚ごとに“定位置”を決めておくと、探す時間が減って開閉時間も短くなります。
 
冷凍庫は、逆にある程度詰めて、食材を立てて収納したり、小分けケースで分類したりすると出し入れがスムーズです。
 
また、買い物前に冷蔵庫の中をチェックして「同じ物を買わない」だけでも、食品ロスを減らしつつ庫内のムダな圧迫を防げます。冷蔵庫は生活インフラなので、ちょっとした習慣改善の積み重ねが電気代にも効いてきます。
 

冷蔵庫を“スカスカ”にする前に、部屋ごとの正解を知ろう

冷蔵庫の中身をスカスカにすることは、冷蔵室に限れば“詰め込みすぎを解消する”という意味で節約につながる可能性があります。実際に、詰め込み状態と半分程度を比べて年間約1360円の節約になる試算もあります。
 
一方で冷凍庫はスカスカより、ある程度詰めたほうが効率が良いとされるため、冷蔵庫全体を空にするのは逆効果になりかねません。冷蔵室は7割、冷凍室は詰め気味を目安に、温度設定や開閉の工夫も合わせて見直していきましょう。
 

出典

消費者庁 冷蔵庫を整理する
資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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