1週間の帰省から帰ってきたら「暖房」がつきっぱなし! 電気代は毎月1万円くらいなのですが、今月はいくらプラスでかかるでしょうか…?

配信日: 2026.01.22
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1週間の帰省から帰ってきたら「暖房」がつきっぱなし! 電気代は毎月1万円くらいなのですが、今月はいくらプラスでかかるでしょうか…?
冬場の帰省や旅行から戻った際、「エアコンの暖房を消し忘れていた」と気づいて、電気代がどれくらい増えるのか不安になる人は少なくありません。
 
とくに、普段の電気代が月1万円前後であれば、「今月はかなり高くなるのでは」と心配になるでしょう。本記事では、エアコンの暖房が1週間つきっぱなしだった場合、電気代がどの程度増えるのかを試算します。
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暖房をつけっぱなしにした場合の前提条件

試算にあたり、前提条件を整理します。エアコンは10畳用、暖房運転時の平均消費電力は、経済産業省資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2025年版」を基に、796ワット(0.796キロワット)とします。
 
また、電気料金単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として示している1キロワットアワーあたり31円で計算します。実際の単価は契約内容や使用量などによって異なりますが、一般的な試算として用いられる水準です。
 

1日あたりの電気代はいくら?

まず、エアコン暖房を24時間つけっぱなしにした場合の1日あたりの電力使用量を計算します。
 
・0.796キロワット×24時間=約19.1キロワットアワー
 
これに電気料金単価31円/キロワットアワーを掛けると、1日あたりの電気代は次のとおりです。
 
・19.1キロワットアワー×31円/キロワットアワー=約592円
 
つまり、10畳用エアコンの暖房を1日中つけっぱなしにすると、1日あたり約600円前後の電気代がかかる計算になります。
 

1週間つけっぱなしだった場合の追加負担

次に、これが1週間(7日間)続いた場合を考えます。
 
・約592円×7日=約4144円
 
この結果、1週間の帰省中に暖房を消し忘れていた場合、電気代は4000円程度プラスになる可能性があります。
 
あくまで平均消費電力を用いた試算であり、実際には外気温や使用しているエアコンの消費電力、設定温度、住宅の断熱性能などによって上下しますが、「数千円単位で増える」という感覚は現実的といえるでしょう。
 

「毎月1万円」の電気代はどれくらい増える?

普段の電気代が月1万円程度の場合、この約4000円が上乗せされると、今月の電気代は1万4000円前後になる可能性があります。請求額を見たときに「急に高くなった」と感じる水準であり、家計への影響も小さくありません。
 
ただし、月の途中で帰省していた場合は、もともと在宅時に使っていた分の電気代が減るため、純増分はやや小さくなるケースもあります。その一方で、暖房は冬場の家電の中でも消費電力が大きいため、つけっぱなしによる影響は比較的大きくなりやすい点に注意が必要です。
 

実際の電気代が上下する要因

今回の試算は「平均消費電力796ワット」を前提としていますが、実際の電気代は常に一定ではありません。外気温が低い日が続くと消費電力は増えやすくなりますし、設定温度を高くしている場合も電力使用量は増えます。
 
一方で、比較的新しい高効率エアコンや、断熱性能の高い住宅では、平均値より消費電力が抑えられる可能性もあります。このため、今回の試算額はあくまで目安として捉えることが重要です。
 

暖房の「つけっぱなし」を防ぐためにできる対策

エアコンの暖房を消し忘れてしまう原因は、「出発時の慌ただしさ」や「日常的な確認不足」であることが多いと考えられます。
 
対策としては、まず外出・帰省前のチェック項目に「エアコンの電源オフ」を組み込むことが有効です。玄関にメモを貼る、スマートフォンのリマインダーを設定するといった、物理的・デジタル的な工夫が役立つ場合があります。
 
また、近年はスマートフォンから操作できるエアコンも増えています。外出先から運転状況を確認できれば、万が一消し忘れていても対応が可能です。買い替えの予定がある場合には、こうした機能の有無を検討材料にするのもひとつの方法でしょう。
 
そのほか、タイマー機能を活用し、一定時間で自動的に電源が切れる設定にしておくことも、つけっぱなし防止につながります。完全に防ぐことは難しくても、複数の対策を組み合わせることで、無駄な電気代の発生を抑えやすくなります。
 

まとめ

経済産業省資源エネルギー庁の資料を基に試算すると、10畳用エアコンの暖房を1週間つけっぱなしにした場合、電気代は4000円程度プラスになる可能性があります。普段の電気代が月1万円前後であれば、請求額が1万4000円程度に増えることも想定され、家計への影響は小さくありません。
 
暖房は冬場の家電の中でも消費電力が大きいため、短期間の消し忘れでも電気代に反映されやすい特徴があります。実際の増加額は外気温や使用しているエアコンの消費電力、設定温度、住宅の断熱性能などによって変動しますが、「数千円単位での増加」は十分起こり得るといえるでしょう。
 
こうした無駄な出費を防ぐためには、外出前の確認習慣やタイマー機能、スマート家電の活用など、日常的な対策を取り入れることが重要です。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ2025年版 エアコン 省エネ性能一覧(33ページ)
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Q.カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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