賃貸に引っ越したら、光熱費が「前の家より毎月『7000円』」も高くなりました。間取りも広さもほぼ同じなのに、こんなに差が出るものなのでしょうか…?
本記事では、賃貸住宅で光熱費に差が出る主な理由と、見直すべきポイントについて分かりやすく解説します。
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建物の構造や築年数による断熱性能の違い
間取りや専有面積がほぼ同じでも、建物の構造や築年数によって断熱性能は大きく異なります。例えば、鉄筋コンクリート造は気密性が高い一方、木造アパートは外気の影響を受けやすく、冷暖房効率に差が出る場合があります。
また、築年数が古い物件では断熱材が十分でなかったり、窓が単板ガラスだったりするケースもあり、冷暖房費がかさみやすくなります。
さらに、最上階や角部屋は外気に接する面が多く、夏は暑く冬は寒くなりがちです。同じ広さでも階数や部屋の位置によってエアコンの稼働時間が増えれば、月7000円程度の差が出ることも不思議ではありません。
引っ越し後に光熱費が上がった場合は、まず建物の断熱性や部屋の条件を確認することが重要です。
給湯設備や契約プランの違いも影響する
光熱費の中でも大きな割合を占めるのが給湯費用です。以前は都市ガス物件だったのに、引っ越し先がプロパンガス(LPガス)だった場合、ガス単価の違いによって請求額が大きく変わることがあります。
プロパンガスは自由料金制のため、都市ガスよりも割高になる傾向があり、同じ使用量でも数千円の差が生じるケースは珍しくありません。一般社団法人プロパンガス料金消費者協会によると、都市ガスとLPガスの1ヶ月の料金ではプロパンガスの方が663円高いという結果もでています。
また、電気料金プランの違いも見落とせないポイントです。オール電化住宅や時間帯別料金プランなど、契約内容によって単価や基本料金が変わります。
引っ越し時に特に見直さず前の契約を引き継いでいると、新居の生活スタイルに合わず無駄が生じることもあります。光熱費が急増した場合は、使用量だけでなく単価や基本料金も確認してみましょう。
生活スタイルや周辺環境の変化も要因に
住まいが変わると、知らず知らずのうちに生活スタイルも変化します。通勤時間の違いで在宅時間が長くなったり、在宅ワークが増えたりすれば、冷暖房や照明の使用時間も自然と増加します。また、日当たりや風通しが以前より悪い場合、エアコンや除湿機の使用頻度が高まり、電気代が上昇することがあります。
加えて、家族構成や季節の違いも影響します。引っ越し直後が真夏や真冬であれば、冷暖房の使用が増え、以前の平均と単純比較すると高く感じやすいでしょう。光熱費は住居のスペックだけでなく、日々の暮らし方によっても大きく左右されるため、請求明細をもとに使用量の推移を確認することが大切です。
光熱費の差は「住環境と契約内容」の見直しがカギ
間取りや広さがほぼ同じでも、建物の断熱性能、部屋の位置、ガスの種類、電気料金プランなどの違いによって、毎月7000円程度の光熱費差が出ることは十分にあり得ます。まずは請求明細を確認し、使用量と単価のどちらが増えているのかを把握しましょう。
そのうえで、料金プランの見直しや省エネ対策を行えば、無理なく負担を抑えられる可能性があります。住環境の特性を理解し、賢く光熱費を管理することが家計防衛の第一歩です。
出典
一般社団法人プロパンガス料金消費者協会 プロパンガスと都市ガスの料金比較<埼玉県>
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
