出先で友人に“徒歩10分の距離”で「タクシーを呼ぼう」と言われモヤ…私は“お金がもったいない”と感じますが、友人は「時間のムダ」とのこと。タクシー移動は“無駄遣い”ですよね?
一般に、距離が短いほど車で移動する恩恵は少なくなります。そのため、多少の距離であれば徒歩で移動しようと考えていたのに、友人がタクシーを使うと提案してきて戸惑ったことがある人もいるでしょう。
とはいえ、車であれば楽に目的地までたどり着けるため、「短い距離だけどタクシーに乗りたい」と考えることもあるかもしれません。雨や猛暑の日であれば、なおさら歩くことが面倒に感じるでしょう。
本記事では、徒歩10分の距離でタクシーを利用した場合にかかる時間と運賃について解説します。
FP2級、AFP、簿記3級、クレジットカードアドバイザー3級、住宅ローンアドバイザー
徒歩10分は何メートル? 車なら何分で行ける?
不動産の表示に関する公正競争規約では、徒歩1分の距離は80メートルと定められています。これを徒歩10分の距離に当てはめると、約800メートルとなります。
車で移動した場合の速度を平均30キロメートルとした場合、800メートル先の目的地までの所要時間は1.6分(1分36秒)です。信号待ちがある場合はもう少し時間はかかるものの、それでも徒歩よりは早めに到着できます。
タクシーを利用するといくら?
わずか800メートルの距離をタクシーで移動した場合、いくらかかるのでしょう。タクシーの料金相場はエリアによって異なるため一概には言えませんが、500円程度と考えられます。
一般社団法人東京都個人タクシー協会が公表する一般的なタクシーの運賃は、初乗り1.096キロメートルまでは500円となっています。また、筆者の居住地である栃木県でも、初乗り1キロメートルまで500円と、一般社団法人栃木県タクシー協会が公表しています。
1回あたりの運賃を見ると、そこまで高くありません。しかし、1ヶ月間にわたり平日に毎日利用すれば約1万円、年間にして12万円と、まとまった金額になります。少し豪華なホテルで宿泊できるくらいの金額と考えると、徒歩10分の距離でタクシーに乗ることにモヤッとするのも無理はないでしょう。
徒歩とタクシーそれぞれのメリット
徒歩であれば、お金がかからない代わりに時間がかかります。雨が強い日や夏の猛暑日、冬の真冬日であれば、さらに体力を消耗するでしょう。
タクシー移動であれば、時間をかけずに目的地に到着します。疲労の心配もありませんし、体調不良やけがで歩くのが困難という場合は、お金をかけてでもタクシーを利用すべきです。
しかし、徒歩10分程度で着ける距離でも1回500円程度かかり、1ヶ月、1年と利用し続けているとまとまった支出になります。また、タクシーを捕まえるまでに時間がかかることもあり、結果的に徒歩移動よりも時間がかかる可能性も考えられます。
また、徒歩とタクシーでかかる時間の差は約8分半です。時給2000円換算とした場合、8分半は約283円に相当することから、500円の運賃では元が取れないともいえます。
お金のことが気になるのであれば、健康のためと割り切って徒歩で移動してはいかがでしょうか?徒歩10分程度でも毎日歩けば運動不足の解消になり、生活習慣病の予防につながります。生涯かかる医療費の軽減にもつながることから、タクシー代以上の節約が期待できるでしょう。
出典
一般社団法人東京都個人タクシー協会 運賃料金表
一般社団法人栃木県タクシー協会 タクシー料金
執筆者 : 土田崇央
FP2級、AFP、簿記3級、クレジットカードアドバイザー3級、住宅ローンアドバイザー
