夫に「Wi-Fiルーターは夜だけでも切れば節約になる」と言われました。つけっぱなしが当たり前だと思っていましたが、電気代はそんなに変わるのでしょうか?
しかし、家計全体の見直しという観点では、効果が見込める節約と優先度が相対的に低い節約とを区別して考えることが重要といえます。この記事では、Wi-Fiの電気代の実態とともに、より効果的に家計を見直す方法を解説します。
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目次
Wi-Fiルーターの電気代は月200円程度? 夜間オフで浮くのは月数十円程度という事実
「Wi-Fiルーターの電源を夜だけでも切れば、電気代が安くなるのでは?」という考えは、一見すると非常にストイックで効果的な節電術に思えるかもしれません。しかし、Wi-Fiルーター単体の消費電力は非常に小さく、電源をこまめに切ることによる節約効果は限定的です。
一般的なWi-Fiルーターの消費電力は、稼働時でおおむね6~18ワット程度とされています。電気料金単価「1キロワットアワーあたり31円」を基準に計算してみましょう。仮に10ワットのルーターを24時間つけっぱなしにした場合、1日の電気代は約7.4円、1ヶ月(30日)でも約223円です。
もし、夜間の8時間だけ電源をオフにした場合、浮く電気代は1日あたり約2.5円、1ヶ月で約74円、1年間でようやく900円程度になります。この金額を「大きい」と捉えるか「手間が見合わない」と捉えるかが判断の分かれ目となります。
電源をこまめに切るデメリットに注意
電気代を節約するために電源を毎日オフにすることには、無視できないデメリットも存在します。まず、Wi-Fiルーターやスマート家電は、深夜の時間帯を利用して自動的にアップデートを行うことがあります。
夜間に電源を切ってしまうと、セキュリティーの脆弱性を補完する重要な更新が行われず、不正アクセスなどのリスクが高まる可能性があるのです。
また、朝起きてからWi-Fiが安定するまでには数分かかることが多く、忙しい時間帯にインターネットがすぐに使えないストレスも生じるかもしれません。
Wi-Fiルーターの節電よりも効果あり? 電力会社や料金プランの見直し
Wi-Fiの電源を操作して月数十円を削るよりも、家計全体に大きなインパクトを与える可能性が高いのは「電力会社やプランの見直し」でしょう。現在の電力市場では、基本料金が0円のプランや、夜間の電気料金が安くなるプラン、ガスや電気のセット割など、多様な選択肢が存在します。
まずは、過去1年間の電気料金明細(検針票)を用意し、複数の電力会社のシミュレーションサイトで比較してみることをおすすめします。
一度手続きをしてしまえば、その後は基本的に継続的な手間がかからない点も特徴です。Wi-Fiの電源を日々手動で操作するよりも、こうした仕組みの見直しに時間を充てる方が、効率的な家計管理につながると考えられます。
Wi-Fiの電源オフは無理に徹底せず、生活スタイルに合わせた賢い節電を
「夜間だけWi-Fiを切る」という習慣は、確かに1円単位の積み重ねとしては立派な節約意識といえます。しかし、解説してきた通り、得られる経済的メリットは月数十円程度と考えられます。
その一方で、セキュリティー更新の妨げや手間といったデメリットを考慮すると、必ずしもおすすめできる方法とは言えません。家計を守るための節約は、家族全員がストレスを感じず、長く継続できることが最も重要です。
まずは、現在契約している電力プランが自身の生活スタイルに適しているかを確認することが基本です。そのうえで、過度な手間をかけることなく、無理のない範囲で負担軽減につながる仕組みの見直しを検討していくことが望ましいといえるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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