「電気代がもったいない」と、使うたびに“暖房便座”のコンセントを抜く夫。正直不便なのですが、実際どれくらい節約になるのでしょうか?
一方で、毎回コンセントを抜き差しする手間を考えると、実際にどれくらい節約できるのか気になるところです。節約効果が大きければ続ける意味がありますが、金額が限られるなら、別の省エネ方法を考えたほうがよい場合もあります。
本記事では、暖房便座の電気代を試算したうえで、コンセントをこまめに抜く以外の省エネ方法について整理します。
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暖房便座をつけっぱなしにした場合の電気代はどれくらい?
今回は、あるメーカーの暖房便座について、定格消費電力52ワット、電力料金単価31円/キロワットアワーとして試算します。
52ワットは0.052キロワットです。これを1日24時間、30日間使い続けたと仮定すると、電気代は次のようになります。
・0.052キロワット×24時間×30日×31円=約1161円
つまり、定格消費電力のまま1ヶ月つけっぱなしにした場合、単純計算では月約1161円となります。
ただし、これはあくまで定格消費電力をもとにした試算です。実際には、便座の温度設定や室温、省エネ機能の有無などによって消費電力量は変わります。そのため、実際の節約額が必ず月1000円を超えるとは限りません。
使うたびコンセントを抜くと、実際どれくらい節約になる?
暖房便座は、便座を温めるために電力を使います。そのため、コンセントを抜いている時間が長ければ、その間の待機・保温にかかる電気代を抑えることができる可能性があります。
前章では、定格消費電力52ワットの暖房便座を1日24時間、30日間つけっぱなしにした場合、電気代は約1161円になると試算しました。
仮に、「日中は不在が多い」「夜だけ使う」といった理由で、1日の半分程度コンセントを抜いていたとすると、単純計算では電気代も半分程度になります。
つまり、「約1161円÷2=約581円」となり、1ヶ月あたりの節約額は約581円という計算になります。
ただし、再加熱時に電力を多く使う場合もあるため、必ずしも「半分電源を切れば半分節約」となるわけではありません。
また、毎回コンセントを抜き差しする方法には手間もあります。節約額とのバランスを踏まえながら、無理のない方法を考えることも大切です。
フタを閉める、温度を下げるだけでも節約につながる可能性がある
経済産業省資源エネルギー庁は、温水洗浄便座について、省エネ・節電機能を活用することをすすめています。
1日にトイレを利用する時間はごくわずかですが、温水洗浄便座は、いつでも使えるように便座や洗浄水を温め続けています。そのため、使わない時間帯の節電がポイントになります。
同庁の省エネ情報では、貯湯式の場合、フタを閉めた場合と開けっぱなしの場合を比べると、年間約1080円の節約になるとされています。
また、便座の設定温度を中から弱へ一段階下げた場合、冷房期間はオフにする条件で、年間約820円の節約になるとされています。
これから気温が高くなる時期は、暖房便座の設定温度を見直したり、使用しない日は電源を切ったりするだけでも、電気代の節約につながる場合があります。
このように、コンセントを毎回抜かなくても、フタを閉める、設定温度を下げる、タイマー機能やおまかせ節電モードを使うなど、続けやすい方法から見直すことも現実的でしょう。
まとめ
定格消費電力52ワットの暖房便座を、1日24時間、30日間つけっぱなしにしたと仮定すると、電気代は月約1161円という試算になります。また、同条件で、仮に1日の半分程度コンセントを抜いていた場合、単純計算では1ヶ月あたり約581円程度の節約につながる可能性があります。
ただし、実際の消費電力量は温度設定や室温、省エネ機能の有無などによって変わります。そのため、コンセントを抜いた分が、そのまま節約額になるとは限りません。
毎回コンセントを抜く方法には手間もあるため、フタを閉める、設定温度を見直す、省エネ機能を活用するなど、生活スタイルに合った方法を考えることも大切でしょう。
出典
経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 温水洗浄便座
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
