カビ対策でお風呂の「換気扇」を“24時間つけっぱなし”にしています。同居している義母に「電気代がもったいない」と言われましたが、1ヶ月でいくらくらいかかってるのでしょうか?
しかし、家族から「電気代がもったいないから、用が済んだら消して」と言われてしまうと、実際にどれくらいの費用がかかっているのか不安になることもあるかもしれません。
本記事では、換気扇の電気代や、つけっぱなしにするメリットについて分かりやすく解説します。
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目次
浴室換気扇の電気代は1ヶ月でどれくらいかかってる?
多くの人が誤解しがちですが、浴室の換気扇を24時間1ヶ月にわたってつけっぱなしにしたとしても、家計を圧迫するような大きな金額にはなることは基本的にありません。
一般的な浴室の換気扇の消費電力は、機種や強弱設定などによって異なりますが、おおむね10ワットから20ワット程度とされています。これを1キロワットアワーあたり31円という電気料金の目安単価で計算すると、1ヶ月(30日間)連続で稼働させた場合の電気代は、わずか約223円から446円におさまります。
つまり、1日あたりに換算すると7円から15円程度しかかかっていないことになります。もしお使いの換気扇に「24時間換気モード」や「常時弱運転」といった機能が搭載されている場合は、さらに電気料金を安く抑えることが可能でしょう。
ちなみに、家の中にある他の場所の換気扇も同様に電気代が抑えられており、ある試算によれば、トイレの小型換気扇(消費電力約3ワット)なら1ヶ月つけっぱなしでも67円前後、キッチンの大きな換気扇(消費電力約30ワット)でも約670円となっています。
窓を開けるのは逆効果? 密閉空間で効率よく湿気を追い出す節約術
換気扇の電気代が安いと分かっても、少しでも無駄な電力を削りたいと思うのは当然のことです。しかし、良かれと思ってやっている行動が、実は換気効率を低下させて電気代を無駄にしている可能性があります。
効率よく浴室の湿気を排出するためのポイントは、浴室の「窓やドアを閉める」ことです。窓やドアを開け放した状態で換気扇を回すと、空気の逃げ道が複数できてしまい、浴室全体の空気が循環しにくくなります。
その結果、湿気が効率よく抜けずに換気扇の稼働時間が長引いたり、余計な電力を消費したりすることにつながるのです。ドアや窓をしっかり閉めることで空気の通り道がひとつに絞られ、短時間で効果的に室内の空気を入れ替えることができます。
また、エアコンを使用している部屋と浴室が近い場合、浴室の換気を「強」のままにしていると、せっかく冷暖房で快適にした室内の空気が外へ逃げ、外の熱気や冷気が流れ込んできてしまいます。
これによりエアコン側が室温を維持しようと過剰に電力を消費し、住居全体の電気代が上がってしまうかもしれません。エアコン併用時は換気扇を「弱」に設定することも、賢く節約するための重要なテクニックといえるでしょう。
放置すると家の寿命が縮む? カビの発生防止と悪臭カットがもたらす経済効果
電気代を節約するために換気扇をこまめに消してしまうと、長期的には電気代の数十倍、数百倍にも及ぶ大きな損失を被るかもしれません。
浴室に湿気がこもったまま放置すると、頑固なカビや結露が発生する原因になります。カビは見た目の問題だけでなく、お風呂場の壁や裏側の柱といった住宅の重要な構造部分をジワジワと傷ませていきます。
カビや湿気によって住まいが劣化してしまうと、将来的に大規模なリフォームや修繕が必要になり、数十万円から数百万円規模の莫大な出費が必要になることになりかねません。24時間換気を継続することは、こうした住宅の劣化を防ぎ、将来的な修繕費用の発生リスクを抑えるための対策のひとつといえるでしょう。
さらに、カビの胞子が空気中に浮遊すると、それを吸い込んだ人間の健康に悪影響を及ぼすリスクもあります。また、お風呂場やトイレ、キッチンといった水回りは生活臭や嫌なにおいが発生しやすい場所ですが、24時間空気を循環させておくことで、においが壁や布製品に定着するのを防いでくれます。
まとめ
浴室の換気扇は、月々数百円程度の電気代で利用できる場合が多く、カビ対策や住宅を良好な状態で維持するための役割を担っています。「もったいない」と指摘されたときは、1日たった数十円程度で、将来のカビ取り費用の節約や家のリフォーム費用を浮かせているのだと説明すれば、納得してもらえるはずです。
ただし、24時間ずっと稼働させ続けるためには、適切なお手入れも欠かせません。定期的に掃除機でホコリを吸い取ったり、水洗いをしたりして清潔に保つことが大切です。正しく手入れをしながら上手に24時間換気を活用し、家計に優しく清潔で快適な暮らしを維持していきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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