7月になったばかりなのに、暑がりの父はすでに実家のエアコンを“1日中つけっぱなし”にしています。母は電気代を心配していますが、1ヶ月続けた場合、いくらくらいになるのでしょうか?

配信日:
この記事は約 4 分で読めます。
7月になったばかりなのに、暑がりの父はすでに実家のエアコンを“1日中つけっぱなし”にしています。母は電気代を心配していますが、1ヶ月続けた場合、いくらくらいになるのでしょうか?
「エアコンを1日中つけっぱなしにしたら、1ヶ月の電気代が大幅に増えるのではないか」と心配になる方もいるかもしれません。しかし、近年のエアコンは省エネ性能が向上しており、24時間つけっぱなしでも、電気代が想像以上に高額にならないケースもあります。
 
本記事では、エアコンを1日中つけっぱなしにした場合の1ヶ月の電気代の目安を紹介するとともに、電気代を抑えられるケースや、節約につながるポイントについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

夏のエアコン1日中つけっぱなしの電気代は1ヶ月でどれくらい?

今回のケースでは、7月に入ったばかりだというのに、暑がりの父が実家のエアコンを1日中つけっぱなしにしているということです。熱中症対策としては安心ですが、実際にエアコンを24時間つけっぱなしにすると、1ヶ月の電気代はどのくらいになるのでしょうか。
 
エアコンの消費電力を600W、電気料金単価を31円/kWhと仮定した場合、電気代は1時間あたり約18.6円です。これを24時間換算すると1日あたり約446円となり、1ヶ月(30日間)ベースで計算すると、約1万3400円になります。
 
ただし、エアコンは常に最大出力で運転しているわけではありません。部屋が設定温度まで冷えると、エアコンはその温度を維持するために出力を抑えた運転へ切り替わるため、消費電力も小さくなる傾向があります。
 
民間の調査では、室外の最高気温が32度の環境でエアコンを24時間つけっぱなしにした場合、1日当たりの電気代は130円程度という結果も示されています。この結果を基に試算すると、1ヶ月(30日間)では約3900円となり、およそ4000円が目安となります。
 

こまめに消すよりつけっぱなしの方が電気代を安く抑えられる理由

エアコンを使う際、多くの人が悩むのが「こまめに消す」のと「つけっぱなし」のどちらが安くなるのかという点でしょう。30分程度の短い外出や買い出しであれば、つけっぱなしにしておく方が電気代を安く抑えられる可能性があります。
 
なぜならエアコンは、運転を開始してから室温が設定温度に達するまでの間に最も多くの電力を消費するためです。エアコンは部屋を冷やすために大量の電力を消費し、設定温度に達した後は、その温度を維持するために少ない電力で運転を続けます。
 
例えば、30分程度の外出だからといってエアコンを一度切ると、その間に室温が上昇し、再び冷やすために多くの電力を消費する可能性があります。
 

エアコンの電気代を抑えるための3つの具体的な節電対策

エアコンを使用する際は、日頃の使い方を少し工夫するだけで電気代を抑えられる場合があります。ここでは、すぐに実践できる節電のポイントを3つ解説します。
 

(1)風量の設定を「自動」にする

電気代を節約しようとして最初から「微風」や「弱」に設定すると、部屋が冷えるまでに時間がかかるため、かえって電気代が増える場合があります。風量を「自動」に設定すれば、部屋が冷えるまでは強めの風量で運転し、その後は自動で風量を抑えるため、無駄な電力消費を抑えやすくなります。
 

(2)2週間に1回を目安にフィルターを掃除する

フィルターにホコリがたまると冷房効率が低下し、余分な電力を消費する原因になります。経済産業省資源エネルギー庁によると、フィルターが目詰まりしたエアコン(2.2kW)とフィルターを清掃した場合の比較では、年間約990円の節約になるとされています。
 

(3)室外機の周辺環境を整える

室外機の周りに物を置いたり、直射日光が当たって室外機自体が熱くなったりすると、熱を排出する効率が落ちて消費電力が増えることがあります。すだれなどで日よけを作ったり、周囲を片付けたりして風通しを良くしましょう。
 

電気代を抑えつつ適切にエアコンを利用して快適に夏を乗り切ろう

電気代を気にして冷房の使用を控えすぎると、熱中症のリスクが高まる可能性があります。健康を損なうと、結果として医療費などの負担が大きくなることも考えられます。暑さが厳しい日は無理に使用を控えず、適切にエアコンを活用することが大切です。
 
風量設定を自動にすることや、定期的にフィルターのホコリを取り除く、室外機の周りをすっきりさせるといった日々の小さな工夫を積み重ねることで、エアコンの運転効率が向上し、家計への負担を抑えることにつながる可能性があります。
 
正しい知識を身につけ、無理のない範囲で賢く節電に取り組みながら、夏の暑さを健康かつ快適に乗り切っていきましょう。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 エアコン
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu

LINE