副業している人は実際にどんな仕事をして、どのくらい副収入を得ているの?
配信日: 2019.09.13 更新日: 2024.10.10
そこで、今注目されているのが「副業」。働き方改革で大手企業が続々と副業解禁を発表するなど、世の中には「副業」への関心が高まっています。副業を行っている人は実際にどのような副業を行っているのか、どのくらい副収入を得ているのか気になりますよね。
物置のシェアリングサービス「モノオク」を運営するモノオク株式会社(本社:東京都渋谷区)は、モノオクのスペースホスト(同シェアリングサービスを使いスペースを提供して収入を得ている人)に、副業に関する実態調査を実施しました。早速結果を見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
経験がある副業は「フリマアプリ」での販売が1位
まず、実施経験のある副業を尋ねると、最も多かったのは「フリマアプリ(59.3%)」で、不用品の販売で収入を得たことがあるという人が6割ほどいるようです。中には安く海外で購入したものや手作り品をフリマアプリで販売している人もいるかもしれません。
「株・FX・仮想通貨(46.1%)」がそれに続きます。その次が自宅のスペースを駐車場や物置などに貸す「スペースシェア(41.3%)」ですが、今回の調査対象なので少し多くなっているかもしれません。他には「アンケートモニター(37.1%)」「ポイントサイト(32.1%)」という回答も多く見られました。
副業を行う理由を尋ねると、88.6%が「収入を増やしたいから」と回答しました。当然といえば当然ですよね。他には、「時間を有効活用したいから(50.3%)」「スキルや経験の幅を広げたいから(24.0%)」という回答が見られました。
家でやることもないならば、その時間に収入が得られる活動をしたり、スキルを活かした副業をすることで次の仕事につなげようと考えたりと、前向きな理由で副業をしている人もいるようです。
副業経験者の半数以上が副業で月1万以上を稼ぐ
副業でどのくらいの収入を得ることができているのかが、一番気になるところですよね。平均額は「月5000円未満」が31.7%で最も多く、続いて「月1万円~3万円(24.0%)」「月5000円~1万円(16.8%)」という結果となりました。
やはり月1万円以下が多いのかと思いきや、「月3万円~5万円」「月10万円以上」という回答もそれぞれ約10%あり、51.6%と半数以上が副業で月1万円以上の収入を得ていることがわかりました。
副収入の主な使い道は、「普段の生活費として使う」が41.7%で最も多く、次いで「貯金する(23.8%)」という結果になりました。「旅行や外食などの娯楽に使う」「欲しかったものを買う」は10%程度で、日々の生活で足りない分を補ったり、将来のために貯金するという堅実な回答が多い結果となりました。
本業に影響なく、リスクを避けるのが副業のポイント
副業を行う上で重視していることを聞くと、最も多い回答が「空き時間でできることを行う(73.2%)」で、「本業に支障がないものを行う(56.5%)」「コストをかけずにできることを行う(49.4%)」と続きました。
これらの結果から、本業があくまでメインであり、隙間時間を使ってできるリスクがない副業を行っていることがうかがえます。
今後も副業を続けたいかという問いには、98.0%が「続けたい」と回答しました。本業以外のことで1円でもお金を得られると、とてもうれしいものです。また、副業を始めることで自分の隠れた能力を見いだすことができ、将来的に定年退職後の収入源になるかもしれません。
リスクを取らない限りは生活に明るい気持ちをもたらす「副業」。まずは、捨てたらゼロ円の不用品やもう使わないものを売ることから検討してみては?
※モノオク株式会社「副業に関する実態調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部