家計の節約を考えるならデビットカードがおすすめ。クレジットカードにはない魅力って?

配信日: 2019.09.29 更新日: 2024.10.10

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家計の節約を考えるならデビットカードがおすすめ。クレジットカードにはない魅力って?
「多くの現金を持たずに、買い物を楽しみたい」
そういうときにおすすめなのが、デビットカードです。クレジットカードを持てない学生や主婦でも、審査なしで作ることができて、加盟店で自由に使えます。
 
VISAやJCBなどのブランドデビットカードなら、国内に限らず海外の加盟店で利用することもできます。
杉浦詔子

執筆者:杉浦詔子(すぎうらのりこ)

ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント

「働く人たちを応援するファイナンシャルプランナー/カウンセラー」として、働くことを考えている方からリタイアされた方を含めた働く人たちとその家族のためのファイナンシャルプランニングやカウンセリングを行っております。
 
2005年にCFP(R)資格を取得し、家計相談やセミナーなどのFP活動を開始しました。2012年に「みはまライフプランニング」を設立、2013年よりファイナンシャルカウンセラーとして活動しています。
 

デビットカードとは?

多くの銀行で、預金口座にデビット機能が付いたデビットカードを作ることができます。デビット機能を使うと、買い物や食事などで利用した代金を、即時に口座から引き落とすことができます。
 
カード加盟店で買い物や食事などの料金を支払うとき、クレジットカードのようにデビットカードを提示すると、料金が銀行口座から引き落としされ、支払いが完了します。デビットカードを持っておけば、支払い額が不足したときに慌ててATMを探して現金を引き出す必要はなくなります。
 
なお、クレジットカードの場合は、1月分まとめて口座からの引き落としになりますが、デビットカードは即時決済のため、支払い額より口座残高が少ないと支払うことができません。
 
日本ではJ-Debit(ジェイデビット)がこれまでのデビットカードの中心でしたが、近年VISAやJCBなどの国際ブランドのカードが発行されるようになり、利用者が増えています。

原則審査不要が魅力

デビットカードを作成するときは、自分が保有する銀行口座からの引き落としにするため、クレジットカードのような審査は原則不要です。そのため、専業主婦や学生でもデビットカードを持つことができます。
 
ブランドデビットカードなら、友人とのショッピングやランチなどの普段使いはもちろん、多くのネット店舗でも使うことができます(J-Debitが利用できるネット店舗は限られます)。
 
海外旅行でもブランドデビットカードは活躍します。それは、海外のATMで現地通貨を引き出すことが可能だからです。海外旅行に行くために、事前に旅行先で使う金額を計算して、必要額のすべてを両替しておく必要もありません。
 
ブランドデビッドカードがあれば、海外旅行中に現金が必要になったときにも、現金を確保することができます。なお、海外での利用には手数料がかかることもあります。

クレジットカードより使い過ぎない

実は、専業主婦や学生でも持てるクレジットカードはあります。それは、安定した収入がある夫や父親が保有するクレジットカードを、家族が使えるように発行してもらう「家族カード」です。
 
家族カードの利用限度額は、カード契約者本人のクレジットカード利用限度額の範囲内です。夫のクレジットカード利用限度額が100万円の場合、夫と家族のそれぞれの利用額を合算し100万円まで利用できるのです。
 
クレジットカードは、うっかり使い過ぎて後日支払いに苦しむこともありますが、デビットカードなら銀行口座から即時に引き出されるため、支払えないほどに使い過ぎることもありません。
 
審査不要で、便利に使え、使い過ぎないデビットカード。銀行によっては特典が付くこともあるので、まずは一度使ってみてはいかがでしょうか?
  
執筆者:杉浦詔子
ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント

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