育休が明けて仕事復帰が不安。復帰後の働き方のパターンとは?

配信日: 2020.09.05 更新日: 2024.10.10

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育休が明けて仕事復帰が不安。復帰後の働き方のパターンとは?
出産後、赤ちゃんとの生活に慣れたころに気になってくるのが、産後の仕事復帰。朝も夜も途切れない激務の“赤ちゃん育児”の最中では、仕事との両立が「すごく大変そう」「無理かも」という漠然とした不安に襲われるかもしれません。
 
そんな時は、仕事復帰後の働き方のパターンを知ることで、少し気持ちを落ち着かせてみませんか。パートナーをはじめ、あなたの仕事復帰をサポートしてくれる周囲の協力者の存在も、復帰への大きな力になります。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

代表的な復帰後の5つの働き方

お勤めの職場によって、導入の可否はありますが、自身のキャリアプランとライフスタイルを組み合わせて、「自分の理想の働き方」は考えておきたいところ。
 
いざ、復帰になった時に、「こんなはずじゃなかった」を減らしていきましょう。
 
1.出産前と変わらない、バリキャリ路線
2.残業なしのフルタイム正社員
3.時短制度を活用した正社員
4.契約社員、派遣社員、パートなどへの雇用形態の変更
5.在宅ワークやフリーランスで独立

1.出産前と変わらない、バリキャリ路線

出産前と大きくスタイルを変えず、残業や出張をこなす働き方。自身のキャリアを追求できるので、やりがいはこれまでと同様に感じることができます。ただ、母としての役割もあるため、時間に追われることは承知しておく必要があります。
 
問題になってくるのが子どものお世話。保育園の送り迎えや食事の準備・介助、入浴などをパートナー・ご両親などの家族と役割分担していく必要があります。万全を期すために、ベビーシッターなど、外部委託できる所も調べておくと安心です。
 
ファミリーサポートという、自治体などが運営する相互援助活動を行う制度があります。手軽な利用料金で送迎などをお願いできます。

2.残業なしのフルタイム正社員

フルタイムの正社員として勤務するけれど、残業や出張はしないというスタイルの働き方もあります。この場合、大切になってくるのは職場との関係です。話し合いで、残業をしないなどの旨を取り決める必要があります。
 
職場の人に仕事をお願いする場面も多くなるでしょうから、人間関係に配慮することも大切になります。

3.時短制度を活用した正社員

正社員として勤務するけれど、就業時間が短くなるのが時短勤務です。時短勤務の制度が整っている企業が増加しているので、産休に入る前などに確認しておくと安心です。
 
当然の権利として利用するよりも、同僚の協力に感謝しながら、人間関係に配慮することも重要になります。

4.派遣社員、パートなどへの雇用形態の変更

育休前と違う職場で働くという選択肢もあります。派遣社員やパートなどは、育児中の女性に時間的な配慮や勤務スケジュールを組んでくれる場合もあるので、働きやすいと感じることもあるでしょう。
 
ただ、求職中という立場では、保育園への入園審査で優先度が下がってしまうことが考えられます。その場合は、認可保育園への入園が難しくなったり、希望の園に入れなかったりという事態も想定しておきましょう。
 
認可保育園への待機人数などを自治体に確認しておくと、状況がわかります。

5.在宅ワークやフリーランスで独立

スキルや技術がある場合、自宅で仕事をするという選択肢もあります。これまでの職場の仕事を外部委託として受注したり、フリーランスとして仕事を見つけたりできます。
 
自分の都合の良い時間に仕事ができるのが、最大の利点です。ただ、生活が不規則になったり、収入が安定しなかったりすることも考えられるので、注意が必要です。

育休中にいろいろな働き方を検討してみよう

育休中は、赤ちゃんのお世話に追われて、自分の時間確保は難しいと思います。しかし、仕事復帰すると、もっと時間に追われて他の働き方を検討する余裕もないかもしれません。
 
育休中の赤ちゃんのお昼寝中など、時間を見つけていろいろな可能性を検討して、「自分らしい働き方」を見つけてくださいね。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表

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