年収500万円稼ぐ男性は日本にどれくらいいる?
配信日: 2021.11.01
ここでは、年収500万円以上稼ぐ男性や女性の割合について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年収500万円の手取り
年収500万円でも、全額が手元に入るわけではありません。所得税や住民税、社会保険料などが引かれます。年収500万円の場合、税金や社会保険料の合計は約100万円です。そのため、手取り額は400万円程度になります。
ただし、扶養家族の有無など条件によって控除が変わります。そのため、世帯ごとに手取り額が前後しますので注意してください。
年収500万円以上稼ぐ男性の割合・推移
国税庁「民間給与実態統計調査(令和2年分)」の「給与階級別給与所得者数・構成比」によると、1年を通じて勤務した給与所得者5245万人内、男性(3076万7000人)で、年収が500万円を超える人の割合・推移は図表1のとおりです。
【図表1】
年収が500万円を超える男性の割合 | ||||
---|---|---|---|---|
平成28年分 | 平成29年分 | 平成30年分 | 令和元年分 | 令和2年分 |
41.1% | 42.8% | 44.0% | 44.0% | 43.1% |
また、年収が500万円台の男性の割合と推移は、次のようになります。
【図表2】
年収が500万円台の男性の割合 | ||||
---|---|---|---|---|
平成28年分 | 平成29年分 | 平成30年分 | 令和元年分 | 令和2年分 |
12.8% | 13.3% | 13.5% | 13.5% | 13.4% |
令和2年分のデータを見ると、年収が500万円を超える男性はおよそ5人に2人の割合です。また、年収が500万円台の男性はおよそ7人に1人の割合となります。
年収500万円以上稼ぐ女性の割合・推移
国税庁「民間給与実態統計調査(令和2年分)」の「給与階級別給与所得者数・構成比」を基に、女性(2167万9000人)の割合についてもみてみましょう。図表3は、年収が500万円を超える女性の割合です。
【図表3】
年収が500万円を超える女性の割合 | ||||
---|---|---|---|---|
平成28年分 | 平成29年分 | 平成30年分 | 令和元年分 | 令和2年分 |
10.7% | 11.3% | 12.2% | 12.6% | 12.1% |
また、年収が500万円台の女性の割合と推移は、図表4のようになります。
【図表4】
年収が500万円台の女性の割合 | ||||
---|---|---|---|---|
平成28年分 | 平成29年分 | 平成30年分 | 令和元年分 | 令和2年分 |
5.0% | 5.4% | 5.6% | 5.5% | 5.7% |
令和2年分データを見ると、年収が500万円を超える女性はおよそ8人に1人の割合で、年収500万円台の女性はおよそ18人に1人の割合です。男性の割合と比べると、どちらも半分以下になります。
年収500万円以上稼ぐ男女の割合・推移
同じデータを基に、男女計の年収が500万円を超える割合と、年収500万円台の割合についてもみてみましょう【図表5】【図表6】。
【図表5】
年収が500万円を超える男女の割合 | ||||
---|---|---|---|---|
平成28年分 | 平成29年分 | 平成30年分 | 令和元年分 | 令和2年分 |
28.6% | 30.0% | 30.9% | 30.6% | 30.3% |
【図表6】
年収が500万円台の男女の割合 | ||||
---|---|---|---|---|
平成28年分 | 平成29年分 | 平成30年分 | 令和元年分 | 令和2年分 |
9.6% | 10.1% | 10.2% | 10.1% | 10.2% |
令和2年分のデータを見ると、1年を通じて勤務した給与所得者のうち年収が500万円超える人はおよそ3人に1人の割合で、年収500万円台の人はおよそ10人に1人の割合となります。
給与所得者の男性のうち約5人に2人が年収500万円以上を稼ぐ
国税庁「民間給与実態統計調査(令和2年分)」によると、給与所得者の男性のうち43.1%(令和2年分)の方が年収500万円を超えています。およそ5人に2人の割合です。「年収500万円以上稼ぐ男性は多い」と感じたのではないでしょうか。
現在、年収500万円未満の方は年収を500万円に近づける方法を、年収500万円台の方はさらに稼ぐ方法について、この機会に考えてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部