更新日: 2021.11.01 年収

年収500万円の会社員は日本にどれくらいいる?

年収500万円の会社員は日本にどれくらいいる?
「日本には年収500万円の会社員はどれくらいいるのか知りたい」「平均給与はどれくらいか教えて」など周囲の人の年収が気になる方も多いのではないでしょうか。
 
ここでは、年収500万円台や年収500万円を超える会社員の人数や割合について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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2020年の平均給与は433万1000円

 
国税庁の「民間給与実態統計調査(令和2年分)」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の1人あたりの平均給与は433万1000円でした。前年比マイナス0.8%となっています。男女別の「平均給料・手当」「平均賞与」「平均給与」の内訳は、図表1のとおりです。
 
【図表1】

令和2年分 平均給料・手当 平均賞与 平均給与
男性 449万4000円
(前年比+0.1%)
82万8000円
(前年比−8.6%)
532万2000円
(前年比−1.4%)
女性 253万8000円
(前年比+0.4%)
38万8000円
(前年比−8.9%)
292万6000円
(前年比−1.0%)
368万5000円
(前年比+0.7%)
64万6000円
(前年比−8.1%)
433万1000円
(前年比−0.8%)

※国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」より
 
男性の平均給与は532万2000円、女性の平均給与は292万6000円でどちらも平均賞与の落ち込みが響き、前年比でマイナスです。
 

年収500万円の手取り

 
では、年収500万円の人について見ていきましょう。一口に年収500万円といっても、その手取りは、年収から所得税や住民税、社会保険料などを引いた金額です。年収500万円の税金や社会保険料は約100万円となるため、手取りはおよそ400万円ほどになります。ただし、独身や既婚、扶養家族の有無などによって控除額が変わるため、同じ年収500万円でも、状況によっては手取りが増減する可能性があります。
 

年収500万円の会社員の割合

 
国税庁の調査によると、給与所得者5245万人のうち年収500万円台の方は536万6000人(10.2%)、年収が500万円を超える方は1588万5000人(30.3%)です。10人に1人が年収500万円台で、3人に1人が年収500万円を超えていることが分かります。
 
ここでは、年収500万円台と年収500万円を超える会社員の人数と割合について、詳しく確認していきましょう。
 

年収500万円台の会社員

 
国税庁の「民間給与実態統計調査(令和2年分)」によると、1年を通じて勤務した給与所得者5245万人(民間事業所の源泉徴収義務者、非正規を含む)のうち、年収500万円台の人数と割合は図表2のとおりです。
 
【図表2】

人数 割合
男性 413万8000人 13.4%
女性 122万8000人 5.7%
536万6000人 10.2%

※国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」より
※年収500万円超600万円以下
 
男性はおよそ7人に1人、女性はおよそ18人に1人、全体では10人に1人が年収500万円台です。
 

年収500万円以上の会社員

 
次に、国税庁の「民間給与実態統計調査(令和2年分)」のデータから、年収が500万円を超える会社員の人数、割合についても見てみましょう。以下は、1年を通じて勤務した給与所得者5245万人のうち、年収が500万円を超える男女それぞれの人数と割合です。
 

人数 割合
男性 1326万1000人 43.1%
女性 262万3000人 12.1%
1588万5000人 30.3%

※国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」より
 
年収が500万円を超える方の割合は、男性がおよそ5人に2人、女性がおよそ8人に1人、全体では3人に1人の割合です。
 
また、年収が1000万円を超えるのは男性が216万9000人(7.1%)、女性が23万7000人(1.1%)、全体では240万6000人(4.6%)となります。
 

会社員の10人に1人が年収500万円台

 
1年を通じて勤務した給与所得者5245万人のうち、およそ10人に1人が年収500万円台、そして3人に1人が年収500万円を超えています。国税庁の調査における「給与所得者」は非正規を含むため、正社員に限定した場合はさらに高い数値になることが予想されます。
 
自身の年収と比べるだけでなく、副業や投資、スキルアップなど収入を増やす方法についても考えてみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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