更新日: 2021.12.10 年収

東京都の国家公務員は冬のボーナスと年収をどれくらいもらっている?

東京都の国家公務員は冬のボーナスと年収をどれくらいもらっている?
国家公務員は民間企業と比べると、とてもよい給与をもらっているイメージがありますが、年収やボーナスはどれくらいなのでしょうか。
 
本記事では、東京都の国家公務員の年収と、冬のボーナスについて詳しく解説します。国家公務員の給与の仕組みや、ボーナスの支給日なども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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国家公務員の給与の仕組み

国家公務員の給与水準や、そのほかの待遇に関する条件などは、「人事院規則」により決められています。
 
国家公務員一般行政職は、「行政職俸給表」により給与が決定されます。職務の級ごとに「1~10級」まで設けられており、職務内容や管理職にふさわしい額の給与が支給される仕組みです。
 
人事院では、国家公務員の給与など勤務条件の決定について、その責務を適切に果たすように努めています。「給与勧告の仕組み」「職種別給与実態調査の結果」なども人事院のホームページに掲載されていますので、いつでも閲覧可能です。
 
国家公務員給与の実態調査には、国家公務員の初任給の変遷、諸手当の概要なども掲載されています。民間給与の実態も、誰でも調査結果を閲覧可能です。
 

東京都の国家公務員の年収

東京都の国家公務員の平均給与額は、令和3年8月に人事院より出された「国家公務員給与の実態」によると、全職員の平均給与月額で41万4729円です。令和2年度の平均給与と比べると、1474円減少しています。
 
したがって、国家公務員の年収は、ボーナスを除いた給与のみで計算すると、497万6748円であることが分かりました。
 

東京都の国家公務員の冬のボーナスはどれくらい?

国家公務員のボーナスは、2年連続で下げ幅0.15ヶ月とし、年間のボーナス支給額は4.30月分となることが人事院から発表されました。東京都の場合、ホームページ上で6月30日に2.275月分の夏のボーナスを支給したことを発表しています。
 
年間のボーナス支給額である4.30月分を、2.275月から差し引くと、冬のボーナスは2.025月分です。
 
全職員の平均給与月額41万4729円を参考に、ボーナス支給額を計算すると、今年の冬のボーナスは83万9826円だと考えられます。
 

国家公務員のボーナス支給日は?

国家公務員は、法律によりボーナス支給日が決められています。今年のボーナス支給日は、夏が6月30日、冬は12月10日です。支給日が土日の場合は、前の週の金曜日がボーナス支給日です。
 
国家公務員は、ボーナス支給日と基準日の2つがありますが、それぞれの違いについて見ていきましょう。
 

ボーナス支給日と基準日の違い

国家公務員のボーナス支給日は、法律により夏が6月30日、冬が12月10日と定められています。法律が変わらない限り、ボーナス支給日は変わりません。
 
一方、ボーナス基準日とは、ボーナスを支給する「基準を規定した日」のことをいいます。
 
夏は6月1日、冬は12月1日に在職する国家公務員に対して、支給基準にもとづいてボーナスが支給されることが決定します。支給基準と聞くと、ボーナスをもらうための基準が厳しいのかと思われがちですが、普通に働いていれば満額支給です。
 
仮に、育児休暇を取得したり、病気で入院したりして、休職していた期間があった場合は、その期間分のボーナスが下がる仕組みです。
 

国家公務員の年収やボーナスは金額が発表される

国家公務員の給与やボーナスは、民間企業とは違い人事院より金額が公開されます。今年の全職員の平均給与月額は41万4729円であり、ボーナス支給額は4.30月分です。
 
また、ボーナス支給日や基準日もしっかりと決められており、東京都のホームページによると、夏のボーナス支給額が2.275月分であることを発表していました。冬のボーナスの予定額は2.025月分ですが、もしかしたら変わる可能性もあります。
 
ただ、支給日は12月10日と定められているうえ、支給されたら東京都で発表がありますので、冬のボーナスの報道資料が公開されたら、ぜひチェックしてみてください。
 
出典
人事院「国家公務員給与の実態」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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